クロモウミウシ
Aplysiopsis nigra (Baba, 1949)








  採集年月日  2017年 5月 25日    採集場所海水温  18℃    
 大きさ    35mm
 えさ      不明
 特徴     「ヒロの海」で見つける。(2016年7月21日)
        今までヒメクロモウミウシは何回か観察しているが、
        大きさが大きいので、違うような感じがして採集した。

        ビデオ撮影して、突起がヒメクロモウミウシとクロモウミウシは、
        どう違うのか?観察したところ、白い線が多いような気がしました。
        はっきり判らなかった。
        
        『相模湾産後鰓類図譜』ではクロモウミウシより記載が無く、
        探したところ、『富山湾産後鰓類図譜』でヒメクロモ、クロモ、
        両方の記載を見つける事が出来ました。

        「〜体形および鰓突起内面の樹枝状脈肋はトヤマモウミウシにほぼ同じ〜」
        最下画像の鰓突起内面の模様が樹枝状脈肋ではと考え、
        突起の外側は白線であり、樹枝状の模様は無いよう。
        脈肋とは白い部分を言うものかわかりませんが?
        眼域が白がヒメクロモ、クロモは樹白色。
        ヒメクロモウミウシとの決め手は眼域の違い。

        また、鰓突起の特徴として先端がヒメクロモウミウシより丸い感じで、
        先端部の色も少し違うと感じました。


            2日後に元の採集場所へ帰しに行ったところ、もう一個体観察。