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2009年 7〜12月
   6月  26日 
  サガミミノウミウシの観察の為、新しい水槽を立ち上げました。
 底面フィlルーター(正式な名前がよくわかりません)、初めのころは(今もありますが)、
 自作の水道用のエンビパイプで作った物を使用していました。
 水槽に中に砂利をしき、砂利を洗うのが大変で、水交換は大仕事でした。
  初めの数年間は自宅近くの海から海水をバケツで運び、このエンビパイプに
 エアポンプをつなぐと、4〜5日たてば、青色の綺麗な海水に変わります。
 穏やかな凪のいい時の海水は緑がかってダメで、波の高い荒れた海の方が
 はじめは濁っていますが、だんだん綺麗になって来ます。
 現在採取している海水は、男鹿半島の我が家から車で30分くらいの、
 見ただけで、海水の色が違うような所で、広報係が幼生観察をした時は一日おきにくらいに、
 早朝、5時起で通ったこともあり、広報係の感想は「水汲みの苦労だけが残った実験でした」
  今の飼育係の実験レベルとはかなり違いますが、でも、苦労したからと言って
 成功出来たわけでもなく、昨年から観察のサガミミノウミウシは水交換をしなかったから、
 手抜きし、水槽を掃除しなかったから、成功出来たのかもしれません。
 今この餌のハナゴケの仲間に赤い長い種がいました。
 男鹿半島、北、南、両方で確認しました。
                                               記録係


ハナゴケに赤い部分が
いつもより長い感じ


ビデオで拡大したら触手を閉じているのか、中に赤い物が、
その左側、黄色い生き物発見!


黄色の生物はハナゴケの幼生?
これもハナゴケか、サガミミノウミウシに食べられるのは、もったいない・・・
DVDの中で「触手が八本で八方サンゴの仲間」としていましたが、
八放サンゴで放の字が違い、何とか気づき訂正しました。
いつものハナゴケの仲間と同じなのか?
私にとってすごい発見です!!



   6月  15日 
  一昨年から作っているDVD、
 「なまはげの里から 男鹿のうみうしU」 〜日本海、北緯40度の海の生き物〜 
 男鹿のうみうしファミリー 制作 撮影、がやっと完成しました。
 と言っても、まだまだ直して行くつもりですが、6月12日、秋田県に提出しました。
 私と二人の子供達の三人で制作、私の一番楽しい時だったかも知れませんが、
 朝早く起き、お酒も控え、睡眠時間を削っての作業で、結局、最後の数日間は、
 仕事もSTOP状態で、何とか出来上がりました。
  我が家のホームページをそのままDVDにした感じですが、今まで、うみうしみという
 生物のおかげで、たくさんの人と出会いがあり、新聞、TV出演等、いろんなことがありました。
 飼育係も小学校を卒業して、うみうし観察は続けるそうですが、自由研究は終わりました。
 そして、現在飼育中のサガミミノウミウシもどうするか?海へ放すべきか?
 このまま水槽で飼育するべきか? 今の我が家では答を出せないでいます。
  たくさんの人に、今の男鹿の海を知ってもらい、もっと男鹿の海が綺麗になってもらいたい、
 そして、日本海、日本の海、世界の海が・・・。
 うみうしの住む海を守るため、うみうしに感謝の気持ちを込めて、DVDを作ろうとなったわけです。
 今まで男鹿半島で観察出来た生き物の素晴らしさを見てもらい、
 海のことを考えてもらえるような、そんなDVDにしたいと制作を始めました。
 何とか満足出来るような物に、本当に何も知らない無学な素人集団ですが、
 気持ちが伝わってくれれば、そんな気持ちで制作しました。
 協力していただいた、たくさんの人に、そして、家族に感謝です。
  私は二人の子供たちと一緒に作れたことがうれしいです。
                                                   記録係


5月、海でナマコ?と思ったら、うみうし様で、お会い出来て、大変光栄でした
手の上で丸く、小さくなっていますが、思わず、お背中を触ってしまいました
計測12cmでしたが、推定15cm以上、うみうし様は御姿の撮影は好きでないのか、
30分、待ちましたが始め見た元の大きさになりませんでした
失礼の無いよう、静かに海に御戻しいたしました (二拝、二拍手、一拝)


   6月   1日 
  もう、6月になってしまいました。
 昨日は広報係のアフレコをしました。
 さすがに練習はしたようですが、大学生は上手(親ばか)、今日は飼育係は運動会の振り替えで休み、
 午後からアフレコ予定です。
  飼育係も私と比べ、秋田県人特有の口の重さ(はっきり口を開かない)がほとんど無く、
 小学校の自由研究で自分の発表をいかに聞いてもらうか、とても苦労したのがこんなかたちで
 現われているのかと思います。
 先生(広報係)の影響を受けているのか、でも、学校ではそんな読み方は絶対しないと話していました。
  広報係が中学生の時はとても苦労して、はっきり口を開ける練習を数か月続け、何とかビデオが
 出来上がり、見ていただいた方から、一生懸命話している事が伝わる、そんな感想もありました。
 今回は兄弟の掛け合いで、楽しく生物を見てもらい、そして最後にドーンと変わる感じで、
 年はチョット違いますが、本当に二人は仲がよく、羨ましいくらいです。
  作品は、このホームページをビデオにしたような感じですが、いろんな人から感想を聞きながら、
 少しずつ直して来ました。
 あと、もう少しですが、最後の終わり方(映像)が、まだ決まっていません。
 そんな悩みを考えながら、仕事の合間を見てパソコンに向かっています。
                                   
                記録係

2008年 9月 10日 撮影 花径やく0.5mm
今までヒドロ虫と思っていましたが、コケムシの仲間?


   5月   15日 
  昨晩、サガミミノウミウシを飼育係と二人で計測、3cmちょうど、かなり大きくなりました。
 ハナゴケの仲間を与え続けていますが、鰓突起のピンク色はハナゴケのオレンジ色と関係があるのか?
 でも確実に大きく成っているわけで、ハナゴケ、サガミミノウミウシの不思議さにひきつけられます。
 自然な海を知らないサガミミノウミウシ、このまま観察を続けるか、海へ放すか、これからどうしようか?
 答えは出せないでいます。
  そして、このハナゴケの仲間がいる海でよく見かけるのが、オトメウミウシです。
 水槽の中には3個体がいるはずですが、食べているのかどうか?よくわかりません。
  もう一種観察中はエダウミウシですが、海で採集の、すぐ10cmくらいの所にオオタマウミヒドラがいました。
 もしかと?オオタマヒドラを採取し観察していますが、1週間でほとんどなくなってしまい、
 観察は失敗に終わってしまいました。
                                       
   記録係

2009年 5月 14日 体長30mm

   4月  20日  海水温 13℃ (海水採集場所 12℃)
  昨日も飼育係と二人で海へ行って来ました。
 先週のクラゲをもう一度見たいと思っていましたが、全然いなく、一期一会、
 いかに海へ多く足を運ぶかです。
  5日、山形県まで3時間かけて、オワンクラゲの画像がビデオでほしくて行った訳ですが、
 男鹿半島の生き物画像では無く、もし、男鹿で見つけられない時の為で、次の週に男鹿で
 オワンクラゲに会えるとは思っても見ませんでした。
 100パーセント男鹿半島の生き物を登場させるつもりだったので、本当にうれしいです。
 もしかしたら? クラゲの神様 or うみうし様が我が家のビデオに協力してくれたのでは、
 夢のような、運命的な出会い、本当に不思議な気もします。
  ところで、飼育係は部活も決まり、これから益々忙しくなってくると思います。
 小学生の自由研究では無くなってしまいましたが、中学生と小学生レベルの父親コンビで、
 うみうし観察を続けたいです。
                          光ってくれないオワンクラゲ飼育中の記録係

 有櫛動物のクラゲをクシクラゲと言うそうですが、櫛板は大変綺麗です。
 静止画では伝わらないかも知れませんが、キタカブトクラゲ画像見てください。






   4月  15日
  12日、飼育係と二人で男鹿半島の北側の海へ行って来ました。
 飼育係が「あ!、クラゲだ〜」それから次々とクラゲを見つけて、
 「カブトクラゲかな?」そして、「ウリクラゲ!」4cmくらいの種を見つけ、
 「大きい!」12cmくらいのウリクラゲ、2個体。
 続いて、5日、加茂水族館で見た「オワンクラゲ!」、そして、「これは、ベニクラゲかな?」
 完全な飼育係の一人舞台で、私はやっとカブトクラゲのような種を2個体、
 「お持ち帰りで水槽観察にしますか!」、うみうし観察は早めに切り上げました。
  『加茂海岸のクラゲ』で調べたところ、カブトクラゲではなく、キタカブトクラゲ、
 また、ベニクラゲではなくハナアカリクラゲ、のようです。
  13日、オワンクラゲの中に、キタカブトクラゲ、オワンクラゲが食べているようです。
  14日、動かなくなった水槽の底のウリクラゲにオワンクラゲが、食べているのか?
 お昼頃、仕事から戻ったら水槽は、海水がまっ白になって、水槽の底のウリクラゲを除去、
 結局新しい海水を採取しに行き、水交換をしました。
  今朝、オワンクラゲの中にハナアカリクラゲが、食べられている、と思ったら、
 どちらが食べているのか? 遊んでいるのか? ・・・。
  でも、このオワンクラゲが刺胞動物門のヒドロ虫網、ヒドロ虫の素晴らしさ再発見!
                              ヒドロ虫にハマッテいる記録係? 


オワンクラゲ(刺胞動物門 ヒドロ虫綱)


ハナアカリクラゲ(刺胞動物門 ヒドロ虫綱)


キタカブトクラゲ(有櫛動物門 有触手鋼)


ウリクラゲ12cm(有櫛動物門 無触手鋼)


   4月   6日
  5日は山形の加茂水族館へ清掃係、飼育係、3人で行ってきました。
 今回制作のDVD『男鹿のうみうしU』で、
 「ノーベル賞で有名なオワンクラゲもヒドロ虫の仲間だよ!」と広報係が話しています。
  そこで、オワンクラゲの画像がなければ、加茂水族館と成った訳です。
 (以前の画像はありますがオワンクラゲがよくわからない↓B)
 水族館で許可をいただいて撮影して来ました。
 でも、男鹿のクラゲでは無い訳で、どうしようか?考え中です。
 加茂水族館のオワンクラゲは後でUPします。
  磯で見つけるクラゲは弱っているものが多く、気泡が付いて、
 触手や傘の一部が欠けているものが、ほとんどです。
                                           記録係
                                                 

2007年 6月 2日 撮影  (2007年書き込)
A→チョウクラゲ 
B→オワンクラゲ


   4月   1日
  お正月が終わったらもう、4月、何となく張り切っている「うみうしファミリー」、
 清掃係は今年から20年ぶりに仕事復帰、職場では○○先生と呼ばれているそうです。
  広報係は無事3年生に、学校が好きなのか? 家に居ると仕事を手伝わされるのがいやなのか?
 春休み中にも関わらず毎日よく飽きもしないで学校に行くものです。
 日曜日も学校に行くなんて、私には考えられません。
  飼育係は今年2回目のインフルザに感染、A、Bと制覇した訳で、まだC型もあるよう。
 家でブラブラ暇そう、中学校の入学式まで1週間以上あります。
  
  下画像はハナゴケの仲間、男鹿半島北側と南側は同種か以前から疑問に思っていました。
  触手が8本で、八方サンゴ類と分類されているようですが、サンゴ礁を作る種の六方サンゴ類は
 6本とは決まっていないそうです。
  水槽で毎日観察していると、だんだん触手を開かなくなりますが、3/23水槽で触手を開いていました。
 どうしてなのか?新たな疑問が出来ました。
 サガミミノウミウシはこのハナゴケの仲間を少しずつ食べています。
 男鹿半島の海には以外と多い事がわかりました。
                                                記録係

触手が8本 (八方サンゴ類 花径7mm)
男鹿半島北側の種



触手の形で種がわかるらしい


男鹿半島南側の種
北側種と同じよう


触手半開き状態


   3月  19日
  飼育係は卒業式も終り、春休み、もうすぐ中学生です。
 秋田ではTBS系の放送がないので、せっかくの春休みでもWBCが見れなく、
 昨日はインターネットの速報を見ていました。
  ところで、下画像は我が家のうみうし水槽ですが、いろんな秘密?があります。
 海水温を一定にするためのヒーターですが、水槽の上から吊り上げています。
 ガラスにヒーターを付けて置くと、ガラスに付いたうみうしが、ヒーターカバーの間に
 入り込んで火傷してしまうからです。
 幼生の飼育時には、ヒーターカバーの上にミューラーガーゼで包んだりもします。
 ヒーターの高さは水面から5cmくらい下げていますが、高さ等、毎日の点検が必要です。
 水槽は暖房器の無い寒い所に置き、観葉植物用のサーモスタットで10度位にして、
 現在の男鹿の海の海水温に合わせて、海から採集した個体はいつでも同じ温度くらいで、
 飼育できるように温度は調整しています。
 採集の潮だまり場所によっては0度以下なんてこともあり、そんな時はその海水を採取し、
 半日くらいで室温少しずつ水温を上げていき、同じくらいの温度に成ったら、
 採集バケツから水槽に移します。
 海に帰す時も、海水温には気を付けています。
                                                 記録係

水槽の上から吊るしているヒーター


   3月   9日
  昨日は町内会で遅くなり夕方、飼育係と二人で海へ行きました。
 先週、採集のコザクラミノウミウシを帰す為、かなりの干潮だったのですが
 波が高くヒドロ島上陸をあきらめ、海藻(ヒドロ虫付)と石(ハナゴケ付)を
 採集して来ました。
  ところで、岸近くにはたくさんオオヘビガイ、2度目の試食会と言うことで、
 海ではなく家に持ち帰り、晩御飯で食べようと言いましたが飼育係は拒否?
 結局、私一人でごちそうになりました。
 「味は!」と飼育係に聞かれたのですが、複雑で、蜘蛛の糸のイメージが強く、
 この辺が蜘蛛の糸か?と思うと・・・、味は○×△です。
 男鹿半島の南側一部地域では現在も食べている人がいるようですが、
 「甘みがありとても美味しい」そうです?
  味よりイメージで食べてしまうので、ナマコは美味しいと思って食べるからいいですが、
 飼育係、ナマコを 「よくそんなもの食べるね!」 何となく気持ちはわかります。

  サガミミノウミウシの観察も去年6月から10ヶ月目で、1個体だけですが、元気そうで、
 これから、このサガミミノウミウシの為に水槽を1種1個体で飼育したらいいのか、
 水槽海水温は自然海水温と同じ10度にしていますが、気温と同じくらいに海水温が
 なるまでは、現在のままで行こうと飼育係と話しています。
  以前、ジボガウミウシは400日を超えていましたが、水槽海水温を20度くらいの
 一定温にしていたので、自然界とは違うと思います。
 シロウミウシやアオウミウシも10度くらいの海水温で飼育したら、長期の飼育が
 可能かもしれませんが、自然界のうみうしの寿命はどのくらいか?
 とても興味があります。
                                              記録係
                                                 

オオヘビガイは酢醤油で食べました。


2009年3月9日撮影
いる場所が悪く画像がよくありません。(腕が悪いのかも)


   3月   3日
  2月20日の秋田県視聴覚教材交流発表会では最優秀賞、飼育係が代表して
 3枚の賞状をいただいて来ました。
 何のために我が家では生き物を観察するのか? DVDで気持ちが伝わるような、
 そんな考え方ですが、どんな感じで表現するか、むずかしいです。
 次は全国大会へ、これから6月まで、まだまだ直して行こうと思っています。
 広報係、飼育係と、DVDをなぜ作るか、そんな親子の会話が出来るだけで、
 私は楽しいです。
  ところで、2日午前中は飼育係の学校行事で綱引き、終わって、そのまま海へ、
 今、男鹿半島は最高の季節、一年中で一番、干潮なんです!
 うみうしを見たかったら、今、「男鹿のうみうし」の季節なんです。
 ノコギリモク、ホンダワラの二つの海藻を採集してきました。
 そして、小さなヒドロ虫を見つけるのは飼育係、小学生、そこには沢山のうみうし!
 ホンダワラに付いている新しいヒドロ虫を発見、「うみうし天国」状態です。
  うみうしを採集した訳ではないですが、水槽の中は、数十個体のうみうしがいます。
 ほとんどが、コザクラミノウミウシですが、違う種もいるようで、観察は楽しいです。
  ヒドロ虫、ヒドロ花、見ていてあきません。
  PCの調子悪くビデオ画像(静止画)はお見せ出来ませんが、ヒドロ花は・・・。
                                           記録係
                                                 

コザクラミノウミウシの大群がついにやって来ました。
大きい個体で2.6mm小さい個体もコザクラミノ?


   2月  20日
  今日は秋田県視聴覚教材交流発表会、飼育係は学校を休んで出席、
 午前中だけでもと言っていた広報係が都合で出席出来ないのは残念です。
  一昨年から作り始めたもので、まだまだと思う所もありますが、
 何とか出来上がったDVDです。
 昨年、11月頃からは朝5時くらいからの作業、そんな時に限って仕事も忙しく、
 私にとってとても大変でしたが、二人の子供たちと一緒に出来た事が嬉しいです。
 作品自体は、このホームページをDVDにしたようなもので、これからじっくり直して
 チャンスがあればたくさんの人にお見せしたいと思っています。
 家族に感謝、そして、うみうしに感謝です。
  6年前(2003年2月22日に書き込みがあります)と同じで、清掃係はお弁当持ち
 としての参加、発表会でどんな作品があるか楽しみです。
                                           記録係
                                                 

以前と同じ題名+Uにしました。(飼育係自由研究と同じ)


広報係が作った東北地図(北緯40度線)


   2月   8日
  昨日は久しぶりに海に入る事が出来ました。
 飼育係はインフルエンザからやっと抜け出せた様ですが、
 まだ全快とは行かず、「疲れた!」を連発、でも目的のハナゴケの仲間を採取、
 サガミミノウミウシは喜んで食べてくれると思いますが、エサの確保は出来た訳で、
 飼育は大変、飼育係も大変です。
  多分、日本のアマチュアでは、ウミウシを卵から孵化させ変態し生態まで、
 9ヶ月も観察した人はいないと思いますが、ベリジャー幼生→変態→幼体を
 記録出来なかった事が残念でした。
  ところで、『うみうし通信』2008.9 No.60、ウミウシの光合成の事が
 書かれていました。
 「動物なのに光合成が関係あるの?」
  男鹿では見た事が無い種で、ムカデミノウミウシは褐虫藻を共生させ光合成を
 する事は本で知っていました。
 ミドリアマモウミウシなどは、食べた海藻を体の中に蓄え、その海藻の光合成を
 利用して、葉緑体を栄養にしているようです。(盗葉緑体というそうです)
  簡単に説明すれば、キャベツを食べて、お腹をお日様に当てていれば、
 自分で食べなくとも、食べたキャベツから栄養をもらえる、便利な仕組みです。
 お腹の中に畑を作って、日向ぼっこしていれば動かなくてもいいなんて、
 でも、糖尿病の人がもっと増えるかも知れませんね。
 新たな、うみうしのエコの魅力を感じました。
  飼育係と二人、東大園池研究室の光合成のHP、見学、
  
光合成の森 http://sunlight.k.u-tokyo.ac.jp/
 さすがにプロの研究、HPは違います。 皆様もどうぞ!
                             光合成にハマリそうな記録係
                                                 



ヘリトリマンジュウガニ 甲幅5cm 
2/7 見つけたカニですが、飼育係「スベスベマンジュウガニみたい!」
リンク集の水生生物雑記帳さんのHPにありました。
目が小さくカワイイです。


   2月   2日
  昨日は零下の寒〜い一日、でも今年は雪が少ないです。
 遅くなりましたが96番目「不明種36」のページを作りました。
 採集の2個体は数日間、姿を見せてくれましたが、それからは不明・・・。
  冬はたくさんのミノウミウシの仲間がヒドロ虫を食べる為、男鹿の浅い所に来ます。
 最近はどうかわかりませんが、以前のうみうし通だったら探したいうみうしNO.1は、多分、
 
オショロミノウミウシCuthona oshoro Baba 1940 70年近く見つかっていないうみうしです。
 以前も書き込みしたことがありますが、平野先生も見ていない「
幻のうみうし」です。
 北海道の忍路でなく、男鹿で観察できたら、ピリカミノウミウシもいるんですから、
 オショロミノウミウシがいたっておかしくはありません。
 もし、発見出来たら・・・、 どんなうみうしかな?
  さて、今年はどんなうみうしに会えるか、とても楽しみです。
 ミノウミウシの仲間は5月ころまで、どんどん種が変わって行き、荒狂う冬の日本海、
 観察出来るような天気の日は少ないですが、今の季節、男鹿のうみうしは最高です。
                                                   記録係



 うみうしを撮影する時は最後に、ものさしも撮影します。
不明種 36


   1月  25日
  昨日は飼育係と二人、鼻水も凍る冬の海へ、といっても海は意外と温かです。
 「こんな寒い時も海に行くんですか?」と言われる事がありますが、
 気温は0度でも海水温は7〜8度、海へ入れば温かいです。
 でも、手がぬれたりしたら針でも刺されたような痛さで、二人とも腕までスッポリのゴム手、
 胴長も風を通さず、意外と暖かです。
 冬の寒さも何のそのという感じで、そして最後は、風邪予防の為、海水でうがいをします。
 秋田の樹氷の綺麗な「阿仁スキー場」あたりから見たら、はるかに温かいと思います。
  昨日は波が高く、観察は断念して帰って着ました。
 無理はしません。  海は怖いです。
                                                 記録係

 男鹿半島冬景色  演歌のにあう冬の日本海(ビデオ静止画)
こんな時はうみうしさん達はどうしているのかな?


   1月  18日
  今、作っているビデオ(DVD)は、このホームページをビデオにした感じで、
 たくさんの、なまはげの里の海の生き物が登場しますが、普通にいる生き物?
 この名前を調べるのが結構大変で、作業がぜんぜん進みません。
 イソギンチャク等も調べれば調べるほど、解らなくなり、クモヒトデの仲間は全然
 解りません。 こんな作業を数ヶ月続けています。
  我が家で以前は、コマイハナゴケと思っていた種も、サガミハナゴケという種もあるらしく、
 『日本海岸動物図鑑T』保育社 には、コマイハナゴケは三浦半島、紀伊半島、
 サガミハナゴケは相模湾東岸、青森県深浦とあり、場所的に判断してサガミハナゴケ?
 『水棲無脊椎動物の最新学』東海大学出版会 では、
 「サガミミノウミウシはハナゴケ類(Cornularia spp)を捕食」
 青森県深浦と神奈川県走水海岸からの実験等が書かれていました。
 sppという事は? 複数の解らない種、ビデオでは「ハナゴケの仲間」としました。
  下画像のカニも、初めはヒライソガニと思ったのですが、比べて見ると解らなくなり、
 ますます難しく、でも、最初の直感は結構、当たっているか、ヒライソガニにしました。
 大きさを解り易くする為、飼育係の手に上げていますが、カニを手に上げている
 飼育係も大変(身の危険を感じている)だと思います。
  動画編集に使っている「アドビ プレミア」というソフトですが、このソフトはエラーが多く、
 昨年末、リカバリーして制作し直ししたのですが、それでもエラーの連続です。
 アフレコまで終わったので、これからゆっくりと思った所で、100ギガのハードデスクが
 空き3ギガ、外付けハードデスクでは不具合が出てしまうので考え方を変えなくては?
 いずれ、私にとって一番幸せな時、制作に協力、理解の家族に感謝です。
 でも、最後はどうなる事やら? 心配です。
                                                 記録係

このくらいの大きさにカニ挟まれたら、どのくらい痛いか?
知っている飼育係は、顔は真っ青!
親は「大丈夫、大丈夫」それしかいいません。
撮影は命がけとは言いませんが、大変です。


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