20年くらい前、「碁盤石は今もありますか?」そんな質問が我が家にありました。
県外の方で、あまり全国ではメジャーで無い、菅江真澄を知っている人がいる事に
驚きました。
その時、「今は何処にあるのかわかりません」 と私は返事をしました。
私は特に囲碁に興味も無く、菅江真澄の書いた碁盤石の事は知ってはいましたが、
ただそれだけ、近所の囲碁の好きなオジサンに話したら、早速、探しに行こうとの事。
雪解を待ち、3月、山に年数回、3年くらい、通った気がします。
結局、見つける事が出来ませんでした。
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新譯 菅江翁男鹿遊覧記 (恩荷奴金風) 男鹿史志刊行会 より
いざ皈ろうと、岩を伝い山脚下って来たとき、その石の中に碁盤石といって、
四角な大石の面を磨いたように、聖目(ひじりめ 十九道)の形が自然に備っていた。
これは仙人でも来て、囲碁をしたところかと、皆が佇み見た。
ここに来て、、つま木(折り切った薪)樵る男が、斧の柄も、朽ちぬばかりに、
見つつかたらう。
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10年前くらいに、囲碁の好きな人に山に何回か碁盤石を探しに行った話をしたところ
「仙人が囲碁をした」その意味を、教えていただきまし.た。
囲碁の別称を爛柯(らんか)ともいうそうで、斧の柄が腐るというような意味、
中国の昔話、山の中で仙人が囲碁をしているところを見ていた木こりが、
自分の斧の柄を見たら腐って、長い年月が経っていた。
村に帰っても、家族や知っている人もいなく、浦島太郎のような話です。
菅江真澄が中国の昔話を思い出し、山の中で仙人の囲碁を見ている木こり、
こんな光景を想像し、碁盤石の事を書いたのではと思いました。
楽しいことをしていると思わず時間を忘れてしまう、そんなことはありますね!
囲碁や将棋をする人は、気をつけて下さい。
スマホでゲーム、時間を忘れて・・・、
楽しい時、時間はどんどん過ぎて行きます。
ところで、数年前、その碁盤石を見つけ人がいました?
場所は秋田県立図書館、五里合の人が50年くらい前に書いていたそうで、
滝の頭の池の中にあり、渡部斧松が水を引く前に池は無く、
今は池の中に眠っているよう、そんな記載があったそうです。
山ではなく、池の中を探さねば!!
もし見つけたら、大発見、全国から碁打が集まるかもしれません。
滝の頭、仙人の碁盤、どんな石なのか?見たいですね!! |
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後で滝の頭、池の碁盤石がありそうなところ画像UPします。 |
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