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2007年 7〜12月 へ

 6月  28日
  26日、水槽の中で記録係が見つけたうみうしです。
 初めはコマユミノウミウシだと思いましたが、違うようです。
 うみうしでは?と思い撮影したら、うみうしだったそうです。
 3〜4mmほどで小さく、透明なうみうしは撮影するのは特にむずかしいそうです。
 背面の赤い点が特徴的です。
  2週間前に海水採取の時、ヒドロ虫と思う生物が付いている石に付いて来た
 のではと思います。
  ホリミノウミウシ、コマユミノウミウシの仲間だと思います
 オーストラリア博物館の Sea Slug Forum で探しましたが同じうみうしはいないようです。
 日本のうみうしHP、世界のうみうしHPでもっと探してみます。
  僕より目が悪いお父さんが見つけたのは、うみうし眼がいいそうです。
 広報係は記録係より目が悪いですが、小さなうみうしを探すのがもっと得意です。
  名前がわかる方、同じうみうしを見たことがある人は教えてください。
  このうみうしを
93種目とします。
                                       飼育係


背面の赤い点、体色は全体が白(透明)です
鰓突起先端部が青く見えるのは光の関係と思われ
ビデオカメラにクローズアップレンズNo.10+No.10で撮影のため
画像センター部よりピントは合っていません
↑静止画より動画(テレビ)の方がもっと鮮明です

記録係


 6月  20日
  アマクサアメフラシの卵から産まれた、幼体です。
 1週間で卵からでてきました。
 水槽の中はものすごい数の幼体です。
 大きさは、100μm(0.1mm)くらいです。
  広報係の話では、
うみうしと同じくらい大きくするのは、
 むずかしいだろうと言っていました。
  8〜11月ころまで男鹿の海にはアマクサアメフラシはいなくなります。  
 水槽にはアナアオサの海藻を入れて観察しています。
 幼生は何を食べるかわかりません。
 わかる人がいたら教えて下さい。
  顕微鏡で見たら巻貝のような形をしていました。
                               飼育係

アマクサアメフラシの幼体です

1目盛りが0.01mmのものさしです
アマクサアメフラシの幼体は100μm(0.1mm)くらいです


デジカメが故障の為、ピンボケです
(6年目、購入、修理を検討中) 記録係


 6月  10日 海水温18℃
  朝、4時半に起きて海に行ってきました。
 波もほとんど無く天気も良かったです。
 沖まで歩いて行って、清掃係の作ってくれた、しょうゆおにぎりを食べました。
 すごく美味しかったです。
  おにぎりを食べてから、うみうしを探していたらリュックの側に置いていた行ったジュースを
 カラスに持っていかれて、飲むことが出来ませんでした。
  観察出来たうみうしは、オトメウミウシ30個体、アオウミウシ1個体、クロシタナシウミウシ1個体です。
  アマクサアメフラシがたくさん卵を産んでいました。
 少しだけ採ってきたので観察しようと思います。
                                                  飼育係
  
  我家のリンク集、宮崎大学の三浦先生のHP「一ツ葉入り江の自然」に、
 宮崎のコアジサシの現状について書かれています。
                                                  記録係  



オトメウミウシが浮いていました
波の無い時、
うみうしはよく浮いています
オトメウミウシの周りのゴミのようなものは
プランクトンの死んだもの?
まだ、男鹿ではプランクトンが多い状態が続いていて、
赤潮になる可能性があるのかと思います


カラスに持っていかれたジュース
のところに穴があいていました


 6月  2〜4日 海水温17℃
  2日、朝早く起きて海に行ってきました。
 ジボガウミウシ7個体、シロウミウシ3個体、アオウミウシ2個体、オトメウミウシ10個体を
 観察しました。
  今までで、見たことの無いクラゲがたくさんいました。
 採集してきて調べたら、チョウクラゲ、オワンクラゲだと解りました。
 1種は家に帰ってみたらバケツの中でとけていて名前がわかりませんでした。
 アカクラゲ、エダアシクラゲもいました。

  3日、ヤマトウミウシ1個体、アオウミウシ、シロウミウシ、ジボガウミウシ、
 オトメウミウシがいました。
  海は赤い所がありました。そばにはたくさんのプランクトンがいました。
 海藻の中にたくさんのクラゲがいました。
 クラゲはプランクトンを食べにきたようです。
 赤い所は赤潮と言うそうです。
  家の近くの海に行ったら赤潮の所がありました。

  4日、家の近くの海に行ったら赤潮はありませんでした。

  
  ※ 赤潮とクラゲは関係が有るのだと思いました。
                                     
 飼育係


Aはチョウクラゲ、Bはオワンクラゲのようです。
アカクラゲ、他2種を確認
オワンクラゲ、チョウクラゲ、?クラゲを採集しましたが
オワンクラゲ以外は翌日、水槽の中でとけて無くなってしまいました

南磯の赤潮

採集の赤潮


 5月   30日 
  下の標本は、ぼくが2年生の自由研究で作ったものです。
 これからも、海のたくさんの生き物を紹介します。
                            飼育係
 

男鹿では食べられる巻貝を「したなみ」といいます
はじめはおいしい貝なので、舌味かな?と思っていましたが、
「しただみ」からきているようです。
(レイシガイとイボニシはしたなみと言わない)

 5月  9日 
  今年の連休は天候が悪く、波の高い日が続き、磯観察には5日しか行きませんでした。
 そこで、6日は男鹿市立図書館へ観察場所を変更しました。
  仕事先で昭和36年頃、男鹿半島で
うみうしを探した人がいた話を聞きました。
 生物学者の昭和天皇が国体で秋田にお出でに成ると言う事で、
 当時の生物に詳しい先生が、男鹿半島の
うみうしを説明しようと、成ったようです。
 西村正先生が貝、永田耕造先生が
うみうしについてお話しになられたそうで、
 広報係の時も先生方から協力いただいて、いろいろ調べたのですが、
 どんな
うみうしがいたかなど、資料はありませんでした。
 でも、その時の新聞のコピーをご家族の方からいただきました。
 新聞には男鹿南小学校のうみうしの標本ビンの前で
 「うみうしでございませんですか」と皇后様がお話しになったと書かれていました。
  たぶん、その時の採集内容など何か記録があるのではと、図書館に出かけたわけで、
 また資料を探しに図書館に行こうと思っています。
  誰も知らないような生物、うみうし、ひどろ虫、研究された昭和天皇とは、
 どんな人だったんでしょうか、とても興味があります。
  今年は秋田で国体が行われます。                         記録係

  この昭和36年、当時の話、記録、資料等、おわかりの方は教えていただけたら嬉しいです。
                                                  

スギノハウミウシ
男鹿では4〜5月、海水温が15度以下で
アオウミウシ、シロウミウシが出てくる前に多い
上画像は赤タイプで、緑、オレンジなど色彩は様々
男鹿ではオレンジタイプが多い
スギノハウミウシ亜目は触角の形状に特徴があるのでわかりやすい


 5月  5日  海水温 15℃ 
  今日は、「こどもの日」我家の該当者は飼育係ただ一人と思いますが、
 父から見たら私も子供、人類、皆、元子供、「こどもの日」と言う事で海へ? 
 (こどもの日と海が関係あるのかは疑問です)
  久しぶりに、お弁当を買って飼育係と二人、連休気分で入道崎、
 外で食べるお弁当はおいしいです。
 入道崎はたくさんの人がお弁当を食べていました。
  さて、車に乗り場所を変え、
いざ!うみうし観察
 全然、いません。3時間くらいの観察の結果
うみうしは0、
 波が高く、アメフラシが数個体、珍しい生き物なし、0、ゼロ、・・・。
 こんな日もありますよね!だから
うみうしと逢えるだけでうれしいんです。
                                  記録係

  北緯40度の地、連休でたくさんの人がいました。


  うみうしがいなく、イトマキヒトデで遊んでいる飼育係


  2006夏休み、自由研究で飼育係が1ヶ月かかって作った
  「男鹿半島ウミウシさい集表」(1997〜2006)

  5月は
うみうしはいるはずなんですが?

  
※上の表は『富山湾産後鰓類図譜』を参考に今まで広報係も作り
    どんな
うみうしがいついるか、そして、海水温の関係です。


 5月   1日 
 我家の「うみうし水族館」の様子を紹介します。

  昨年、11月500μから大きくなって、現在大きいもので、13cm
 飼育係、計測中の個体は7.5cmぐらいかな、海藻を沢山食べ、
 海水に色が付きやすく、飼育係は水交換が大変です。
 いつも「ものさし」と出ている物は飼育係がもっているプラスチック製で、
 1目盛りが1mmで、このほかに、「マイクロメーター」ガラス製で
 1目盛りが1/100mm、10μ(ミクロン)の物で測定しています。
 どちらも生物画像と同じに撮影して、大きさを測っています。


  最近大きくなってきた、イタボヤの仲間と思います。約5mm
 時々呼吸するように、真ん中の穴から水を噴出しているようです。
 宇宙船のようなカッコイイ作り、ホヤにハマッテいる私は見ていてあきません。
 シンプルなうす紫色もいいですね!そう思うのは私だけかな。


  春、爛漫いいでしょう、ヒドロ虫、絵になりませんか。
 ヒドロ虫の一輪ざし、お部屋にどうですか?
 3月 5日の画像と比べてみてください、、キタエダウミヒドラと同じ種か?
 二ヶ月も開花がずれたことに成ります。
 花径は1mmくらいです。


  みのうみうしの仲間(7mm)が上画像のヒドロ虫を大きな口を開けて、
 食べています。
 先に下の方の雌花を食べて、上の雄花を食べようとしています。
 (雄花、雌花、逆かな、良くわかりません)
 大きな口と書きましたが、7mmのうみうしの口の大きさです。
 1mmの花を一気に「ガブッ」と食べます。
 これも、見ていてあきません。

  我家のうみうし水族館は連休中は閉館しております。
 時々、見学者が来ますが、来館は予約が必要で、
 突然の来館でも断ることはほとんどありません。
 虫眼鏡など御持参して頂ければ、楽しさも倍増です。
 何が入っているか、わからないで、お帰りになる方も多いです。
 うみうし水族族館の入場は無料です。


  連休中はお近くの水族館へ、うみうし、海の生物、探して見て下さい。
                                      記録係



 4月  22日 
  今日は、総務係の90回目の誕生日です。
 みんな大きな声で「おはよー、おめでとう!」。
  総務係は小さい時からラジオが好きで、英文で書かれている本で、ラジオの事を勉強し
 自分で作る事が楽しかったようで、当時、ラジオは文明そのものだったのでしょう。
 私が小さいときは、テレビを自分で作って販売していました。(テレビのキットが有ったのでは?)
  農家に生まれ、中学校を出て、早稲田大学に入れなく、東京の物理の専門学校に入学、
 学校は当時、無試験だったと話していました。 最近になって、夏目漱石の「坊ちゃん」も
 東京の物理学校を出て先生に成った、同じ学校なことに気付き、そして、今は東京理科大に
 成っていることを知りました。でも、農家の一人息子が家に帰って来なかったら大変と、
 途中で家に戻され、卒業出来なかったそうです。
  カメラも好きだったようで、光学機器なども詳しく、戦時中使っていた、ドイツの
 ツーアイスの望遠鏡の話や、測量機器を使ってトンネルを掘った話など、
 もちろん、無線機等の話もですが、戦時中、満州では苦労したようです。
 戦後、家に帰ったら、山の木は無くなって価値の無い軍券に変わり、
 農地改革で田んぼが無くなり、大変の連続だった事と思います。
  80才を過ぎてから数年前までは、お日様と一緒に起き、お日様が沈むまで畑で仕事、
 帰ってから80才違いの孫と一緒にお風呂に入り、一番良い時代だったのかも知れません。
 もっと暖かくなっら、畑に連れて行ってあげたいです。
                                                 記録係


 4月  20日 
  昨日、広報係が大学の図書館から、すごい本があったと一冊の本を借りて来ました。
 『水棲無脊椎動物の最新学』東海大学出版会、今まで広報係が挑戦してきた、
 
うみうしのベリジャーの変態等について書かれています。
 「大学の図書館は宝の山」と話していました。小さい時から本の好きな広報係らしいです。
  十数年前、県立図書館で初めて『相模湾産後鰓類図譜』を見たとき、図版のハナデンシャは、
 どんな生物か、当時は想像もつきませんでした。
 たくさん
うみうしに出会えて、こんな感じかなと考えられるようになり、
 今まで2個体のハナデンシャを見る事が出来、いつかは男鹿でも会えるのではと思っています。
  ところで、昨日から飼育係は新しいアオウミウシのページを作っていますが、
 新たな疑問が?最初から壁に突き当たって、私も聞かれましたが、進めずにいます。
 簡単にわからない事が我家の
うみうしの楽しみ方・・・。
  知識は力なり、継続は力なり、努力は力なり。               記録係


  
下画像はヒメメリベと思う種ですが、4月に水採取の時、採集の4cmの個体です。
   最下の11cm(1/24書き込み)、4月採集の4cmの種と比べて見てください。


1月24日書き込みの相模湾産後鰓類図譜、特徴のまとめ 
   体長  触手 背側突起  小斑 臭い
ヒメメリベ 4cm以下 1−3列 5−6對 褐色 記載なし
ムカデメリベ 10cm許す 5−6列 6−7對 チョコレート色 悪臭を放つ


↑4月採集の種      4cmの個体
↓1月24日書き込みの11cmの個体



 4月 18日 
  ホームページの観察記録(52種目くらいまで)は広報係が小学校6年の時作った物です。
 50種目の採集記念に本を作ろうとパソコンのワードで、それを小学生レベルの父親が手伝い、
 結局、卒業式までは間に合わず、完成は中一の春の連休だったと思います。
 そして、お世話になった先生方に贈ったところ、間違い箇所など御指摘いただき、
 訂正版が出来たのは、秋、1年がかりで本(CD)が出来たことになります。
  当時の参考図書としては、相模湾産後鰓類図譜、富山湾産後鰓類図譜、
 ウミウシガイドブック1・2、他、でしたが、学名が二つあるものや、不明種をどうするか、
 学名の書き方、とても勉強になりました。
  学名は斜体でと教えていただいたところ、学名は必ず斜体でなくてもアンダーラインを引く等、
 文章の中で区別できればいい、また、分類など最新のものにこだわらなくても、研究者によって
 意見はいろいろで変わる等、専門的な事までたくさんの事を教えていただきました。
 私は、この観察記録が小学生が作ったことに意義があるのではと思い、
 あまり手を加えずにいました。
  ところで、観察日記を今回も小学生の手で、リニューアルしようかという事になりました。
 もちろん小学生レベルの父親、口うるさい大学生も手伝いますが、チョットずつ進めて
 いこうと思っています。
                                                記録係

   4月 9日の書き込みの生物は、コマイハナゴケ Cornularia komaii Utinomi でした。
  刺胞動物門 花虫網 ウミズタ目 ハナゴケ科、イソギンチャクやサンゴに近い仲間のようです。
  『日本海岸動物図鑑T』によれば0.2mmの走根があり、ポリプには骨片は無いよう。
  インターネット検索で探してみたら、水生生物雑記帳さんのHPにもありました。


ここ数年、いつも顔を出す我家?のキジ
昨年の秋は子供と4羽でしたが、今年は夫婦だけ
清掃係は台所仕事をしながら楽しみに待っています
この辺でもキジがいる家は珍しいと思いますが
珍しい我家の誰か?を観察しに来ているのではと思っています
「今朝も見たよ!」 今日は何かいいことがありそうな・・・。


 4月  9日 
  昨日は水槽の水交換、6本の灯油のポリ缶、60リッター水槽二個分です。
 水槽を洗う時は井戸水を使って、
うみうしにとって水道水よりは
 毒性が足りないのではと思ってです。
 ポンプの中やフィルター部は水槽の海水で洗います。
 今はいいですが、真冬は洗った後がすぐ凍るような事もよくあります。
 
アマクサアメフラシの水槽は海藻が腐って海水にすぐ色が付き大変で、
 実際の海でも凪ぎのいい日が数日間続くと、磯の海水も色が付いてきます。
 つまり海水を綺麗にして置く為には海藻を水槽に入れない事です。
 でも、アマクサアメフラシがどんな海藻を食べるか実験をしているので、
 飼育係は水槽の管理、水交換は大変な作業です。
 飼育係は楽しそうに冷たい水で水槽を洗っている姿を見ると、これがあたり前と
 思っているらしく、広報係を小さい時から見ているからでしょう。
 広報係にとって、うみうしは生活の一部と中学生の時、話していました。
  11月、500μの幼生が大きいもので10cm、5cm前後の個体が多く、
 食いっぷりはスゴイです。
 多分、自然界の海では海藻が豊富なので、もっと大きくなるのではと思います。

  ところで、リンク集に「koucha & paw のウミウシ探索隊」追加しました。
 我家と同じ親子で磯観察、三浦半島のうみうしです。
 日本全国、もっとたくさんの磯観察の海の生物HPがあったらと思います。
                                        記録係

石の裏側に花のような綺麗な触手と思います
花径やく5mm
↓触手を閉じたところ
さて、この生物の名前は?


 4月  6日 
  今日は広報係の入学式、日本で一番、我家に近い大学です。
 昨晩から「ネクタイはどうするの」初めてのネクタイは大変そうです。
 いつも、白いタオル一枚首に巻いて仕事のオシャレな私は、
 「そんなのわからん、自分で考えろ!」
 初めてのネクタイうれしいんでしょうね!私もうれしいです。
 もうすぐ90才の父に「おじいさん行ってくるよ!」と言ったところ、
 何も答えは返ってこなかったそうですが、おじいさんも、うれしいでしょう。
 おばあさんは、「ハンカチ、はながみ持った」と心配顔、小学校の入学式じゃ・・・。
 予定時間を10分オーバーしてもいそがず、皆で「早く、早く」どっしりマイペースのおかあさん、
 今日はうれしい入学の日。                               お父さん

 4月  1日 
 今日から春の防火週間、4月です、春ですね!
 日記の書き込みもがんばります。
 このホームページのプロフィールとホーム一部を変更しました。
 3月になって作った「なまはげの里」は別のホームページにしようと思い
 制作途中ではありますがリンク集に移しました。 男鹿の歴史や私が感じたことなど、
 書いていきたいと思います。こちらのホームページもよろしくお願いします。
  
  ところで昨年の11月6日のあめふらしですが、水槽の中でまだまだ大きくなっています。
 種はアマクサアメフラシ、すぐにわかりましたが、エサの海藻のアナアオサが少なく、
 海のアマクサアメフラシを観察し、海藻のウミトラノオを食べるのではと思い与えたところ、
 見事に食べてくれ、みんな大きくなっています。
 これ以上大きく成ったら、エサ、うみうしと同じ水槽での観察は無理とは思いますが、
 もっと観察を続けたいと思っています。
  エサの海藻のウミトラノオの冷凍実験、アメフラシとの卵塊の違い、またなぜ、夏から秋は
 男鹿半島にアマクサアメフラシはいなくなるのか?など解明したいです。
 毎日、見ているとアマクサアメフラシとアメフラシの違いは、すぐにわかるようになりました。
 ミドリアメフラシ、クロヘリアメフラシ、4種を飼育し比べてみたら面白いだろうなと思いました。
                                               記録係

 3月  14日 
  なまはげの里のことで、うみうしには関係無い話のようですが、
 でも、間違った名前をつけられた
うみうしがみんなにおぼえられて、
 どんどん広がったら、こんな風になるのかなと思いました。
 うみうしに関係ない、なまはげの里の山のお話です。

  数日前、親戚から1冊の本が送られて来ました。
 以前から私が気にしていた「男鹿三山」の事が載っていました。
 「男鹿三山」とは、真山、本山、毛無山と書かれている最近のホームページは多いですが、
 数年前にも書き込みしたことがありますが、もっと詳しく、しつこく、説明したいと思います。

   男鹿の三山
 男鹿半島に三高山あり眞山、本山、寒風山是れなり、本山は南磯村に在り、
 山上赤神神社を祠り又本山神社とも稱し景行天皇二年の創立なりと云ふ、
 其の祭神詳ならず、俗説には漢武帝を祭ると稱し蘇武か澤等を附會せり、
 頂上袴超は遙に飛島、佐渡島を望みて眺望廣濶風景絶佳なり、
 眞山は北浦町に在りて頂上は本山、と同じく赤神神社を祠る、寒風山は一名
 妻戀山と稱し他の二山と共に有名なり、本山、眞山は縣下有數の官林にして
 老杉蓊欝面積千七百餘町歩其の最も繁茂せる箇所は一町歩の材積四千尺〆に
 餘る所あり而して材質の緻密なる他に多く其の比を見ず樹幹亦長大なり、
 寒風山は岩石多く寒風石の名を似て良石材を産す。
        (東宮行啓記念写真帳 明治41年9月18発行 秋田県庁)より

  送られてきたこの本は秋田県の名所を紹介したもので、
 当時も「男鹿の三山」 真山、本山、寒風山と言われていた貴重なものと思います。

  ではなぜ、真山、本山、毛無山ではないのか?
 菅江真澄(1754〜1829)の恩荷能春風(おがのはるかぜ)では
  本山の奥の岳、昔は前山といった処に、石積みして(甲)薬師堂があり、
  その左手の下の方は(乙)加茂の浦であると、比仏舎の前の九曲りの道を下り(丙)
  毛無薹を経て、遙々行くと、本山日積寺永禪院に至るという。
  (新訳 眞澄翁男鹿遊覧記 昭和27年9月30日発行 男鹿史志刊行会)より

  毛無薹(だい)つまり毛無台の意味で、毛無山は通称で本山の一部と
 考えられていたものと思います。
 昔から男鹿の図に真山、本山は記載されていますが、「絹篩」なども毛無山が無いのは
 この辺かなと私は思っていますが・・・?
 平成7年発行された「男鹿市史」には男鹿三山について、真山、本山、寒風山、
 と書かれています。
  では、なぜ、こんなに男鹿三山がパンフレット等で間違われているか、
 今の時代は便利で、本など図書館へわざわざ調べに行かなくても、
 インターネットで簡単に家で勉強できるわけです。
 また、適当な本(資料)を見て、次、次、とそんな人がどんどん増え、
 たくさんの人が新しいパンフレットで間違ったことを勉強します。
 最後は少数派の私が考え方が間違っていることに成るのかもしれません。
 そんな感じでどんどん広がっていくものと思います。
 男鹿三山、間違っていると思う私の考え方が間違っている等、ご意見があれば、
 メールお待ちしています。

                                       記録係
  (男鹿三山、なぜか、新たな大発見!! 地形編、第二弾あり)

  3月  9日 
  なまはげの里もここ数日やっと冬が来た感じで、外は雪景色。
 冬でも雪が無いと昨年の大雪と比べて、楽なことはいいのですが、
 あんまり楽すぎると、次の不安、今年の天候異常を考えてしまいます。
 我家の家業もヒマ、ストーブの故障、冬物商品、全然ダメ、
 水道屋さんも水道管の凍結等無くて、困った冬のようで、
 この暖冬で困っている人はたくさんいるようです。
 雪景色を見ると何となく安心できる・・・、でももう春ですね!
  今年の海水温の事を2月、書きましたが、水温は高くても
 コザクラミノウミウシはいつものように会いに来てくれました。
 さて、した画像は干潮の時の転石を裏返した時のものです。
 水から出てしまうとなかなか
うみうしは見つけられません。
 
うみうしはどこでも探すという訳ではなく、同じ場所で見る石も決まっています。
  ヒドロ虫のいる所を覚えていて、その石の下だけをいつも観察しています。
 だから裏返した石はそっと元通りにして、次に観察時にそなえます。
 そして時々新しい場所を開拓、そんな感じで観察場所を広げてきました。
 今年はいつもなら観察場所にたくさんある滑って危険な岩ノリまで少ないです。
 (海藻、サザエ、アワビ等、貝類の採取はしていません)
                                         記録係

A コザクラミノウミウシ
B コザクラミノウミウシの卵塊
C フカウラヒドラ
D ヒメクダウミヒドラ(ヒドロ花 ピンク色のところ)
E ヒメクダウミヒドラの花が
うみうしが食べて無くなっている


B部 卵塊の拡大

  3月   5日 
  昨日は飼育係が風邪のため、一人で海へ。   海水温 11℃
 海では今年初めてお会いするサザエのおじさん、そろそろ船を出す準備とのことです。
 今年最高の干潮で、波も無くたくさんのうみうしに出会えそう、でもあんまり条件のいい時は
 全然いなかったり、しばらくサザエのおじさんとお話、88才、現役の漁師さん元気!
  これだけ潮が引いていればかなり沖のほうまで歩いていける、早速、コザクラミノウミウシ、
 アカエラミノウミウシ、エムラミノウミウシ、コヅチミノウミウシ、他、みのうみうしの仲間数種、
 今年初めての種、季節とともに種も変わっています。
  昨年から通っている「ヒドロ島」へ、私と飼育係、二人より知らない秘密の花園です。
 「スゴーイ!」 あるある、潮が引いていて、波が無い時より見ることが出来ません。
 3〜4cmくらいのキタエダウミヒドラ(だと思います)にたくさん小さなみのうみうしの仲間が
 お花畑状態、まだ数は少ないですが、まさしくうみうし天国です。
  ところで、このキタエダウミヒドラのチョット何かついている種を発見、この種だけ採取して
 観察することに、帰ってから水槽の中で撮影、超ビックリ 「花が二つ!」、
 雄花、雌花があるのかな? ますます、ヒドロ花の魔力に・・・。               
  食べられる前に今日も撮影しなくちゃ、でも、仕事、仕事、月曜日忙しいです。  記録係



はじめは小さなみのうみうしかと?

カメラでズームUP
これはヒドロ花?

ヒドロ虫に二つのヒドロ花


  3月   1日 
  3月からこちらのページに直接の書き込みと成りました。
 以前からサーバーが満杯状態で、Yahoo!ジオシティーズの方へ
 少しずつ移動していたのですが、そろそろ限界と思いこちらに直接の書き込みと
 成った訳です。
  これからも
うみうし、そして、海の生物を観察して、たくさんの画像で紹介しますので
 よろしくお願いします。
  さて下画像は昨年12月観察のヒドロ虫ですが、花径は2mmくらいでした。
 小さいので顕微鏡でも撮影して見ましたが、雰囲気的にはビデオカメラ撮影の方が
 いいと思いますが、前後はボケてしまいビデオカメラを分解して、
 100mmマクロレンズでどうにか成らないかと考えていますが、
 まだ、カメラを分解する勇気はありません。
  (ソニーのVX1000+マクロレンズ等で使っている方、改造方法をお知らせ下さい)
  ところで今日は広報係の卒業式、携帯を持っていない高校生、がんばりました。
   オメデトウ!!
 我家から日本で一番近い大学に入学が決まって、大好きなこと、
 いっぱい勉強してください。  ガンバレー!!
                                         記録係

ビデオカメラ + クローズアップレンズ 花径2mm

顕微鏡で撮影

  2月  27日 
  今年のなまはげの里は雪が少なく、気温も高く、異常な冬です。
 例年なら今の季節、海では浅瀬がシャーベット状に凍っていたり、
 海の水が一番冷たく感じる季節です。
 それが今年はもう春か、リンク集の秋田県水産振興センターの平均海水温では、
 例年より2度くらいも高いようです。
  今年の海は、昨年の「みのうみうし天国」状態とは個体数でかなりの開きがあります。
 海水温はこのまま下がらず上がってしまうと、海の中は冬の無い春が来るんじゃ、
 もしかして、昨年の大雪と「みのうみうし天国」は関係あるのか、そんな事を考えました。
 いつもならこれから、コザクラミノウミウシとその仲間、御一行が団体でおいでになって、
 ヒドロ虫が全部食べ、3月中ころ大型のオオミノウミウシがヒオドシイソギンチャクを
 食べに来ます。
  さて、2月23日水槽で撮影のみのうみうしはコザクラミノウミウシでした。
 まだ、今年の海ではコザクラミノウミウシを見たことがありません。
 という事は、水槽の中のヒドロ虫に付いていたものと思います。
 コザクラミノウミウシは深い所から浅いところに来るものと思っていましたが、
 幼生のまま流れに乗って男鹿にたどり着くのでは?考え方が変わりました。
  うみうしはどこから会いに来てくれるのかな?
                                       記録係


 ところで、いつも「男鹿のうみうし」HP見ていただいてありがとうございます。
 現在、ホームページ容量が満杯状態で、このページの書き込みは3月からは
 「うみうしファミリー日記」のみにしたいと思います。
 今まで通り、更新情報はトップページに表示しますので、お入りはトップページから、
 よろしくお願いいたします。

コザクラミノウミウシ
Coryphella athadona
 (Bergh,1875)

頭触手の白色V字がはっきり見える
鰓突起の色はアズキ色、男鹿で一番多いタイプ

  2月  19日 
  土曜日、中村征夫さんのトークショーに行って来ました。
 ものすごい人、さすが秋田の有名人。
 たくさんの楽しいお話、時間をわすれて聞いていましたが、
 私よりもっと真剣に一番前で聞いていた飼育係は
 偶然のアシスタントまで勤めて、プレゼントまでもらってしまいました。
 お話を聞いてとても勉強になりました。
  ところで、今年初めのお約束、
うみうしの食感についてですが、
 カガミモチウミウシHappy newyear Namahage,2007 は一升の餅米で
 作ったため1週間ぐらいかかって食べましたが、チョットかび臭い
 ところもありましたが、特に鰓と触角は大変美味しく、
 日本で、うみうしを食べた話(実験)はうみうし研究者にも貴重なことと思います。
 (研究者の方で詳しく聞きたい方はメールください)
  今年の年賀状のカガミモチウミウシの画像は好評で、
 飼育係はうみうし研究で有名な先生から年賀状をいただいて、
 感激していました。                            記録係

 ※ この
うみうしを食べてから、1ヶ月以上の生存を確認してからと思い、
    書き込みしています。(後遺症もほとんどありません) 実験は4人で
    行いましたが氏名は個人情報保護のため非公開とさせていただきます。

  

鰓(えら)は20cmくらいでした
6葉ですが、1部欠落したようです

触角は10cm以上あり一口では無理です
硬くて切断が大変でした

解剖した
うみうしはホルマリンではなく水道水で保管、お正月過ぎ
一週間ぐらい毎日食べました。日本人では初めてと思いますが?
うみうしを食べる、決してマネはしないで下さい。 危険!!?

   2月  12日
  三連休最後の日、午後から飼育係と秋からのうみうし撮影のテープを整理しました。
 我家の
うみうしの記録方法はすべてビデオテープです。
 いつも水槽の中を家庭用のビデオカメラで撮影、このホームページの画像も
 ビデオカメラからの静止画、つまり、我家の
うみうし映像はすべて動画なわけです。
 以前は好きなBGMを付け、名前のわからない
うみうしのテープ集を作り、
 先生方に送って、名前を教えてもらう、そんな事を繰り返してきました。
  ところがこの
うみうしのテープ、送った先生方には意外と好評で、
 テープを見ていると眠くなる、疲れが取れる、気分がゆったりしてくるといった
 意見もあり、うみうしには癒し効果もあるようです。。
  ところで、今年1月1日、小さな
みのうみうしの仲間、4個体、B、C、D、E、
 チョット遅くなりましたがUPしました。
 A、Fは2月11日の採集ですが、Aはものさしと一緒に撮影したもので、
 Fはピリカミノウミウシのようですが、頭部の形状の違いを見るために並べて見ました。
  我家の不明種と比べ、どれがどれか、見ているとますますややこしくなります。
 ある程度の飼育期間で、食性等で、鰓突起の色彩、体色が変わる時もあります。
 そして、コザクラミノウミウシやコヅチミノウミウシ、我家の不明種が入れば、
 どれが、どれか?見ていると、ますますわからなくなってしまいます。
                                  記録係
 A  一目盛り1mmのものさしです
 B  A、Cと頭部の形が違い、触角が長い
 C  Aと同種か?
 D  頭触手、触角の色の違い
 E    頭部がエムラミノウミウシと同じ
 F   頭部がコザクラミノウミウシと同じ
  並んでいると比べやすいと思いました。ほとんど、10mm前後(大きさは比べやすく
  するため数ミリ程度、変えています)のうみうしですが、我家では頭触手、触角の色彩、
  白線等で区別していますが、うみうしの名前の解る方、同じ種がHPで等、教えて下さい。

   2月  8日 
  昨日は飼育係の誕生日、朝から「おめでとう」の声。
 広報係が10歳の時、「大きくなったら何になる?」と聞いたら
 「自然保護の仕事」と言っていました。
 うみうし少年はNHKの「生き物地球紀行」、特に海に関係あるものに夢中でした。
 中学生になって本で自然保護の仕事とは?
 増えすぎた保護動物をどうするか、そんな問題を抱えていると、覚えたそうです。
  私は10歳ころは、「天文学者」 一生懸命お金を貯めていました。
 そして、2年間ぐらい貯めたお金で、天体望遠鏡を買って初めて見た月のクレーターに
 ヒドロ花のような美しさを感じ、土星を見たときは、なんてこんなに小さいのに、
 輪があるのか、小さなみのうみうしを見たような感動でした。
 中学生になってアポロが月へ、人類の第一歩、夢中で見た月から送られて来る映像で、
 何となく「月ってこんなところ、うさぎはいないのか」望遠鏡を覗く楽しみが薄れて行きました。
  飼育係、1年生の時は、学校の先生、2年、海の男「漁師」、3年、J リーグ サッカー選手、
 10歳、今、4年生は箱根の男、大学駅伝で箱根の5区を走ることだそうで、次は?
 昨年から冬休み中も毎日一人で走っていました。
 磯歩きは足を鍛えるためと考えているらしく、10年後、もし、箱根を走っていたら
 みなさん、応援お願いします。 (夢はいいですね、そんな事を考えるだけで楽しいです)
 10年後はどんなかな? うみうしファミリーは、このホームページは?
                                          親馬鹿の記録係
 清掃係にも聞いたところ「私、はずかしくてそんなこと言えない」とのこと?
 プロフィールも一部変更しました


フカウラヒドラ 花径 0.5mm
一見イソギンチャクのようだが真ん中に蕾がある感じ
これからまだ大きくなって色が黒くなってくる


ヒドロ虫? 茎 1cm
流木に付いていた


キタエダウミヒドラ?
石の下から採集

   2月   3日 
  31日、書き込みの本ですが、男鹿の図書館でTはあったのですが、
 Uはありませんでした。
 図書館の方にお聞きしたところ、Uは置いてないとの事でした。
 男鹿で普通にいる、たくさんの種のクモヒトデ、ほとんど名前はわかりません。
 そんな海に普通にいる生物の名前は、なかなかむずかしいです。
  ところで、この本を見て一つの大発見がありました。
 飼育係が1年生の時、男鹿で初めて見つけた種、我家では
 ユメウミウシ Notobryon wardi(Odhner,1936 ) としている種です。

 ただ、間違っていると思う、私が間違っている可能性も?
  うみうし観察、手元に生物図鑑があれば、楽しさも倍増です。
                                         記録係

スギノハウミウシ Dendronotus frondosus (Ascanius, 1774)
1月、採集ですが、なかなか見つけにくい種です。
色彩変異の多い、男鹿では普通種です
ハデな
うみうしばかりがうみうしじゃないです
スギノハウミウシ亜目、ラッパの中からツクシが出ている
触角の特徴わかりますか (我が家流)


花径 やく0.5mm ヒドロ虫? 1月 21日 飼育係 採集
 31日、画像の、みのうみうしの仲間がヒドロ花を食べていた

   1月  31日 
  1月になって飼育係が一冊の本(図鑑)を買いました。
 今年頂いたお年玉で、本人にとっても、私でも、とても高価な本です。
 海の生物の写真がたくさんで、それについて詳しく書かれています。
 今まで図書館に、この本を見るために何回も通って、部分的なコピーも
 ありますが、新しい種を見つけた時は、また見に行く事を繰り返してきました。
 「相模湾産ヒドロ虫」も借りて来て見ましたが、写真も少なく、白黒のため、
 文章だけではなかなか難しいです。 (どこの図書館でも図鑑は
持出禁
  飼育係に「本当にこの本を買うの」と聞いたとき、
 「ぼくが一番好きな物を買ったら、あげた人(頂いた人)に喜んでもらえる」
 そんな答えが返ってきました。
  親にして見れば、飼育係はゲーム機を持っていないので、
 ゲーム機でも買ってくれた方がとも思いますが・・・。
  この本を買った話を私の友達にしたところ、
 「そんな本、子供はほんとに欲しがるの?」
 「お父さん、全然お金出さないの、お父さんが欲しかったんじゃないの!」
 と言われ、もうすぐ飼育係の誕生日、この本のもっと高価な「U」を
 プレゼントしようかと思っています。
  うみうし観察に昨年12月13日書き込みで、お金はかかりませんと書きましたが、
 お金がかかる時もあります。                   記録係
                                    
  

上画像はフカウラヒドラを食べるエムラミノウミウシ?(2個体)
1mmのものさしです↓

小さいので、なかなか特徴がわからず
2〜3mmのみのうみうしの仲間は6個体確認 (同種と思う)
採集時のヒドロ虫に付いていたものと思います
だんだん大きくなると特徴がハッキリして来るでしょう

   1月  24日
  20日、書き込みのヒメメリベ(下画像)と思っていた種です。
 相模湾産後鰓類図譜で主な特徴をまとめてみました。 
   体長  触手 背側突起  小斑 臭い
ヒメメリベ 4cm以下 1−3列 5−6對 褐色 記載なし
ムカデメリベ 10cm許す 5−6列 6−7對 チョコレート色 悪臭を放つ
我家の種 11cm 2列? 6對 うす茶色 無臭
 頭巾周縁の触手について、日本のHPも探しましたが、
 詳しく書かれているところは見当たりませんでした。
 ほとんどのHPは我家と同じく、小斑の感じで区別しているようです。

  広報係は頑固に、今でも、これは違うというような種もいます。
 小学校の時、見た図鑑はほとんど間違いがあったからで、
 そして、今でもそうかもしれませんが、正しいと思って見てしまえば、
 新たな疑問は出てきません。
  大好きなうみうしに、名前があるんだったら、正確な名まえを、
 しっかり調べもせずに、別名、仮称をつけ、その名前を・・・。
  うみうしという生物と出会って、はじめは「何もわからない」からのスタートです。
 我家のうみうし達は名前のわからない種が多いですが、
 いつか名前がわかる日が来ることを楽しみに、うみうしと同じで、ゆっくり、
 マイペース、とにかく海へ出かけて、たくさんの種に会いたい、
 長い期間、調べて行くことでわかった時のうれしさがまた違い、
 そして、いつかわかる日が来るでしょう。
  ヒメメリベとムカデメリベの触手について、おわかりの方は教えて下さい。
                                      記録係
 PS 水槽のヒメメリベと思っていた種の臭いを観察、
    チョット臭いは有りますが、アオウミウシなどから比べたら、
    ほとんど気になる感じでは無く、無臭としました。 1/25

体長 11cmこれは間違いない

触手は2列では?

11cm、触手2列の?メリベ
相模湾産後鰓類図譜の記載ではどっち?
ますます、わからなくなってきました



   1月  20日 
  今年に入って世界のうみうしホームページを飼育係と二人で見学、
 オーストラリア博物館のSea Slug Forumはさすがにスゴーイ数です。
 あんまり有り過ぎてますます解らなく成ってしまいます。
 もちろん、英語がチンプンカンプンな私でも、うみうしの学名を入れて検索、
 インターネットって世界中のうみうしが見れるんですから、ホントに便利です。
  ところで、水槽のヒメメリベをそろそろ海に帰そうかと思っていますが、
 飼育係の昨日の計測では、採集時より確実に大きくなって11cm。
 我家の種は突起の斑点の色もうすく、ヒメメリベと思っていたのですが、
 相模湾産後鰓類図譜では、ヒメメリベは4cm以下の小型種、褐色の小斑・・・、
 ムカデメリベは、10cm許り、チョコレート色の小斑・・・、
 褐色とチョコレート色の違い?  11cm、我家の種はもしかしてムカデメリベ!!
 キーワードは頭巾周縁の触手、1−3列、5−6列のヒメとムカデ、
  触手を見たくて 「は〜い、大きくお口を開けて 」待っていても恥ずかしいのか、
 水槽の隅でなかなか口を開けてくれない?メリベ。
  今日、なまはげの里は雪も少なく天気もよく、広報係のセンター試験、 
        ガンバレー 広報係!!                     記録係


2007年 1月 1日 採集のうみうし 7mm (1月17日撮影)
特徴は触角が長く、体長くらい、
触角付け根部は透明、中間部は赤色、先端部白色、白点あり、
口触手、付け根部は透明で先端部白色、
7ページ、不明種22と同種か?  調査中

  1月  15日 (14日海水温11℃ 気温2℃)
  今日から、飼育係は学校へ、冬休みはあっという間に
 終わってしまったようです。
  昨日は、冬休み最後の日ということで海へ、北西の風10m以上、
 波も高く、着いた所で、帰るか、場所を南磯方面に変更するか・・・。
  食べ物が無いのか?水槽の中で小さくなってきたクロシタナシウミウシ、
 ヒドロ虫を食べて大きくなったエムラミノウミウシを海に帰そうと、
 (エムラミノは大食い、どんどんヒドロ花が食べられて無くなります)
 元の採取場所へ帰すため来た訳で、「ここでいいよ」と飼育係、
 でも、ものすごい風で岩陰を選び、 (無理はしません、海は危険です)
 観察を始めて5分、サクラミノウミウシを発見、綺麗なうすい桜色
 2時間くらい、吹雪模様の中、お互いの顔は鼻水だらけ、
 そろそろ帰るかと話していたところ、私が裏返した石を見た飼育係、
 「うみうしがいる!」下画像のうみうしを発見、はっきりわかる、
 男鹿の新しい種、綺麗なピンクと紫色、冬の男鹿にはこんな派手な
 うみうしがいるんだ、太目のセスジミノウミウシという感じです。
  帰って来て遅めのお昼ご飯、吹雪の中、がんばった飼育係は、
 疲れたようで、満足そうに早めに眠ってしまいました。
  観察出来たうみうし、サガミミノウミウシ、スギノハウミウシ、
               サクラミノウミウシ、オトメウミウシ、不明種34。

やく10mm、触角、口触手は紫色で同じ棒状
紫色のの背中線、側線がある

名前のおわかりの方は教えて下さい

   1月  12日 
  8日、秋田市立千秋美術館に行って来ました。
 飼育係が中村征夫写真展「海中2万7000時間の旅」を見たい。
 冬休み、海以外、何処にもにも行っていないので、清掃係と3人で。
 たくさんの写真、うみうしの写真もありましたが、実物大のクジラの
 写真はスゴーイです。
  私が気になったのは、東京、お台場で撮影された、みのうみうしです。
 写真の前でしばらく動けませんでしたが、名前はわかりませんでした。
  帰りに本を見ていたところ会場の人から
 「今ならサインしてもらえますよ」とのこと、
 中村征夫さんの前で飼育係は緊張、「サインて何のことかわからなかった」
 生まれて初めてもらったサインに感激。
 自分の名前を書いてもらって、うれしいが顔からあふれていました。
  家に帰ってから本を見て「お父さん、これスミゾメミノじゃない!」
 そう言われればスミゾメミノウミウシのよう、子供の目は鋭いです。
 モノクロ写真のウミカラマツに2個体のスミゾメか?・・・。      記録係
 
  中村征夫写真展 海中2万7000時間の旅 
   2007年 1/4 〜 2/21  秋田市立千秋美術館

↓画像は新しいヒドロ虫


ものさし1mm


やく1cmのフタスジミノウミウシです
一口で食べてしまいました

   1月  5日 
  3日、親戚から、ものすごい物をもらいました。
 今、なまはげの里、海でみんな夢中になっている タレエカ です。
 私の家から海まで約200m、砂浜では100mに一人ぐらい、
 数台の車が常に走っている感じです。
 タレエカは砂浜に突然上がってくるようです。
  以前、うみうし観察中、広報係が拾った物は、10k、1mでした。 
 友達、近所に配ったら、我が家には小さな切り身しか残りませんでした。
 (うみうしファミリー日記、2004・11・13画像有)
  今回、頂いた物は小さかったですが、身が柔らかく、甘味で
 とにかく美味しく、最高!!でした。
  3日から飼育係と砂浜ジョッキングを楽しんでいます。
 そんなに簡単には拾える訳は無く、昨年の年末ジャンボで
 希望を失っていた為、今はタレイカに賭けている私です。
   ※タレエカ=タルイカ=ソデイカ(和名)大きな物で1mくらい
    地元発音のタルイカ→タレエカに変更しました
                                   記録係
  

サンダル履きの飼育係、なまはげの里で雪は全然ありません

この辺で2杯拾ったそうです

我家から200mくらいで海ですが、
この砂浜で、うみうしは見たことが無いです

  2007年  1月  1日 
  あけましておめでとうございます。
 ことしもHP「男鹿のうみうし」よろしくお願い致します。
  31日は、なまはげ様の訪問も無く、静かな大晦日で終わりました。
 なまはげの里でも、なかなか本物には会えなくなっているのが現状です。
 なまはげの里も、自然保護、なまはげが住める環境を考えなければ、
 小学校が無くなり、子供がいなくなり、なまはげ様の必要が無くなって・・・。
 本物のなまはげは、夜行性、太鼓もたたかず、大晦日の夜しか現われません。
  ところで昨晩はNHKの紅白歌合戦を見ることもなく、早く寝ました。
 今朝、近くの神社に初詣に行きました。そして、そのまま車で海へ、
 風、波はありましたが、久しぶり参加の清掃係は眠そうな顔、
 もしかして、昨晩みんな寝てから一人で「紅白」を見ていたのかも?
  アカエラミノウミウシ、ヒロウミウシ、エムラミノウミウシ、ヤマトウミウシ、
 小さなみのうみうしの仲間、4個体(近日公開)、タコ2杯です。
 

今年のカガミモチウミウシは1升の餅米で作りました。
後でどんな味か、うみうしの食感をお知らせします。

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