昨日からものすごい風で、朝は久しぶりに飼育係と二人雪かきしました。
この風では海は風速20mくらいかな?と思ってネットで入道崎の風速を見たら
やっぱり20m前後で海の観察は無理です。
21日、書き込みのヒドロ虫はほとんどヒドロ花が無くなっています。
そして今日、水槽の中には赤いみのうみうしが、1cmくらい、やっぱり、
ピリカミノウミウシのようで、ヒドロ虫はキタエダウミヒドラに間違いないです。
ピリカミノウミウシの特徴は頭触手の白線の模様がハの字状です。
(コザクラミノウミウシはV字状)
みのうみうしの仲間は、色彩、模様、などの違いもありますが、
頭部の形状の違いなど比べないと、斜め方向などでは解らない事が多く、
水槽ではなく、別容器(黒い皿)で撮影し観察しています。
2007/2/12 の書き込みを見ていただいたら、6種のみのうみうしの仲間でも
一番下の F ピリカミノウミウシの頭部形状がはっきり違う事が解ると思います。
真上からの撮影でなければこのような違いはよくわかりません。
結局、良かったのか、悪かったのか、わかりませんが、このピリカミノウミウシに
ほとんどヒドロ花を食べられてしまい、キタエダウミヒドラの観察は出来ませんでしたが、
かなり早いうち(1月中頃)から男鹿の海にはピリカミノウミウシの幼生 or
幼体が
キタエダヒドラに付いていることが解りました。
北海道の方から?幼生が流れて来るものと考えていたので、(又は深い所から?)
北海道の海のピリカミノウミウシはいつ頃卵を産むものか、とても興味があります。
ピリカミノウミウシは北海道だけでなく、日本での最南端記録は千葉県のようで、
ネットで探しましたが、画像があったのは我家だけでした。
記録係
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ピリカミノウミウシ
Flabellina amabilis (Hirano&Kuzirian,1991)
2008/2/24 撮影
頭触手の白線がハの字模様になっている
ヒドロ花が食べられて無くなったキタエダウミヒドラ
2008/2/24 撮影
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