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2006年 7〜12月 

    6月  27日
  朝から雨、畑に水やりもいらないので、たまにいい雨です。
 ところで25日、
あんぷら畑の草取りをしました。
 そして、無農薬の我家の畑では
あんぷらてんとう虫とりも必要です。
  ↓画像は今年植えた
あんぷらの花です。
 左の白っぽい方が男爵、右の紫色がメークインです。

 記録係 「昨日はいろんな模様の
てんとう虫がいたよ」
 飼育係 「ぼく、見てみたい、
てんとう虫とりする」
  一緒に畑の虫とりをしてくれる、カワイイ飼育係。
 記録係 「あれ、ふつうの
てんとう虫って名前なんて言うんだっけ」
 広報係 「ふつうの
てんとう虫?」
 記録係 「ほら、畑にいっぱいいる
てんとう虫
 広報係 「じゃあ、ふつうの
うみうしって、名前、知ってる?」
  さすが、逆に聞かれてしまった。結局、昆虫にくわしい広報係から
 名前を聞き出すことは出来なく、飼育係と二人、図鑑で探す。

  飼育係が採集の
てんとう虫は10匹、正義の味方「ナミテントウ」、
 葉を食い荒らす悪党「オオニジュウヤホシテントウ」、2種のようです。
  飼育係に今年の自由研究は
てんとう虫にしたらと聞いたところ、
   「え・・・、てんとう虫、食べるの、ぼく、いやだ!」 
 研究者は大変です。

  ※ 
あんぷらがわからない方は 2004年 6月 2日、5日の日記をご覧下さい。

男爵      メークイン


さて、ふつうのてんとう虫の名前わかりますか?
オオニジュウヤホシテントウより、ナミテントウの方が多いのにはビックリ
走り回るてんとう虫の撮影は大変でした



    6月  21日
  ヒドロ虫の名前がわからなかったので、水産無脊椎動物研究所の
 しつ問コーナーへ聞いてみました。
  フカウラヒドラ、キタエダウミヒドラと池田先生から教えてもらいました。
 フカウラヒドラは北海道、青森、佐渡の日本海がわにいるようです。
 ホームページで探して見たら、水生生物雑記帳さんのページにもありました。
  キタエダウミヒドラはホームページには一つもありませんでした。
 池田先生から教えてもらった「日本海岸動物図鑑T」を秋田県立図書館へ
 見に行ってきましたが、そっくりでした。
 図鑑には、北海道と書いていたので、男鹿で見つけたらすごいことかもと、
 記録係に言われました。
  ぼくがはじめて見つけた時は、ワカメの根に付いていました。
 1mmくらいのヒドロ花があったのでわかりましたが、
 花が無かったら海そうと区別がつかないので、わからないと思います。
  4月にはたくさんあったヒドラ島でも、今は両方とも見つけられません。
 来年の冬が楽しみです。                          し育係


フカウラヒドラ
(コザクラミノウミウシが食べた)


キタエダウミヒドラ
(このヒドロ虫からコザクラミノウミウシ、ピリカミノウミウシ、他、不明2種を採取)

2月20日、3月27日、4月19日のヒドロ虫です



    6月  16日
  今、我家では水槽が二つあります。
 一つは、うみうしの水槽ですが、もう一つはウミフクロウが入っています。
  飼育係、はじめて見つけ、「カワイイナ」と、
 そして、「ウミフクロウ、ヒトエガイも仲間だよ」と名前が出てきました。
  ところがこの時、採集のうみうしはサガミミノウミウシ、一種一個体、
 つまり、採集バケツの中はウミフクロウとサガミミノウミウシだけ、
 そして、フタをしようと見たらサガミミノウミウシを一口でパクり、
 一瞬の出来事でした。 (外見のカワイイのは要注意)
 バケツには数本のピンクの鰓突起が残っただけです。
  帰ってから本で調べたら何でも食べそう、そこで実験、
 うみうしのえさ用の冷凍アサリを入れたら、すぐ噛み付いて来ました。
  結局、うみうし水槽にも入れられず、小さな水槽へ、
 ところで、うみうし水槽のオオタマウミヒドラですが、アカエラミノウミウシに
 食べられてほとんど無くなってしまいました。
 もともと、うみうしのエサ用に捕ってきたものですが、もっと観察したかったので
 チョット残念です。                             記録係

ウミフクロウ 6cm  画像左上が食べられたサガミミノウミウシ
 Pleurobranchaea japonica(Thiele, 1925)
背楯目(はいじゅんもく) ヒトエガイ、ホウズキフシエラガイの仲間


冷凍のアサリを食べています


    6月  12日
  先日、県立図書館に行って帰ってきたのが、夜8時ころでした。
 帰ったらすぐ、飼育係は水槽の観察日記を書きます。
  8年くらいになる、この観察日記は広報係の時から続いているもので、
 我家では、日記を書かなければ、晩ご飯は食べられない事になっています。
  水槽観察中の飼育係 「
たいへん〜 クラゲだクラゲ!!」 大きな声。
 水槽の中には20個体ぐらい、1mmくらいの小さなクラゲ、
 そこで私、記録係の出番です。
 水槽の前にカメラの準備 OK、います、クラゲ芽にはたくさんのクラゲ
 傘の口の方が茎に付いているようです。 スゴイです。
 昨年もこの瞬間をねらっていたのですが、クラゲ芽は大きくなりませんでした。
 ビデオカメラで2時間の撮影、終了は11時過ぎでした。
 ついに、クラゲ芽からはなれるオオタマウミヒドラの撮影に成功!! ヤッター
  さて、このクラゲのオオタマウミヒドラはポリプに変態するのかな?
 さっそく、県立図書館から借りてきた「クラゲガイドブック」で飼育係と二人、
 勉強中ではありますが、ムズカシイです。  おわかりの方は教えて下さい。
  オオタマウミヒドラのクラゲはとにかくカワイイです。
 ヒドロ虫とホヤにハマッタ、
うみうしファミリーでした。           記録係
 

ポリプのオオタマウミヒドラ基部、クラゲ芽から遊離するオオタマウミヒドラ(クラゲ)
オオタマウミヒドラはクラゲ世代とポリプ世代を持つヒドロ虫


傘径やく 1.5mm  
男鹿半島では今の季節、オオタマウミヒドラ
エダアシクラゲはプランクトンネットで採集できます



    6月  7日
  今日は早朝、雷様の音がと思っていたら、ものすごい雨。
 そして、音はもっとすごくなり、外を見たら真っ白、 ヒョウでした。
  自然はすごいですよね。ところでもう一枚は6月4日(日曜日)
 入道崎駐車場で撮影した雲です。ほとんど雲が無い空に、ここだけ落書き
 したような線が珍しいので「カシャ」 日本海北緯40度 2006.06.04 18時51分。
  入道崎は夕日が海に落ちるので有名な所です。
 この日もたくさんの夕日見学の観光客がいました。
  夕方になって真っ赤な太陽、日本海、青い空、綺麗ですが、
 もうチョットという所で、太陽は雲に入って見えなくなってしまいました。
  そうなんです、今の季節、地平線には薄雲があり、なかなか海に
 真っ赤な太陽が「ジュッ」と音を立てて海に入って行く姿は見られません。
  数年前にビデオ撮影のため、空の青さと海の青さの境目を撮影したく、天気のいい日
 何回も通いましたが、常に地平には薄雲があり、6月は無理ということを知りました。
  
真っ赤な熱い太陽海の水で冷やされ「ジュッ」と音がする瞬間、
 どんな音か? なまはげの里 入道崎に聞きに来て下さい。      記録係

 

6.7 早朝のヒョウ      6.4 入道崎 雲


    6月  1日
  5月、仙台まで日帰り、3人で行って来ました。
 おにぎりをもって6時出発、いつも海に行くときよりは遅いですが、
 無理して、たまに休みを作って、うみうしファミリーの目的は・・・。
  飼育係は松島の海を見てビックリ 「これが海 !!」
 昨年の自由研究発表の時、指導助言の先生の質問で、
 「男鹿の海は綺麗だと思いますか?」
 ためらいもなく 「きたないです」 と答えました。
 いつも、海岸にたくさんのゴミ、いろんな国のペットボトル。
 でも、飼育係の見た松島の海の色は想像を超えていたようです。
  (絵の具のパレットを洗ったバケツの水ような色の海) 私の感想
 我家のワンパターンの生物観察、マリンピア松島水族館は楽しかったです。
 写真のコモンウミウシは違っていました。 (ゴマフビロードウミウシ)
  ところで下画像は、水の綺麗な男鹿の海で今年の元旦の観察です。
 カワイイですね! ホヤにハマッタ、うみうしファミリーです。  記録係

ホヤだと思いますが名前は調査中 2006.1.1 撮影
ホヤは脊索動物(せきさくどうぶつ) あれ〜
脊索動物って背骨があるんだ!
無脊椎動物?脊椎動物?どっちかな(勉強中)



    5月  24日
  水槽のエムラミノウミウシを21日、海に帰してきました。
 採集時より大きくなっているため、水槽の中の何を食べていたのかわかりません。
  今回はどんなものを食べるか?スーパーから買ったアサリなども与えて見ました。
 エムラミノウミウシは今までイソギンチャク、小さな巻貝を食べるところを
 見たことがありますが、巻貝は殻に穴を開けて食べるほどで、獰猛(どうもう)な生き物です?
 もちろん、アサリにも噛み付いていましたがそんなに長時間でもなかったので、
 本当に自然界の海でアサリを食べるのかは疑問でした。
 それよりも、突然アサリに現れ噛み付いたアカエラミノウミウシにはビックリでした。

  21日、うみうし観察で石を裏返し、気持ち悪いアズキ色のカイメンのようなものが、
 そこには、ネコジタウミウシが3個体とクリーム色の卵塊がありました。
 チョットさわるのが気持ち悪い、カイメンのようなものとネコジタウミウシ3個体を採集。
 どうやらこれが、
ネコジタウミウシのエサ?のようです。
  帰って水槽に入れビデオカメラで拡大して見たら、小さな穴がたくさん、
 カイメンではなく、なんとこれは、
ホヤイタボヤの仲間のようです。
 この小さな穴を長時間観察していたら、ホヤの魔力のためか、
 気持ち悪い→ イタボヤの美しさ、素晴らしさにハマリそうです。 
                                                    記録係




ネコジタウミウシとイタボヤの仲間 (上画像)
    1個体が1mmくらい 穴は入水口のようです
イタボヤのようにたくさんのホヤが集まっているものを
郡体ボヤ
  

    5月  13日  海水温13℃
  飼育係と二人、入道崎方面へ、遅めの出発で清掃係が作ってくれたおにぎりは
 車の中で食べ、スグ、観察スタート。     (今日も仕事のため早く帰りたい)
  今日、来たところは、2回目、大きな転石が多く、オオタマウミヒドラが多い場所、
 うみうしの数は少ないが、沖には島も見え、何といってもスゴイ事は、携帯が通じる。
  小さな転石とちがい、大きいので裏返すのも大変です。
 クモヒトデの仲間、カニの仲間が多く、色々おもしろいところです。
 90種目かなと思って採集のうみうしは、・・・残念。
 でも、珍しい生き物の死骸を見つけました。
  帰りに会った船のおじさんたちに「どれどれ、何捕まえた」の質問に、
 何とか答えている口べたな飼育係、「将来、学者になれるよ!」そんな話をされて・・・。
  帰ってスグ、図鑑で調べ、日記を書く、そんなことが出来れば・・・。
 帰ればスグ、採集バケツを下ろし、サッカーボールに向かう飼育係。
 「あぁ〜ぁ、・・・」やっぱり私の子どもです。             記録係

  観察のうみうし  エムラミノウミウシ、オオミノウミウシ、ネコジタウミウシ、
             クロシタナシウミウシ、オカダウミウシ、不明種32
        採集  不明種32 3個体、なぞの死骸

  
表                  裏
中には黒い腐ったものが入っていた ウニのようなトゲがある
大きさ 8×6cm   高さ 4cm
ブンブクチャガマ?  オオブンブク?


名前がわかる人は教えて下さい

    5月  10日
 
  89番目のうみうしをインターネットで見つけました。
 ☆5の不明種11は2001年4月水槽の中で見つけた小さなうみうしです。
 当時は私の腕ではこのくらいしか撮影出来ませんでした。(すべてビデオカメラ)
  今年の2/19に飼育係が見つけたみのうみうしの仲間(画像)は、
 はじめ2001年のテープを確認、不明種11の緑と茶の色ちがいと思ってしました。
 連休中、アメリカのうみうしのHPを見て不明種11とそっくりな種を見つけました。
 結局、オーストラリア博物館のSea Slug Forumで、これ皆同じ種かな?とは
 思いましたが、すべて緑色の種だけ、茶色の種はいませんでした。
  ☆5の不明種11をCuthona viridis とし、茶色タイプを☆8不明種11としました。
 この☆8不明種11の同種と思われる種は北海道にもいるようです。
 他の今年観察の不明種も調査中です。

                                      記録係

☆5 不明種11→Cuthona viridis
2001年 4月 19日



2006年2月19日採集  ☆8 不明種11

 

    5月   4日     海水温 13℃

  今日、海に行ってきました。
 天気は最高で、波も無く海びよりでした。
  かんさつ出来たうみうしは、オカダウミウシ2こ体、ヒメキヌハダウミウシ1こ体、
 アカエラミノウミウシ1こ体、コザクラミノウミウシ1こ体、エムラミノウミウシ7こ体です。
  アメフラシとアマクサアメフラシのちがいを勉強しました。
 去年「水生生物雑記帳」さんから教えてもらいましたが、(リンク集)
 アメフラシのひだのようなところは右と左で分かれていて、
 アマクサアメフラシのひだのようなところは右左1つで、つながっています。
 アメフラシは、むらさき色のえきを出しましたが、
 アマクサアメフラシは、白いえきを出しますが、この日は出しませんでした。
  男鹿ではクロヘリアメフラシ、ミドリアメフラシの4しゅが多いです。
 ぼくは、見ただけで4しゅが、わかります。
                                           し育係


 

 
ひだのようなところを側足といいます

    4月  29日
  ある朝のうみうしファミリーの会話
 子  「へんな夢見ちゃった」
 子  「うみうしを食べてしまったんだよ」
 父  「どんな味だった」
 子  「アロエのよーな感じ」
 父  「アロエ食べたことあるの?」
 子  「アロエヨーグルトいつも食べてるでしょ」

  うみうしをさわると手にへんな臭いがつく種が多いです。
 この臭い、なかなか取れず、食べたらまずそうな臭いです。
 後鰓類研究で有名な昭和天皇がアメフラシを食べた話を聞いたことがありますが、
 日本でも地域的にアメフラシは食べる所もあるようです。
  我家の飼育係も一流の研究者になる為、いつかはうみうしを食べることが
 必要になるのかも、でも、タコを食べるのも恐いんで研究者は無理かも?
 私も、うみうしを食べたらどんな味がするかとても興味がありますが、・・・。
                                    記録係

    4月  24日
  早起きは三文の徳といいますがさすがに4時起きは眠いです。
 薄暗いうちに海に付き、海に入ったら何となく夜が明け、明るくなってくる、
 そんな時、うみうしは待っていてくれる気がします。
  22日(土)海水温9℃、風もあり波も高く、うみうしは少なく、
 エムラミノウミウシ3個体、オカダウミウシ3個体それだけです。
  (こんな、うみうしの少ない日は眠さが倍増します)
 1時間くらいで海から上がり、いつも理科(生物)の勉強だけなので、
 入道崎で飼育係と二人、案内板の説明を見て社会(地理)の勉強をしました。
  下画像の飼育係が指している方向に、ニューヨーク?が在るそうです。
 「男鹿温泉でニュウヨーク」そんなシャレではありません。
 ニューヨークの海にも同じウミウシがいるのかな、海水温はどのくらいかな?
 なんて話になりました。
  家に帰ったのが AM 7:30 仕事にチョウドいい時間、眠かったです。
    ☆8ページ制作中                         記録係
 

飼育係は北緯40度線上に両足で立って東を指しています。
なまはげの里は北緯40度、このホームぺージのうみうしは
日本海
北緯40度のうみうしということに気がつきました
早起きは三文の徳
なまはげの里にどうぞ!! 北緯40度に立って見て下さい

   4月  19日
  15日書き込みの「第三回なまはげの里うみうし杯」10周年記念大会ですが、
 今まで、1、2回とも広報係の一人舞台で、三回目は新しい種を2種も見つけ、
 面白くないのは飼育係、「なんでお兄さんだけ!」最後は私と一緒に、ものすごい
 干潮の時しか行けない沖の島へ、2月にたくさんミノウミウシを確認したところです。
  私は仕事があるので海は7時半までに上がる事にしていたので、あと10分、
 そんな時「ものすごいうみうし」飼育係の声で、ヒドロ花がお花畑状態、果実のように
 赤、黄色のたくさんの数え切れないみのうみうし。
 (数え切れないので15日書き込み70個体には入っていません)
 そして、一帯に海藻のようにヒドロ虫がいっぱいいました。
 結局、新しい種は見つけられませんでしたが、ものすごいもの(景色)を、
 見ることができました。
  この島を命名しようとのことで、(いろんな場所に我家よりわからない名前を
 つけています。海牛の海、乙女の海、みのの海等)
 みのうみうしの館、秘密の花園などの意見が出ましたが、結局「
ヒドラ島」に決まりました!
 今度またものすごい干潮の時は「ヒドラ島」に行きたいです。
 ヒドロ花はいつまで咲いているのかな?                 記録係
 

  広報係の見つけたうみうしです

←5mmくらいと小さいですが、
 触角、頭触手先端部の膨らみが
 特徴的です



はじめ広報係はガーベラミノウミウシ→
         ではと思ったそうです
         頭触手先端の膨らみ
     触角のギザギザが特徴です





4cmくらいのヒドロ虫、ヒドロ花は1mmくらいで
とても小さく桜色のようなピンク色のヒドロ花です

    4月  15日  
  今日は、「第三回なまはげの里うみうし杯」10周年記念大会が行われました。
 朝4時起き、海到着が5時、昨日の風の影響が出るかと思っていましたが、
 風弱く、波も無く、すごーい干潮、最高のコンデションです。
  参加選手は飼育係、広報係、清掃係、そして私、4名ですが、
 なまはげの里、最強メンバーが集まったと言っても過言ではないと思います。
 ルールは簡単、いかに多くのうみうしと出会い、男鹿での新しい種を見つけ、
 うみうしに迷惑にならないように楽しめるかです。
  観察できたうみうし、オカダウミウシ、オトメウミウシ、コヅチミノウミウシ、
 エムラミノウミウシ、コザクラミノウミウシ、オオミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、
 ピリカミノウミウシ、不明種27、オオミノウミウシ?、新しい種 2種、の11種、70個体以上を
 観察できました。  (特にオオミノウミウシ、エムラミノウミウシが多い)
  優勝者は新しい種、2種を見つけた広報係、オメデト〜ウ、賞状、賞品など一切ありません。
 近日中に新しい2種とオオミノウミウシ?をUPします。              記録係
 



2006/ 2/19 採集 → 
恐くない小さなタコ    
撮影後、海に帰す    
カワイイ タコでしょ!   


    4月  11日 
  今年になって、男鹿ではじめての種がどんどん見つかっていますが、
 それは、観察場所を変えたことが大きいようです。
  数年前までは、男鹿半島の南側がほとんどでしたが、
 昨年夏の大雨、海は土砂が入ってしまい、昨年も書き込みしましたが、
 海を歩くと砂ぼこりで、透明度が下がり観察不能状態でした。
  ものすごい雨だったことはわかりますが、雨だけでこんなに土砂崩れが起きるのかな?
 男鹿半島の海沿いの景色は10年前とは全然違います。
 松くい虫の被害で山の松は無くなり枯れ木の林、緑の山がどんどん枯れて
 白い林になってしまったのです。
 コンクリートの壁より雨には木が、この事が土砂崩れに大きく影響しているのではと
 素人考えですが、私は思います。
  そこで今の採集場所、水害の影響を受けなかった北側に引越ししたわけです。
 男鹿半島の北側はヒドロ虫が多いです。              記録係
 

コヅチミノウミウシ と 3/25採集の不明種29(調査中)
頭触手の白線に対してオレンジ色

    4月   1日   
  なまはげの里ではまだ雪が降ったりで、車のタイヤもスタットレスのままです。
 4月になってホームページを直そうと見たら、
うみうしと出会えて10年目
 そこで、
10周年記念、我家からのプレゼントとして、秋田県立図書館で
 2003年制作のビデオ「
なまはげの里から男鹿のうみうし」を置いていただけることになりました。
 今まで学校の授業で使った、使いたい等、お手紙やメールをいただいていましたが、
 貸出も可能なようですので、たくさんの人に海の生物、動く
うみうしを見ていただきたいです。

  今日、お見せする
うみうし(85種目)は、日本でとても珍しいようです。
 (財)水産無脊椎動物研究所発行2001・3「うみうし通信」No.30に平野義明博士が
 ピリカミノウミウシオショロミノウミウシのことをお書きになっています。
  ついに男鹿で、ピリカミノウミウシだと思う
うみうしを見つけることが出来ました。
 そして、男鹿で北海道の忍路(おしょろ)と同じピリカミノウミウシがいるんなら、
 幻のうみうし、オショロミノウミウシに逢えそうな気がしてきました。
  今、男鹿ではコザクラミノウミウシは少なくなって、これからはエムラミノウミウシ、
 オオミノウミウシが多くなります。 今まで採集のうみうしを海水温が下がっている、
 同種がいるうち、海(採集場所)に帰そうと思っています。                    記録係

 
ピリカミノウミウシ? Flabellina amabilis(Hirano&Kuzirian,1991)

   
  頭触手の白色模様       コザクラミノウミウシはV、Y字の白線(点)がある
ピリカミノウミウシについて御存知の方は教えて下さい



   3 月  27日   
   26日、男鹿市ロードレース大会がありました。
  低学年の部(1〜3年)に出場し、1位、 金メダルをもらい、
  すごくうれしかったです。
   1位に成れたのはきっと、いつも海に行って、いそ歩きで足をきたえて
  いたからだと思いました。 (岩場を歩くの大変です)
  また、この大会に出場して、高学年になっても1位になりたいです。
                                        し育係 

  3/25 海で海藻のワカメ(天然もの)が浮かんでいました。
 根元に小さな
みのうみうしの仲間が付いていたので採集しようとしたのですが、
 なかなかはなれません、無理したら鰓突起が取れてしまうし、
 そんな時、飼育係 「これヒドロ虫じゃ無いの」よく見るとピンクの花が付いていました。
 大発見です!またうみうしのえさを一つ見つけました。
  磯歩きは足場が悪く危険、2〜3時間も歩きっぱなしです、
 飼育係は1年生からがんばっています。  1位おめでとう!!
                                        記録係
  

花径やく1mm ワカメの根元に4〜5cmくらい、海藻のように付いていました 
本でこんな感じのヒドロ虫を見たことがあるので、名前がわかるかな?
  想像以上に小さいです 4種目のヒドロ虫、うみうしのえさ、感激です!!

    3月  24日   
  今年は、たくさんの新しいみのうみうしの仲間と出会い、大変うれしい〜。
 名前を探して、そっちこっちのHPに伺っていますが、なかなか同じものはなく、
 結局、日本で無かったら世界へ、さすがに数の違いを感じ、多くて探すのも大変。
  オーストラリア博物館のThe Sea Slug Forum 、世界中の画像投稿などすごいです。
 コヅチミノウミウシはThe Sea Slug ForumでCuthona columbiana 見つけました。
 Cuthona columbiana 学名をYahoo!検索でしらべて、コヅチミノウミウシという和名が
 あることがわかり、そして調べているうちにもしかして!学名が変わったのでは?
  うみうしの名前を探すのも、英語の得意な私?には時間だけが過ぎて行き、
 中学、高校、もっと英語をしっかり勉強しておけば、今は後悔しています。
 50からでも遅くない、我家のHP、いつの日か英文でも書けるように・・・。
  3/5 書き込みのコヅチミノウミウシの学名をCuthona columbiana としていましたが、
 現在、最新の分類ではTrinchesia alpha (Baba & Hamatani, 1963)と、
 昔の学名に戻ったようです。
                              記録係

 男鹿のうみうし☆7ページは変更などあり工事中、見学は自由です。
 不明種の名前がわかる方は教えて下さい。

 

コヅチミノウミウシ Trinchesia alpha (Baba & Hamatani, 1963)

    3月  17日   
  3月9日、仕事が終わって家に帰ったのは夜の8時半ころ、飼育係が忘れたのか
 水槽の蛍光灯が点いていました。
 (飼育係が毎日、水槽のようすを日記に書いてから消すことになっている)
 水槽の真ん中の石にコザクラミノウミウシが3個体、何となく違うような、ビデオカメラで見たら、
 頭触手にも触角にも白線がない!
V字、Y字、ハの字、全くない種、1個体、発見。(不明種29)
  そして口に何か入っている、よく見たら1mmくらいの小さなヒドロ虫のよう、
 小さい透明感の薄い乳白色で、ビデオカメラで見なければわからないくらいです。
 
小さなヒドロ虫、またまた大発見
  みのうみうしの仲間は背面の心臓がはっきり見える種が多いです。
 この動いている心臓を見ていると、こんな小さな生物でも一生懸命、生きているんだ、
 早く海に帰してあげなくちゃ、私はそんな気持ちになります。
 いつもうみうしは観察がすんだら海に帰して、また来年の出会いを楽しみにしています。
  男鹿半島では、同じ季節に同じうみうしに合える種が多く、海水温が15℃くらいになる
 5月中ころからアオウミウシ、シロウミウシが多くなり、これからはまだ、冬のうみうしの季節です。
  アオウミウシさん、シロウミウシさん、今、どこで、どうしているのかな?      記録係

白○内、たぶん ヒドロ虫?              体長2cmのうみうしの口に入る
男鹿のうみうし☆7ページ制作中、見学自由、不明種29は調査中


    3月  12日   
  今年、新しく追加した種、 男鹿のうみうし ☆7ページ目の画像をUPしました。
 まだはっきりしていませんが、一挙に9種も増えて、☆7ページは
 不明種だらけのページになってしまい、まだ観察中の種もいて、
 名前がわかったのはコヅチミノウミウシ1種だけ、もっと調べていきたいです。
  昨年も、アカエラウミウシの幼体、サガミミノウミウシの幼体かな?と思ったのですが、
 よく観察して見ると別種のような感じで、不明種でUPしました。
  コザクラミノウミウシは頭触手のY字、V字、ハの字模様で全て同種と思っていました。
 今年はコザクラミノウミウシだと思った種をたくさん観察した結果、2種を不明種でUPしました。
  下画像は男鹿で多い、Y字、V字白線のアズキ色タイプのコザクラミノウミウシ、
 ハの字模様タイプは別種(ピリカミノウミウシはこんな感じかな)か悩んでいます。
 色彩は、男鹿で一番多いアズキ色、赤、茶、下画像の緑などいろいろありますが、
 黄色タイプ(海では透明に見えた)5個体は別種と考え不明種でUPしました。
 2月はたくさんみのうみうしの仲間に会えて「みのうみうし天国」でした。
  不明種についておわかりの方、ご意見などありましたらメール下さい。      記録係
           
男鹿で一番多いアズキ色タイプ
V字、Y字の白線がある
ハの字模様のタイプ
コザクラミノウミウシ?

緑色のタイプ
他に赤、茶、などもいます


頭触手、触角に白線模様が無い
小さなヒドロ虫(1mmくらい)を食べる
コザクラミノウミウシ?

    3月  5日 
  昨日は去年9月、フレリトゲアメフラシの画像を頂いた、K様親子をお誘いして
 飼育係、清掃係の5人で海の観察でした。
  昨年からヒドロ虫を観察して来て、ヒドロ花がうみうしの大好物だとわかりました。
 2月初めまであったヒドロ花が、うみうしに食べられて、今は探すのが大変なくらい
 少なくなりました。 2/25日には、ものすごい数のコザクラミノウミウシが観察でき、
 今日は数は少なめです。
  コヅチミノウミウシは小さな種なので今までアカエラミノウミウシの幼体と思っていました。
 今年は、みのうみうしの仲間で色彩の違う種を採集して、ビデオ撮影、観察した結果、
 数種の違いがわかりました。
  3月に入りコザクラミノウミウシが少なくなり、これからはエムラミノウミウシの数が増えて
 イソギンチャクを食べるオオミノウミウシが見られます。           記録係

 ※  今年になって男鹿で見つけた新しい種を見て下さい。  
ココクリック
     コヅチミノウミウシ以外の名前は調査中です。
     名前、おわかりの方はお知らせ下さい。

コヅチミノウミウシCuthona columbiana  1cm



    2月  27日   
  土曜日(25日)、海に行って来ました
 波はちょっとありましたが、ものすごい干潮だったので、新しいうみうしを期待していました。
 見つけたうみうしは、オトメウミウシ、ユメウミウシ、ネズミウミウシ、コザクラミノウミウシ、
 エムラミノウミウシ、他たくさんのみのうみうしの仲間をかんさつしました。
  11こ体のうみうしとヒドロ虫 をさいしゅうしました。
 いろいろなうみうしを見つけられたので、よかったです。         し育係


    2月  20日   気温6℃  海水温9℃
  きのう飼育係と二人、久しぶりに海へ行ってきました。
 私はちょっと風邪ぎみ、皆から「そんなんで行くの!」と言われましたが、
 「きれいな海の水でうがいすればすぐ直るよ!」 海では今までも、時々やっています。
  海は2月にしては暖かく気温6℃、お昼の干潮時間に合わせて、でも波はチョット高く、
 風も少し、うみうしは少ないのかな?と思っていたら、
 エムラミノウミウシを数個体見つけ、ウズマキゴカイに付いている、ものすごい数の
 オカダウミウシを発見、ヒドロ虫のたくさん付いている石を見つけても、
 いるのはエムラミノウミウシばかり 「そろそろ帰ろう」 帰り途中に潮溜りの中の10cmくらの石、
 沢山のヒドロ虫、でも
ヒドロ花が半分くらいない!!
  よく見たら、みのうみうしの仲間が5個体、そして隣の40cmくらいの大きな石を裏返してみたら、
 飼育係が
茶色の鰓突起みのうみうしを発見、「もしかして、新しい種?」 聞かれた私も?
 1.5cmくらい、小さいのでここではチョット、結局、6個体と正体不明生物2個体を採集。
、 帰ってからカメラで撮影して見たら、
77種目、そして、なんと7879種目、のようで
 1月17日記載の76種目(現在調査、観察中)もいました。
  広報係の話では、新しい種を1日で3個体見つけたのは、2000年の9月以来のようです。
 近日中に、
77、78、79種目の画像をUPします、ご期待下さい。   名前は現在調査中。
   
結局、海でうがいするのは忘れて・・・×                チョット風邪ギミ 記録係
 

花径7mmくらい
初めは赤いイソギンチャク? ホヤの仲間? カイメン?
でもカメラ(拡大)で見たら間違いなくヒドロ虫だと思います
きれいでしょう!このヒドロ花を
うみうしは食べるのかな?
現在観察中 《テレビ(動画)で見るとものすごくきれいです》


 2月   1日
  早いもので1月も、あっという間に終わってしまいました。
 今の季節、海に行く人は少ないですが(魚釣りの人はいっぱいいます)
 夏より水は澄んで綺麗になり、磯も華やかです。
  たくさんのイソギンチャクやムツサンゴなど、小さな花びらのようでカワイイです。
 緑色の綺麗なミドリイソギンチャク、いろんな色彩のコモチイソギンチャク、
 一面に敷きつめられた花のようなヒオドシイソギンチャク。
  いつも行っている所の岩は、真っ黒になってしまいます。
 岩のりです。岩がぬれている時は滑って危険です。
 この岩のり、漁業権がない人は採ってはいけないそうです。
  これから早起きして行くと、マナマコがたくさんいます。
 天気のいい日の穏やかな冬の海はサイコーです。 
 ええ!! ウソ? ○×△なんかもいる時もありますよ。 
 (○×△、みなさんで想像してみてね!)                    記録係
 

ヒオドシイソギンチャク
触手が桃色で白い斑点があります
2cmくらい、小さいですがたくさん集まっているところは
じゅうたんのようでとても綺麗です


 1月  27日
  水槽の中にアマクサアメフラシがいます。
 アマクサアメフラシと図鑑で見て、天草、九州の方の暖かい所にいるのかな?
 と初め思ってしまいました。そう考えると見えるものまで見えなくなってしまいます。
  どうしてこんな名前が付いたのかわかりませんが、なまはげの里では
 寒い12月ころから出て来て、どんどん大きく成って行くようです。
 水槽の中の入れた時、アメフラシは紫色の液、アマクサアメフラシは白色の液を同時に
 出して来ました。あめふらしの仲間は毒性の無い、この正体不明の液を出します。
  うみうしにもクロシタナシウミウシやミヤコウミウシは正体不明の粘液を出します。
 そして、この粘液に気泡がたくさん付いて浮かび上がり、水槽の中を浮遊している
 クロシタナシウミウシよく見かけます。毒性があるのか無いのか、わかりません。

                                           記録係
 

アマクサアメフラシ(左) と アメフラシ(右)



 1月  17日   海水温 8℃
  なまはげの里は、雪が多く大変です。
 屋根の雪降ろし、そして降ろした雪の雪よせ、我家でも大きな雪のかたまりが
 屋根から落ちて来て、ガラスが2枚割れてしまいました。
 でも、先週から1週間ぐらい雪はお休みで、これ以上降らないでもらいたいです。
  15日、飼育係は冬休み最後の日、早朝、暗いうちに海へ、私は日曜日でも仕事が
 あるため早めに帰りたく、波はありましたが、干潮で海岸には雪は無かったです。
  石の下にたくさんのヒドロ虫を観察し、ヒドロ花の付いていない所を発見、
 石を寄せて探して、ついに見つけました!!
 1,5cmと7mmくらいの
みのうみうし2個体と、ヒドロ虫の付いた石を採集し帰宅、
 この
うみうしは?と思っていたところ、水槽での観察で石についていた3個体を確認、
 全部で5個体いるようです。
  コザクラミノウミウシ、サガミミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、サクラミノウミウシ、
 いずれでもない様で、別種、76種目のようです。(現在調査中)       記録係

 

触角の先端部は白色、その下一部赤色、背面に白点
昨年の冬も観察しましたが、アカエラミノウミウシ、サガミミノウミウ
の幼体だと考えていました
コザクラミノウミウシの特徴の白色V字もありません
体長 15〜5mm


 2006年  1月  1日  気温4℃  海水温10℃
  あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくおねがいします。
  きのうは、NHKの紅白歌合戦も見ないで早くねました。
 今日、朝6時前に起きて近くの神社に行ってから海へ、
 風は強く、波も少し高かったですが、とてもしおが引いていたのでたくさんの生き物を
 かんさつできました。
  帰ってきてアマクサアメフラシとアメフラシを水そうに入れたら白いえきとむらさき色のえきを
 かんさつする事が出来ました。
  かんさつ出来たうみうしは、ミヤコウミウシ2こ体、オトメウミウシ3こ体、
 ほか、たくさんの生き物をかんさつできました。
  今年はうみうし以外の生き物のHPを作りたいと思っています。
                              しいくがかり
  
カガミモチウミウシ Happy new year (Namahage,2006)

2005年 7〜12月 

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