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2007年 1月〜6 へ
  12月  25日
  24日、夕方、水槽を見たところ、小さな みのうみうし?
 うみうし様は突然、姿をお見せになりました。
  さっそく、ビデオカメラで記念撮影、テレビで観察 
 「みのうみうしじゃない!」飼育係が調べたところ、カリヤウミウシ。
 間違いなさそう、カワイイです、小さいです、3mmです。
  クリスマスイブにサンタさんがプレゼントしてくれたのかな?
 魔法の「うみうし水槽」です。  (こんな事は今まで何度もあります)
 このカリヤウミウシを91種目とします。             記録係
    
カリヤウミウシ Ancula kariyana (Baba, 1990)


  12月  18日
  昨日は朝早く飼育係と海へ、と言っても6時半過ぎでした。
 いつも、インターネットで潮位、風向、風力を確認してから、
 行く場所を決めます。
  朝の確認で、東北東の風10m、干潮7:44 天気は9:30頃から弱雨、
 風が強そうなので、風の当たらない所に行きます。
 「早く行って、早く帰ろー」 私は日曜日でも休みではありません。
 でも、忙しい時でも健康の為に、磯歩きをスポーツのように考えています。
  海に着いたら、今日は清掃係がおにぎりを作ってくれなかったので、
 家から持ってきたパンで朝食、外は小雨がポツポツ、外は寒そう、
 これからは胴長に腕までそっくりの長ゴム手袋のスタイルです。
  気温2℃、でも海水温は12℃で、海の中は意外と暖かいです。
 海に入って、ヒドロ虫のたくさん付いている石を裏返し、みのうみうし発見!
 1cmくらいの4個体を観察、3個体はエムラミノウミウシでしたが、
 よく分からない1個体(↓画像)とエムラミノウミウシ1個体を採集。
 あまり雨がひどいので帰ってきました。               記録係
 

    この、みのうみうしの仲間の特徴は
   A触角は、中間部は赤色、先から付け根部までは白線(破線)
   B頭触手は、中間部から付け根部は赤色、先から付け根部までは白線(破線)
   昨年観察の不明種29のようです


  12月  13日
  9日は海産物の話になりましたが、タコは足を1本ずつ友達や近所に
 配ったところ、我家には足が1本しか残りませんでした。
  私が海生生物に興味を持つようになったのは、広報係の影響です。
 10年くらい前は、小学2・3年の広報係から生物の基礎的な事を教えてもらい、
 「うみうし?・・・何だこりゃ」」という感じでした。 (私の先生は広報係でした)
  そして、ビデオで水槽の中のうみうしを撮影するように成って、
 海の中(浅い所)には私の知らない世界があり、ハマッテしまった訳です。
  ところで、9日採集のヒドロ虫ですが、やっぱり今までの種とは違い、
 紫色のカイメンのようなものに付いていて、これが根なのか?
 カイメンに寄生しているものなのか? 10×30cmくらいの大きなカイメンに
 小さな1cmくらいの茎がたくさん、花径は2mmくらいです。  大発見!!
 感じからタマウミヒドラの仲間ではと思いますが、調査中です。
  ホームページの画像はほとんど、ビデオ撮影の静止画ですが、
 2mmのヒドロ花をもっと綺麗に撮りたいと思いますが、現在使用の
 クローズアップレンズでは、立体的な物は、 ボケてしまいます。
  私がうみうしにハマッテしまったのは、たくさんの訳がありますが、
 その一つが、お母さんからおにぎりを作ってもらい、子供たちと一緒、
 朝早く海に、海を歩くだけ、ガソリン代くらいでお金はかかりません。
                                        記録係

花径2mm  茎10mm
チョット、ボケていますが、綺麗なヒドロ花です
綺麗と思う私がボケているのか
皆さん、どうですか? ご意見下さい

根なのか、カイメンに寄生しているのか


  12月   9日    海水温 11℃
  お昼の干潮に合わせて海へ、波はチョットありましたが、
 風も無く、海の中ではヒドロ虫がドンドン増えています。
  大き目の魚を発見、アサヒアナハゼかな?と思っていたら、
 浅瀬に追い込んで以外と簡単に素手で捕れました。
  なんと魚は・・・ハタハタ!初めて海で素手捕りしました。
 飼育係はヒドロ花の花園でアカエラミノウミウシを発見!
  ついに「冬のうみうし」の季節がやって来ました。
 (あれ、アカエラミノウミウシは卵をいつ生むんだっけ?)
 今まで見たことのないヒドロ虫、大発見!か?
 アカエラミノウミウシに、ヒドロ虫を食べられたら困るので、採集せず。
                                       記録係

  12月   6日
  広報係が最近ハマッテいるのは「鼻行類」のハナアルキです。
 我家でも広報係の話を聞いて「本当の話?」と誰も相手にしませんでしたが、
 本を見せられ、みんな「すごーい」の連発。
  ハイアイアイ群島が1941まで発見されず、そこでいた哺乳類は、
 分類学上、新しい種の動物。
 飼育係も広報係に影響されて、たくさん種に興味を持ち、
 学校の宿題にマンモスハナアルキの絵を描いていました。
  名前の通り簡単に言うと、像が逆立ちして鼻で歩く、そんな動物です。
 今は、絶滅しているようで、もしいたら、ものすごい人気でしょう。
 でも、これって本当の話かな?、 「ハナアルキ」で検索してみてください。
  ところで、私が今ハマッテいる、刺胞動物門 ヒドロ虫綱 のヒドロ虫も、
 男鹿半島のほとんどの人が知りません。
 海で、「何を採っているんですか?」 よく声をかけられます。
 採集バケツ中を見せて、「ヒドロ虫です!」と話しても、みんな○×△で、
 「ヒドロ虫ですか?」と返事は返ってきますが、それだけです。
  このヒドロ虫の、素晴らしさ、美しさが分からないのかな?と思いますが、
 美しいと思う私の感覚に問題があるのか、世の中、わからない事だらけです。
                                     記録係

ヒメクダウミヒドラ Tubularia venusta
2006年11月27日 水槽で撮影
ヒドロ花径  やく8mm

海では、これからどんどん増えて、1月頃から
たくさんの種の、みのうみうしの仲間が食べに来ます
4月頃になる、とこの可憐な、美しい花は食べられて無くなってしまいます


  12月  1日
  なまはげの里にも少し雪が、12月になってしまいました。
 そして、海にはたくさんのヒメクダウミヒドラが、※「冬のうみうし」の季節です。
 11月に入って少し観察出来たヒドロ虫、どんどん増えて来ています。
 いつごろから、「みのうみうし天国」がやってくるのか?
 まだ、11月25日は、みのうみうしの仲間は、全然いませんでした。
 そこで待っていてくれたのが、下画像のヒメメリベ、
  石の下でゼリーのような気持ち悪い物、触って見て、
 「あ、メリベウミウシ!」採集バケツの中では得意の泳ぎ方で、
 クネクネ、へたな泳ぎ方は見ていてあきません。(ユビウミウシもクネクネ泳ぎです)
 我家の水槽でも超人気者、不思議な生き物、ヒメメリベです。
 清掃係はカネゴン?(ウルトラマン関係)と呼んで一人、喜んでいます ?
 なまはげが来る前に、元の海に帰してあげたいと思っています。
                                       記録係
     ※「冬のうみうし」とは?
        当ホームペジでは卵を生む季節で、春、夏、秋、冬のうみうしと呼んでいます。
        自分の子孫を多く残せる時(季節)に卵を生むようです。
 

ヒメメリベ Melibe papillosa  (Filippi,1867)

大きな口を開けて投網のようにして
プランクトンを食べます
ブラインシュリンプも食べるよう

スギノハウミウシの仲間
触角はラッパの中からつくしが出ている


  11月  26日
  昨日は天気もよくお昼ころの干潮、潮が引いていて、
 11月でもこんな天気があるのかなと思うような日でした。
 海に入ってすぐ、石の下のヒメメリベを見つけました。
 飼育係は初めて見る大きく口を開けるヒメメリベに感動していました。
 (近日公開予定 大口のヒメメリベ)
  7月30日の書き込みのうみうしを90種目、不明種33としました。
 我が家流に言うとスギノハウミウシ亜目の触角はラッパの中から
 つくしが出ている感じで、スギノハウミウシはラッパに杉の葉が付いていて、
 体が杉の葉だらけのうみうしです。
 不明種33はラッパの杉の葉が無い種で、同種かもしれませんが?
 このホームページでは別種ということにします。 (おわかりの方教えて下さい)
 スギノハウミウシのページもご覧下さい、色違いのと思う2個体を増やしました。
 スギハウミウシは3〜5月の海水温が下がっている時いるうみうしですが、
 色がいろいろで面白いです。
                       記録係


  11月  22日
  19日の書き込みで、前日、採取のうみうしを帰して来た事を書きましたが、
 本当は飼育係と二人で話し合い、水槽にいたうみうしも全部帰してきました。
  水槽には今、うみうしはいないわけで、いるのは? 
 
あめふらし、たくさんカワイイ幼体がいます。
 これからしばらく、
あめふらしの観察にしようかという訳です。
  (海水温の低い時にいる冬のうみうしに備えて帰してきました)
  ところで、帰して来たうみうしの中にはクロシタナシ、マダラウミウシがいました。
 「本州のウミウシ」ではクロシタナシウミウシとマダラウミウシは同種との事ですが、
 9月から3ヶ月間の観察では、両種の交接は見られず、
 クロシタナシの卵塊はオレンジ色に対してマダラウミウシはクリーム色、
 両種の中間種的な種もまだ見たことがありません。
  以前、卵塊の色とエサは関係があるのではと考えて、広報係はいろんな実験、
 観察をしてきました。
 卵塊がオレンジ色ということで、ダイダイイソカイメンを食べるのではと考え、
 クロシタナシウミウシにダイダイイソカイメンを与えたところ、見事、食べてくれ、
 そして、オレンジ色のふんをしました。
 それから、1週間後死んでしまい、どうなのか?はっきりしていません。
 イソウミウシがダイダイイソカイメンを食べるとふんはオレンジではなく、
 白色(透明)で、体の中で消化されたのだと考えた訳です。
  今回、マダラウミウシで水槽にクリーム色のカイメンを入れたところ、
 見事、食べてくれ、クリーム色のふんが確認出来ました。
 それ以降は、クリーム色のカイメンは食べませんでした。
 また、「本州のウミウシ」に書いてある、暗いところを好む様子もありませんでした。
 クロシタナシは水槽に入れると、よく粘液の様な物をだします。
  我家では今のところ別種と考えていますが・・・?。
       記録係

マダラウミウシ Dendrodoris rubraKelaart,1858


  11月  19日
  昨日は、日が昇らない真っ暗な内に海へ、
 海に着いた6時過ぎから明るくなり、さっそく海に入って遠浅の沖のほうへ、
 いつもの観察場所で、海の中が見え始めたのは、6時半過ぎ。
 30分よりうみうしを探す時間がなく、助っ人の広報係、飼育係、私の3人で、
 アオウミウシ、シロウミウシを何とかGET!!
 (海水温を測ったら15℃、これより水温が下がったらアオウミウシ、シロウミウシは
  少なくなり、めったにお目にかかれない。)
  県の理科研究発表大会で「本物のうみうしを見てもらおう」と言うことです。
 ところが、11月に入って海は荒れ、波も高く、学校に行く前、何回も朝早く行きましたが、
 ほとんど波の高さだけ見て帰る感じで、結局、発表会当日となってしまいました。
  男鹿市の発表会より、1分、原稿を削って9分で、最後の1分間で本物のうみうしを
 見てもらうという事です。
 「小さい」「かわいい」という声が聞かれました。
 今回は会場が秋田大学、清掃係が場所的に車では自信がないとの事で、
 私も運転手と言う事で、最後まで見ていました。 (いつも飼育係の発表だけ聞いて帰る)
  特にすばらしかったのが、以前、我が家に来た岩館小「うみうし探検隊」の先生、
 現在は学校が変わったようですが、「テレビ石はできるか」 きれいにまとまった
 チャート、子供たちが生き生きしての発表、指導者のセンス、プロの技を見た気が、
 とても勉強になりました。
  今日は午後から、昨日、発表のため採取のうみうしを海に帰しに行ってきました。
 夕日が最後まで見えて海に落ち、とても綺麗でした。         記録係

男鹿市の発表より見やすくする為一部変えています
10月8日の画像とくらべて下さい


  11月  10日
  今週は毎日、風が強い日が続き海は大荒れ、今の季節はいつもです。
 このホームページの 「観察記録」 は2002年のものですが、11月の荒れ狂う日本海の
 海水採取は命がけの作業でした。
  小学校5年生からはじめたベリジャー幼生の観察、最初は楽しいものだったかもしれませんが、
 4年目、中学校2年生の時は、朝5時起き、海水採取、学校から帰って水交換、
 毎日、夜の11時ころまでかかりました。
 あの年、午後からはいつもストーブの前に海水入りのポリ缶があり、(海水を温めるため)
 広報係だけでなく、家族みんなで手伝った実験でした。 (大変でしたが、楽しかったです)
 結局、実験は成功しませんでしたが、たくさんの方からいろんなことを教えていただき、
 幼生飼育の難しさがわかっただけでも、大きな成果だと思っています。
  下の画像は、6日書き込み、
あめふらしの幼生?
 アオサの白点のようなものは全部、幼生?、アメフラシのことで以前見た
 [うみうし通信 No.26] 「アメフラシの孵化とアナアオサの役割」 堺女子高校 理化クラブ
 アメフラシの卵を食害する線虫をアオサの成分が抑える働きがあるというもの、
 アメフラシにとってアオサは大切な海藻らしく、すばらしい高校生の研究です。
  我家のうみうし水槽も当分、
あめふらしの幼生?幼体?の観察がつづきそうです。
 さて、アメフラシ、ミドリアメフラシ、アマクサアメフラシ、どんな
あめふらしになるのかな?
                                              記録係
 

貝がらがはっきりわかります。
貝がらは体の中に入っていくのか、どう変化するのか観察したいです
たぶん二つ黒い点は目で、そばにある白いものはふんでは?


  11月  6日
  5日、飼育係と二人、午後から海へ、満潮、波はチョットだが、風はほとんどなく、
 うみうしは全然いない、海水温17度、まだシロウミウシ、アオウミウシはいるはず、
 2時間も探してアメフラシが数個体、観察出来たうみうし 0個体。
  ほとんど干潮の時しか海には行かないので、はっきり比べたことはありませんが、
 満潮の時は生き物の数は少ないです。以前水族館の方から聞いた話ですが、
 昔の男鹿水族館には大きな回遊水槽がありました、その水槽の中の魚は、
 ほとんど流れに向かって泳ぐそうです、つまり満潮の時は沖から岸へ流れがあるので、
 岸から沖に向かって魚は泳ぎ、となると魚は沖へ出てしまうことになるようです。
 だから、満潮の時は魚が少なくなるのか?以前そんな話を広報係としたことがありました。
 うみうしも関係あるのか?流れに向かって歩くのか?(実験はしたことがない)
  私の趣味は最近ほとんど行かないラジコングライダーで、作るのも好きですが、
 空のトンビを見たら風の方向がわかる、 飛ばしていると鳥の気分になれます。
 自分で飛ぶ力の無いグライダーは必ず、風に向かって飛ばします。
 追い風では機体をコントロールすることが難しく、墜落してしまうからです。
  私も世の中の流れに向かって歩かなくては、自分をコントロール出来なくなるのでは、
 満潮の時、なぜ少ないか、うみうし様は今どこに・・・。             記録係
 

クロスジアメフラシの観察のためアオサを採取
小さな貝かなと思って撮影したら、あめふらし(やく2mm)
テープをテレビで観察したところ矢印の白い点(やく500μ)に気がつく
アオサに付いているたくさんの白点は、あめふらしの幼生?


  11月   1日
  なまはげの里はゆっくり冬が来ているようで、毎朝、チョットずつ寒くなっています。
 我家の柿は今年は台風もなく豊作のようで、朝食に誰かが数個ずつ採ってきて、
 みんなで食べています。
  先週、毎日水槽のようすを日記に書いている飼育係は、10月27日書き込みの
 
あめふらしの口の動きに気がついたようで、 「早く来て、ビデオ撮って」。
 なるほど、口を動かしています。
  よく見ると、1秒間隔くらいで口を動かし、何かを食べているのかな?
 そこで実験、水槽の中に海藻などいろいろ付いた石を3個入れてみましたが、
 その石には全然付きませんでした。
 ということは水槽のガラスに付いている、藻を食べているんでは?
 もうチョット観察、実験をしてみようと思います。
  今までこんな実験をたくさんして来ましたが、なかなかはっきり、
 結果が出たことは少ないですが、実験によって食べ物がわかった種も何種かいます。
 まだまだ、クロスジアメフラシ?(調査中)の観察は続きますが、
 今月中には、海に帰してあげたいです。
                                            記録係


1秒くらいの早い間隔で口を動かします

  10月 27日
  今、我家のうみうし水槽にはアメフラシの仲間が2個体います。
  早朝、40分くらいかかって海へ着いた所、波も高く、風も強い、
 このまま帰るか、海で観察するか、せっかく来たのだから・・・。
 結局、こんな日は海に入っても
うみうしにも出会えず、生き物も少なく、
 そんな時は、二人だけの海で飼育係の大きな歌声が朝の海に響きます。
 はっきり言って飼育係の歌? 音痴、へた、騒音、私は聞きたくないです。
  あの日も、飼育係を歌をずーと聞かされて、歌に惑わされたのか、
 「このアメフラシなに?」2個体の怪しい
あめふらしを飼育係が発見!!
 海では、はっきりわからず、ビデオカメラでの観察となりました。
 初め、「クロスジアメフラシに似ている」でも「黒い線はない」
 「青い点があるのでフレリトゲアメフラシかな?」でも、別種かな?・・・。
 テレビでの長〜い観察の結果、黒すじの無い(ほとんど無い)、
 クロスジアメフラシでは、ということになりました。
                                      記録係

さてこのあめふらしは?
↑黄緑タイプと↓緑タイプを採集、両個体とも4cmくらい
観察の結果、交接等も有、同種と思われます

↑の緑タイプにはかなり探しましたが黒線はありません
↓の黄緑タイプの一部(側面にチョットだけ)に黒線のようなものが

青い(紫)点があるためフレリアメフラシでは?とも思いましたが
両個体ともクロスジアメフラシと考えました
 この
あめふらしについて、おわかりの方はお知らせ下さい


  10月  8日
  4日、男鹿市の研究発表会に行ってきました。
 給食を早く食べて、友達や先生方からの声えんを受けて、いざ、出陣!!
 清掃係が車でむかえに来てくれました。

  開会式が終わり、次々と発表者の数がへって、前の人も終わっって、
 ついにぼくの出番がやってきて、きんちょうしました。
 「男鹿のうみうしU  うみうしってなあに」10分にまとめるのが大変でした。
 練習と同じ9分45秒くらいでした。
 結果、優秀賞になり、うれしかったです。
  発表は「読むんじゃなく、説明するんだよ」と言われていたので、
 ぼくの説明でわかってもらえたかな?
 むずかしかったとか、聞いた人で感想のメール下さい。
  ところで、質問の「うみうしの数は?」
 500種くらいは日本です、世界では、2000、3000、
 もっとかな?、これから調べていきます。
  これからは、県の発表にむけてがんばりたいです。
 このホームページについて、感想のメールも下さい。
                                           飼育係




  10月  4日
  今日は飼育係、市の理科研究発表会です。
 昨日は遅くまで練習、10分にまとめることが大変でした。
 いつも発表のしかたを指導してくれる広報係も、
 「上手になったな」の一言でした。
  今回はこのホームページと同名の「男鹿のうみうし U」
 昨年は、1年生から観察した海の生き物、3年間をまとめて、
 どんな仲間になるのか調べました。
  そして、今年はついに本人の希望の、うみうしについて、
 10周年ということでやってみるか、ということに成りました。
  下画像の表は広報係が書いた日記、1997から6年間と
 自分で書いた4年間をまとめて作ったものです。
 富山湾産後鰓類図譜に採集表が付いていたので参考に、
 広報係も6年生の時、3年間をまとめて作りましたが、
 さらに、精度を上げて、10年間のものに挑戦です。
 夏休み中、ほとんどがこの作業で終わったようです。
  さて、発表会ではみんなに、うみうしのことがわかってもらえるかな?
 飼育係も広報係と同じで、普段あまり人にうみうしのことは話しません。
 うみうしのことを聞いてもらえる、話が出来る、それだけでも、
 飼育係にとって、今日は楽しい一日なのかもしれません。
  「がんばれー飼育係!!」
                                   記録係


表の海水温は秋田県水産振興センターの(鵜の崎海岸)平均海水温です。
いつも観察時は、個体数、海水温、
観察場所の様子等を記録しています。


  10月  2日
  シラライロウミウシ、10年間で二個体目、今年8月、
 見つけた飼育係はすぐ、シラライロの名が出てきました。
 飼育係は初めて見たはずなのに、シロウミウシと違うと思ったそうです。
  久しぶりに相模湾産後鰓類図譜を出して、シラライロウミウシを見たら
 「・・・外套縁の黄色色帯は単一な狭線ではなくて、
  色帯の内縁に沿う鋸歯状のギザギザを有すること等、・・・」なるほど、
 つまり、黄色の外縁取りはノコギリ状のギザギザということらしく
 模様などを文章で書くことは、むずかしいが、わかりやすいです。
 広報係はこの本の一字一句を何回も読んで他の本と比べていました。
 何回も読んでいるとまた新たな発見がありそうな、でもむずかしい本です。
 全国の県立図書館等には必ずあるそうですので、まだ見ていなかったら、
 どうぞ一度ご覧下さい。
                                   記録係



シラライロウミウシ上   シロウミウシ下
比べてみてください


  9月  29日
  今朝、水槽のガラスに小さなみのうみうし発見!!
 早速ビデオカメラで、水槽の中ではガラスに付いている為、
 下面より見えないため、別の容器に
うみうしを移し、
 レンズを大きな物に換え、撮影しました。
  撮影に使っている容器は、100円ショップで購入の
ざるそばの皿
 黒い色の皿なので使っています。
 
うみうしの色によっては、白い皿を使う時もあります。
 小さな
うみうしは、一瞬目を離すとそれっきり、行方不明になることが多く、
 一瞬の出会いを大切にしなくてはという感じです。
  たぶん、17日採集のイワフサズタに付いていたものと思いますが、
 そうすると、13日目にお会い出来た、ということです。
  寒くなって来たので、ストーブの分解掃除等、仕事が忙しく、
 海にいけないですが、きっと、私を含めた我家の良い子たちに
 神様がプレゼントしてくれた
うみうしでは?・・・。 
  「
、海に行きたいな〜 」
                                      記録係

  


コマユミノウミウシ
上画像の目盛りは1mm、小さい種でなかなか見つけられません
いつも小さいうみうしを撮影する時は、ものさしも撮影します


  9月  21日
  17日書き込みの続きですが、
 17日は夏休み採取の生き物を元の採集場所へ返して来ました。
 うみうし以外の生き物水槽は今季、これでやめようという事で、
 我家の水槽が一つになる予定でした。
  ところが、海で待っていたのは、ジャノメアメフラシ、
 そういえば去年の今頃だったはず、男鹿のフレリトゲアメフラシの
 画像をいただいたのは、そこで、うみうし→あめふらし観察に変わって、
 アメフラシ、ミドリアメフラシ、クロヘリアメフラシ、ジャノメアメフラシ、
 飼育係「持って帰って観察しよう!」アメフラシの仲間4種、採集と成り、
 残念ながら、フレリトゲアメフラシにお会いすることは出来ませんでした。
 そして、もう1種、いくら探しても見つからなかったのが、アマクサアメフラシ、
 いつも男鹿で秋はいないようで、12月頃からいるようです。
 結局、水槽は減らずということです。  (水交換が大変です)
  最後にフサイワズタを採取してきました。
 タマちゃんのエサです、タマミルウミウシは大食いです。
                                      記録係

  

フサイワズタ

  9月  17日
  なまはげの里も朝晩は寒くなって、
 一昨日から田んぼで稲刈もはじまりました。
  昨日から3連休、今日も午前は仕事、
 でも、お弁当もって、午後からチョット海へ、 (このチョットが長い)
 久しぶりの海は凪(なぎ)もよく、最高のうみうし日和、 
 「秋だ、海だ、うみうしだ!!」 海に来られたことに感謝。
  海に入って大きな声で飼育係と打ち合わせ、
 「いだら、騒ぐな、静かに教えれや〜」
 「うごぐな、波たでるな、まなぐ離さず待ってれや〜」 
 (意味がわからない方はメール下さい)
  観察出来たうみうし、アオウミウシ8個体、シロウミウシ10個体、
 コモンウミウシ1個体、マダラウミウシ1個体。
 ジャノメアメフラシ、アメフラシ、クロヘリアメフラシ、ミドリアメフラシ、
 一個体ずつ採集してきました。
  そして、薄暗くなって、そろそろ帰ろうかという時、打ち合わせ通り、
 「
おとう さ〜ん」 小さな飼育係の声、
 タコ5杯を素手採集。 (マネはしないで下さい危険です)
 今日は、サザエのおじさんからサザエもいただき、
 海に感謝、うみうしに感謝、これから、海の幸で乾杯だ!!   記録係

  

コモンウミウシ

白いところが光ってしまうのかもしれませんが
とても撮影しずらいうみうしです

  9月  8日
  飼育係が学校で昔の物の勉強をしているようで、
 「50年くらい前の、古いものな〜い、もっと古いものでもいいよ?」
 そこで照明係はこんな物↓(下画像)を出してきました。
  矢立、明治頃の物らしく、我が家のご先祖様が使った物らしいです。
 松尾芭蕉や菅江真澄もこんなのを持って歩いたんでしょう。
  広報係も同じ小学生の時は、番傘を学校に持って行きました。
 総務係の話では、昔、家の者は番傘は使わないらしく、
 番傘とは、家に来た人に貸すためにある物で、大きく我家の屋号と番号
 「市助 三」が書かれ、だれに貸したかわかるようになっていたらしいです。
 番傘は10本以上有ったようで、以前は2mくらいの傘立てがありました。
  矢立を持って海でうみうし観察、この筆でスケッチしたら、
 青海牛、更紗海牛、夢海牛と名前を書きたくなるでしょうね!

                                         記録係
  
 
巾着付矢立               墨壷、筒の中に筆が入っています

イソギンチャク(磯巾着)は巾着(きんちゃく)と形が
似ているところから名前がついたようです

   9月   3日 (ドラえもんと我家のだれかの誕生日)
  8月、たくさんの水族館、動物園の生き物で壁紙を作っている方から
 ホームページにメールをいただきました。
  うみうしファミリーはどんな水族館に行きたいかの話になりました。
 飼育係は「沖縄美(ちゅ)ら海水族館」に行きたいそうです。
 「ジンベイザメが立ってエサを食べるんだよ、それ見たい」と飼育係。
 「ジンベイザメは立ったまま食べるって、行儀よくないね・・・」と私。
 「おかあさんは?」  すぐ清掃係 「男鹿のうみうし水族館」
 「おとうさんは?」と聞かれました。
 行きたい水族館はたくさんありますが・・・。
 飼育係に「ウミウシ学」平野義明著を読んであげました。
 この本は、広報係、私は何十回と読んでいます。

  かごしま水族館には生き物がいない水槽があるそうです。
 青い照明、下から泡が時々、
 その横に 「沈黙の海」初代館長の詩が書かれていて、
 最後に、次の二行が添えられているそうです。

 そんな海を子供たちに残さないために
 わたしたちは何をしたらいいのだろう


 私は、この水槽を見たいです。               記録係

  

我家のたまちゃん(タマミルウミウシ)です (大食い)

男鹿のうみうし水族館シロウミウシ、アオウミウシ、
シラユキウミウシ、シラライロウミウシ、クロシタナシウミウシ、
アカエラミノウミウシ、セスジミノウミウシ、ヤマトウミウシ、
コモンウミウシ、ハナイロウミウシ、サラサウミウシ、
アヅキウミウシ、タマミルウミウシ、サガミミノウミウシ、
現在14種を展示していますが、残念ながら一般公開はしていません
ハナイロウミウシ、タマミルウミウシ、セスジミノウミウシ、
シラライロウミウシは9月中に元の採集場所の海に帰します


  8月  30日
  飼育係の夏休み中、私の仕事が忙しくあまり海に行けませんでした。
 いつも夏休みはこんな感じですが、広報係の時もそうでした。
  7〜8年前は海に行く時、家族から 「また海に行くの」 と言われていました。
 そして、清掃係からは 「また同じ自由研究なの、違うのやったら」
 毎年、ただ、うみうしの種が増えていく自由研究で、誰に聞いてもわからない、
 他の人からも 「後鰓類は小学生にはむずかい」 なんて言われていました。
 それでも、なぞの生物の名前を知りたくて、たくさんの人に手紙を出しました。
 そんな時、(財)水産無脊椎動物研究所から機関誌の原稿依頼が来ました。
 送られてきた機関誌「うみうし通信」 ほとんど、研究所、大学の先生方の中に
 小学生が一人、とてもうれしかったです。
 そして、家族の
うみうしに対する見方が変わりました。
  そんな時、記事を見て送られてきた手紙、同じ秋田出身の大学の先生。
 広報係、手紙の返事を書くのは大変でした。
 そして、我家に来て、初めてお会いした時、親子ともども緊張、一緒に海での観察、
 とにかく、言葉にならないくらい、うれしかったです。
  ところで、そんな先生がホームページを出されました。
 宮崎に行った時は、人間と生物について、今まで考えた事のない、
 「生き物の放流」など、たくさんのお話を家族で聞くことが出来ました。
 一ツ葉入り江の自然 リンク集 お世話になった先生方に入れました。
 我家では、
うみうしという生物を通して、たくさんの人と知り合えています。
                                               記録係

今夏多い シラユキウミウシ 1cm です
我家では昔から人気 No.1 赤い触角、背面の赤い点がカワイイ
名前がわかるまで3年くらい 「うさぎちゃん」 とよんでいました
後姿を見ていると早く海に帰してあげなきゃ


  8月  23日
  昨日、夕方6時過ぎ、久しぶりに早く仕事から帰って来ました。
 毎日の猛暑、やっとエアコンの在庫が無くなり、「これでご飯が食べられる」。
  「お父さん、早くお風呂に入って頑張ろう」汗だらけの私を出迎えてくれる
 飼育係の元気な声。
  夏休みの自由研究、最後の日、今年は以前から飼育係がやりたかった・・・、
 題名は 「男鹿のうみうしU」 ウミウシってなあに  広報係から続いてきた
 10年間の観察日記を基に月別の採集表を作りました。
 (男鹿でのNo.1はクロシタナシウミウシ、シロ、アオ、オトメと続く)
  私、記録係は今までの画像をプリンターで印刷、みんなで、ワイワイ、ガヤガヤ、
 「塩瀬崎」字が違うよ、よく気が付き口うるさい広報係、
  そして、「仕上げはお母さん〜」夜遅くまで鉛筆の下書きを消す、恒例の行事。
 清掃係の話では「間違いチェックしながら、もっとも大切な作業」だそうです。
  ところで今朝、ここ数年来の課題、写真が多い模造紙を、いかに折りたたむか、
 どう持ち運ぶか、そこまで考えずに・・・  来年の課題です。
 「お父さん、早く模造紙の裏にテープはって」 朝から怖い顔で飼育係。
 「早く貼らなくちゃ」そこで今日は画像、無しです。
                                            記録係

  8月  18日
  今朝は風も無く、暑く、二階で寝ていたが下へ降りてきたら、
 飼育係、清掃係も、我家にはクーラーと言うものは無いのだ。
 正確には、人間用は無く、うみうし様専用の水槽用だけ、
 私も水槽の中に入りたい気持ち。
  我家は仕事がら、商売物には手をつけない主義?
 築80年、大正末期の建物にクーラーなど、障子ばかりで付けるところが無く、
 近年になってやっと一部、網戸という便利なものが付いたばかり。
 今でも、夏は窓全開で蚊帳という風流なものを使用している、最高のゼイタク。
  ところで、最高のゼイタクと言えば飼育係が15日、セスジミノウミウシを見つけた。
 今まで2〜3個体しか記録はないはず、7〜8年ぶりと思う、
 久しぶりに、水槽の中の撮影に手が震え、  「うみうしっていいなぁ」
 南国のうみうしに出会えた、男鹿で最高のゼイタクを楽しめた。  
 ゼイタクと思うのは、我が家だけか・・・。                   記録係
 

 

セスジミノウミウシ 1.5cm

  8月  6日
  朝、6時に海へ、とは言っても清掃係と二人、持ってきた物は
 ビニールシート、場所取りです。
 今日は、飼育係のスポ少剣道、夏のレクレーション、
 海ではテントで泊まった人もたくさん、おなじスポ少のお父さんも来て、
 日よけのテント張り、何となく楽しいです。
  いつもと違って、子供たちとは一緒ですが、生物観察会ではないので
 質問ぜめにあう事もなく、ゆっくりです。
 採集のうみうしを初めて見て、「キレイ、スゴ〜イ」 みんな興味深々、
 でも、中には「キモチワル〜イ」子供の感想は素直でいいです。
  一人、採集のナベカに興味があるようで、「僕、もらっていっても、いい」
 我家の広報係も小学1年の時、ナベカを1年間飼育しました。
 お刺身の切り身をチョット、食べるようすを楽しんでいました。
  あ! ナベカはオオヘビガイの殻を住み家にしているので・・・
 「水槽に、小さな1cmくらいのパイプのようなもの入れておくといいよ」
 一言、話しておけばよかったです。
                                         記録係

 
 ※ 海に行く前に、磯観察注意も見てね

  
U君が見つけたスナクラゲ               7月観察のミズクラゲ

男鹿ではもうすぐ怖いクラゲが出て来ます


アンドンクラゲ 2005.9.11撮影

  7月  30日
  今日は日曜日、仕事がたまっているため休めませんが、
 人並みに休み気分で朝は早起き、今春撮影のうみうしビデオを見ました。
  毎年、春はスギハウミウシを数個体くらいずつ確認していますが、
 色彩が色々で見つけるたびに、スギノハかな?と思います。
  今春の物は触角の形が今まで採集の種とハッキリ違いました。
 我家では「ラッパ状の触角」といっていますが、
 ラッパの中からつくしん坊が出ている感じで、スギノハウミウシの仲間、
 ユビウミウシ、ユメウミウシ、ヒメメリベ、みんなそんな感じです。
  ところで、4月観察の種は、ラッパの形が違っていました。
 これもスギノハウミウシかな?  (↓画像)
  むずかしいです。 楽しいです。 ビデオは何回見てもあきません。
                                         記録係

 

スギノハウミウシは北方系のうみうしのようで
男鹿では海水温の低い春に多いです

 
4月の種、触角                  今まで観察のスギノハウミウシ触角

  7月  26日
  日曜日、夕方海へ、チョット波があったのでダメかなと思っていましたが
 南磯の
みのの海、(ここは我家だけの秘密の場所です) 
 アオウミウシ、シロウミウシ、たくさんのオトメウミウシを観察、
 大きなクジメ、ナベカ、キュウセン、海はいいです。
  飼育係が呼んでいます、何かみつけたようです。
 海藻を指しているよう、何かよくわかりません。
 「みのうみうし」と飼育係、「20個体はいるよ!」
 わたしは全然見えませんでした。日が落ちるまで海にいました。
  海から上がってバケツの中はどうやらフジエラミノウミウシのようです。
 さすが目がいい飼育係、私もうみうし専用メガネを買わなくちゃ。
  帰ってから水槽のフジエラミノウミウシを撮影して何か食べているような、
 海藻にはたくさんの生物が付いているよう、うみうし撮影は楽しいです。
  今日は飼育係、男鹿市の海岸観察学校、どんな生き物がいるかな?
 お弁当持ってハリキッテいます。  一緒に行きたいな!     記録係

 

フジエラミノウミウシ
鰓突起のブルーがものすごく綺麗です

これがもしかしてコップガヤ ?

ものさし (一目盛り1mm)
いつも撮影する時はものさしも一緒に撮ります


  7月  19日
  きのう、アトリ エモレリさんからメールをもらいました。
 晩ご飯を食べてから、「行くぞ〜」
 先月から何回か通って行っていますが、一週間前で64匹でした。
  きのうはチョット少なく30匹くらい、でも田んぼの中にもたくさんいました。
 そして、田んぼだけでなく、ローソン、マックスバリューでも観察会?
 明りに集まる虫の観察です。 (人間も明りに集まるようでたくさんいました)
  今一番多いのが↓画像(一番下)で、自動販売機の下にたくさんいました。
 クワガタでも人気の無いメスでは? クワガタがこんなにたくさんいるの?
 ゴミムシの仲間のような? わかりません、教えて下さい。
  ところでこの三枚の画像は今朝撮った新鮮なものですが、
 撮影して、昨晩つかまえた5匹のホタルは全部オスでした。
 撮影終了後、飼育係が元の田んぼに帰しにいきました。
                                      記録係

 

ヘイケボタルのようです


オス ♂
ホタルのオスとメスの違いわかりますか?


 「小学館の学習百科図鑑 クワガタムシ」でもわかりませんでした。
  この虫の名前がおわかりの方は教えて下さい。

クロカミキリ
Spondylis buprestoides(Linnaeus, 1758)
クワガタではなくカミキリムシのようです

  7月  11日
  7月8日、久しぶりに南磯方面に行って来ました。
 仕事で行ったため一瞬でしたが、磯でうみうし観察も出来、一緒に行った
 飼育係、時間は少なかったですが満足そうでした。
 4cmの大きなシロウミウシ、1cmの小さなシラユキウミウシ、を採集して来ました。
  ところで、「うみうしは、どのくらいの大きさですか?」 よく、質問されます。
 下画像は、指とオカダウミウシ、指の大きさから見て何ミリか考えて下さい。
 オカダウミウシはうみうしの中でも小さな種です。 (冬に多い種)
  「海で、こんな小さなうみうし、よく見つけるね!」 といわれますが、
 オカダウミウシは大体の感じですぐわかり、数年前このうみうしの
 卵塊(らんかい)も撮影しています。 (整理が悪いせいかテープが見つかりません)
 卵塊は、針の穴よりまだ小さいと思いますが、
 でも、針の穴よりオカダウミウシは、はるかに大きいわけです。
 そう考えたら、だんだん大きく見えてきませんか?
  なまはげの里もやっと暑くなって来ました。
 大きな海で、小さなカワイイうみうし、探してみませんか、
 もうすぐ夏休み、夏だ、海だ、うみうしだ!!
                                          記録係



オカダウミウシ
水から上げたらこんな感じ、血ではありません

  7月  7日
  広報係が小学生の時、「うみうしは和名だけでなく学名も大切だよ」と、
 大学の先生から教えていただきました。
 そして、夏休みの自由研究は和名の下に学名がついた物が出来上がりました。
  アルファベットがやっとのわかる程度、小文字、斜体(学名はほとんど斜め文字)で
 書かれていて、たくさんの図鑑などを参考に、同じうみうしの学名の違いや、
 分類等、50種くらいでしたが、一人でかなり苦労したようです。
 男鹿で最新のうみうし分類、恐るべき小学生、うみうし少年でした。
  そして、県の発表へというところで、理科の先生から、
 「学名は書かない方が・・・」と言われたそうで、帰ってきてから、チョット目に・・・。
 夏休み中、どれだけ苦労して書いたか、わかる私も何で、・・・。
  何で先生がそんなこといったのかな?   (言ってくれた先生に感謝)
 最高のものを目指してがんばった小学生はいいのですが、
誰から見てもらうか?
 一番大切なことを忘れていたようです。
 発表を聞いてくれる、先生、子供たち、だれも学名どころか和名もわからないわけで、
 いつものように 「すごいな!」 の一言で終わってしまいます。
 後で大学の先生に学名を書かなかったことをお話したら、
  「見てもらう人に理解できないものの評価は低いです」 と教えていただいたそうです。
 我家でもこのことはとても良い教訓になっています。
 さて、なまはげの里は毎日雨ですが、夏です、またまた、夏のうみうしの季節です。
                                          記録係


今年 1月 1日 飼育係が一番最初に海で見つけた生き物 
うみうしではありません
「 あ! 
ケムシヒザラガイ だ! 」です

 2006年 7月  3日
  飼育係は毎日、水槽の日記を書くのが大変です。
 6月12日にも書き込みしましたが、日記を書かなければ晩ご飯は食べられません。
 それが長続きしているわけですが、何の変化も無い水槽のようすを書くこと、
 いかに大変か、これは、初代の飼育係からの「水槽のおきて」で、
 もし日記を書かなければ、うみうしを飼うことはやめるということにしています。
  (「日記書いた、ご飯を食べる前に書いてしまいなさい」と皆から言われる)
  自然な海にいる生き物をわざわざ捕ってきて観察すること、
 いいことなのか?、悪いことなのか?、うみうしは何のために飼うのか?
 そんな事を時々話し合っています。
 そして、採集した生き物は生きていけるうち(海水温)元の採集場所へ帰す、
 これが我家の考えかたです。  (悪党のウミフクロウも海に帰してきました)
  6月26日水槽中にたくさんのクラゲが、またまたクラゲの出現です。
 20個体以上いるようです、エダアシクラゲが何でこんなにいるのか、
 神様からのプレゼントとしか考えようがないです。
 ある日突然うみうしがいた、なんてこともときどきあります。
 我家の不思議な水槽です。                                記録係



エダアシクラゲ (傘径 1〜2mm)


小さな泳ぐクラゲの撮影はとてもむずかしいです

2006年 1〜6月 へ


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