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2010年 へ

   12月  16日
  なまはげの里は昨日から雪で真白、急に寒くなってしまった感じです。
 今の季節に雪が有るのが当たり前ですが、今年は全然ありませんでした。
  下画像は我が家のハタハタずしですが、親戚から数十キロのハタハタを頂きました。
 ハタハタ、カブ、菊、辛子、生姜、ご飯、麹、塩、みりん、酒等で作り、
 その家によって作り方も色々で、味もかなり違います。
  笹の葉は5月の節句の時取って冷凍して置き、今年は笹の葉で8段に仕切りました。
 一番上にキャベツの葉をあげ、重石をします。
 照明係の話では、昔は一番上にわらを編んであげたそうです。
 ハタハタは2日間くらい水に付けて置き、一日3回、ハタハタの水交換をします。
 私の仕事は水交換を手伝い、後は来年だと思いますが、食べる事です。
 いつもの年だと、ちょうど年末に食べられるのですが、今年はハタハタが取れるのが
 遅くなって作るのも遅く、食べごろはお正月すぎかな?
 ♪〜早くこいこいお正月〜
                                       記録係

手は飼育係です


   12月   7日  (5日海水温12度)
  5日、久しぶりに入道崎方面へ行って来ました。
 風はありましたが、お昼の干潮狙い、飼育係は部活の為、私一人、背風で海はいい凪でした。
  まず、時季外れのサラサウミウシ(下画像)、そして、シロウミウシ、クロシタナシウミウシ、
 オトメウミウシを見つけ、ヒドロ虫を観察、まだミノウミウシの仲間の大軍は来ていないようです。
 ヒドロ花(下画像2番目)もだいぶ大きく成ってきました。
  ところで、海がいつもと違い何となく、騒々しいい感じです。
 海を歩いていると、そっちこっちで魚がはねて、石の上にも上がってきます。
、素手でも捕まえられましたが、なんとハタハタ、海藻に隠れてかなりの数がいるようで、
 ハタハタはいつもの年より大きめでした。
  最下画像ですが、今朝のうみうし水槽のサガミミノウミウシです。
 ハナゴケを入れたのですが、水温が下がっているからか、食べないようで、もしかして、
 水温が下がるとエサがいらないのか? これから注意深く観察したいです。
 水槽に入れるヒーターはうみうしがやけどしなように上から吊るして入れていますが、
 サガミミノウミウシの水槽のヒーターは、いつも浮いている個体がいるので、どうしようか?
 そろそろ、ヒーターの入れ方、考えなくては。
  やっとデジカメが修理から戻り、撮影が出来るようになりました。
                                            記録係

12月のサラサウミウシは初めてと思います


ヒドロ花が大きくなってきました


うみうし水槽のサガミミノウミウシ2個体


   11月  20日 
  うみうし水槽のサガミミノウミウシが3個体いました。
 以前から飼育係は3個体と言っていたのですが、本当にもう1個体いたようで
 水槽の中のうみうしの個体数は水交換する時でなければ、石の裏側などで、
 正確な数はわからないです。
 一か月くらいいない時でも突然現れることもあり、いくら探してもいないことも、
 だから水族館で展示しても、うみうしの人気は出ないと思います。
  以前観察のアオウミウシの幼体はヒザラガイの小さいのかな?と思っていました。
 ほとんど透明な感じで、採集して来たカイメンに付いて、青い色が付いてきて、
 アオウミウシ?と思ったような、ある程度の大きさになるまで、2〜3ヶ月はカイメンから
 動かないで食べ続けるようです。
  デジカメが壊れている為、以前のSONYサイバーショットで撮影したのですが、
 中々、水槽内の撮影は難しくほとんどがピンボケ、そこで、私はやっぱりビデオで撮らなくちゃ、
 最近、DVD制作以来、水槽のビデオ撮影をしていない事に気が付きました。
  これからハイビジョンの時代、あと、?年で、3対4のテレビは無くなるのか、
 今のハイビジョンカメラは、今のカメラに比べて映りはどうなのか?、
 ハイビジョンカメラから静止画をこのパソコンで取り出せるものか、
 全然わからない電気屋さんです。

  ところで、2011年7月以降も地デジチューナーがあったら今までのテレビは使えます。
 昔の人は冷蔵庫が無くても生活は出来ました。(必要のないものは冷蔵庫に入れないように!)
 エコとはエコロジーのこと、『広辞苑』では「生態学」という意味です。
 民主党でも自民党でもいいですが、国会議員の先生方は「エコ?」知っているのかな?
 エコポイント、老人は一人で申請できません。老人はカードも使いません。
 田舎では気軽に使える店もありません。エコポイントは申請しない人はたくさんいるでしょう。
                              エコポイントやめてもらいたと思っている電気店

サガミミノウミウシ 3個体 (2009.11.20 うみうし水槽)


昨日、今日とタヌキがねらってい干柿


   11月  12日 
  3日、採取のカメノコフシエラガイは、8日、元の採取場所の海へ帰して来ました。
 いろいろ調べて、やっぱり男鹿半島で観察出来たことは、スゴイことなのかも、
 男鹿で、秋田で、東北で、初めての大発見なのかも知れません。
 でも、そんな事は新聞記事にもなるわけでも無く、知っている人は、この日記を見た人だけで、
 しっかり調べたら青森や北海道にも・・・?(いたら教えて下さい)
  ところで、夜行性なのか? 観察中、特に夜行性という、石の裏側に入る等の行動は無く、
 海での採集場所は石の裏側の為、夜行性なものか、結局?です。
 特徴として海へ帰す時、大量な白い粘液のような物を出し、採集バケツから離すのが大変でした。
 「キモカワイイ!」そんな超マニアックなカメノコフシエラガイのお話でした。
  下画像はガラスに付いているサガミミノウミウシ(12mm)です。
 最近は海が荒れている日が多く、なかなかエサ取りができる日は少ないです。
 いつも飼育係が使っているデジカメ、ペンタックスのOptioが壊れてしまい、本日修理に出しました。
 下画像はSONYのサイバーショットですが、4〜5枚撮るとバッテリーが無くなり、
 電源コード付きで使用しています。
                                              記録係


サガミミノウミウシ 12mm


   11月   6日 
  3日、海水採取にいつもの場所は波が高く無理で、南磯のロウソク岩付近で採取しました。
 そして、生き物観察、小さな魚がと思ったら、アジ(5cmくらい)が足もとに、
 簡単に手で捕まえる事が出来、かなりの数がいたようです。
  石の下にコモチイソギンチャクかな?と思ったら、手に取るのが気持ち悪いような、赤です。
 角があるようで、イソギンチャクではないようで、カメノコフシエラガイかな?
 家に帰り『本州のウミウシ』を見たら、当たっていました。
 分布、能登半島以南と書かれていましたが、それ以外は調べていないだけ、
 でも、男鹿ではかなり珍しい種だと思います。
  本で夜行性と書いていますが、本当に夜行性か観察中です。
                                              記録係


カメノコフシエラガイ 8cm
触角が耳状ですね!
(角状は先端が角、耳状は先端が丸まっている)


目がかわいいですね!
そっちこっちの石の上にアジが波で打ち上げられていました。
みんなまだ生きているようで、簡単に手で捕まえられます。
手にのせて見たら、「
オレを食べるのかよ」と話しかけてきたので、
放してやるから後で恩返ししろや」言って放してやりました。
いつか、アジが恩返しに来ることでしょう。
(右グレーはデジカメのストラップ)


   11月   3日 
  なまはげの里は11月に入ったばかりですが、朝起きたら雪景色でした。
 下画像は早朝の我が家、柿は甘柿で「きざらし」と言っています。
  DVDも何とか完成し、男鹿、潟上の両市の小、中学校にプレゼントしました。
 仕事が忙しいと書き込みをしないでいたら、1か月になりそう、いつもこんな感じで、
 なまはげが来てしまいます。
 どうして、こんなに余裕が無いのか、これから、まだまだ、雪が降る前にやることが・・・。
 ゆっくり海でお弁当を持って、うみうし観察なんかしたいです。
 これからの季節、男鹿半島は海が荒れ、磯観察を出来る日は少ないですが、
 海へまめに通っていれば、新しい出会いなんかもあるかも知れません。
 何があるかわからない楽しさが海にはあります。
  最下画像は、うみうし水槽のサガミミノウミウシです。
 現在、両水槽で15個体を確認していますが、エサが有るのか、無いのか、
 水槽のガラスに付いていたらエサが無いと飼育係は判断しているようですが、
 UP画像で、オレンジ色のハナゴケが確認出来ます。
 ほとんど変化の無い水槽の観察日記は、毎日見なければ、飼育係がんばれー!
 これからが一番、エサ採取の大変な季節です。
 飼育係に負けないように、ファミリー日記がんばります!
                                               記録係


黄色の傘は何の為?


ところどころにあるオレンジ色がハナゴケです。
ハナゴケは走根でつながっていて、
サガミミノウミウシは走根も食べているようです。


   10月   5日 
  土、日、天気が悪く海へ行けなかったです。
 仕事も忙しい事もありますが、でも海へエサを探しに行かなければ、
 サガミミノウミウシの個体数が減っています。
 昨日、飼育係の観察では、サガミミノウミウシ水槽、15個体、うみうし水槽、5個体、
 小水槽はゼロでした。
 荒れた時に海へ行ってもエサのハナゴケの採取は無理で、海水の流れの有る所に多いです。
   今の海水温は20℃くらい、気温より高いことが多く、海へ手を入れると温かく感じ、
 これからの海は段々荒れることが多くなり、日本海の穏やかな海は少しずつ冷たい海へ
 変わって行きます。
  水槽の中にホウズキフシエラガイがいますが、だいぶ大きくなりました。
 注意深く観察していますが、何を食べているのか解りません。
 5mmで口の大きさが、なんミリか? それに合うえさを食べる訳ですから、
 1mm以下と思いますから、肉眼で見えないのは当たり前かも知れません。
 水槽の中にエサが有ることは、5→25mmと大きくなっているので間違いないです。
  最下画像はコマユミノウミウシです。(水面近くで画像が良くない)
 この画像を見てコマユミノウミウシとわかる人は少ないと思いますが、
 水槽の中に2個体がいるようで、1か月ぶりくらいに出現しました。
 大きさは特に変化はないようで、エサが有るのか、無いのか?
                                               記録係


さがみみのうみうし 5〜12mm


ホウズキフシエラガイ  25mm


コマユミノウミウシ 5mm



   10月   1日 
  9月28日、男鹿市内の小中学校へ我が家のDVDをプレゼントしました。
 昨日、広報係が小学生の時、お世話になった先生から、
 学校へ届いたDVDを見たと電話があり、久しぶりにお声を聞き、とても嬉しかったです。
  ところで、下画像ですが、私が作った「ペットボトル顕微鏡(動画用)」です。
 クローズアップレンズと顕微鏡の対物レンズをペットボトルで付けたもので、
 私は「ペットケン」と名付けて使用しています。
  昨年、NHKの撮影で東京から来たプロのカメラマンの方も、関心していました。
 特にスゴイところが、ペットボトルのキャップに付けた対物レンズを
 キャップ交換することで簡単に倍率を変更できるようにしています。
 クローズアップレンズ⇔対物レンズの距離は?
 カメラによって違いますので、測り方、使用方法等は後でお知らせします。
 ※現在「ペットケン」のページ作成中、近日公開予定
                                               記録係


レンズはアルミテープで固定しています


キャップに付けた対物レンズ

ペットボトルのキャプに穴を開け、対物レンズをねじ込む
キャップ交換で倍率を変えられる
(後ろのフイルムケースはレンズカバー)


クローズアップレンズをアルミテープで固定
(ペットボトルの直径はレンズ大きさに合うもの)


カメラに装着


   9月  30日 
  なまはげの里、朝は寒いと感じるようになってきました。
 これから寒くなるとエサのハナゴケの採取が大変です。
 夏場は比較的深い1m前後の場所からも採取していましたが、
 これからは胴長で浅い、数十センチの所だけとなると、探すのが大変です。
 来年2月頃となると潮が引いて、ハナゴケも大きくなり、わかりやすくなりますが、
 これから3ヶ月くらいが一番大変です。
  下画像、28日のサガミミノウミウシ水槽ですが、一つの石にサガミミノウミウシが
 これだけ集まっていることは、 エサが有るということです。
 石、中央部にオレンジ色の突起が二つ見られますが、これが(←)ハナゴケです。
 その脇に白い線のようなものがあり、走根というそうで、サガミミノウミウシは
 この走根も食べていると思います。
  水槽の中は毎日見ていてもほとんど変化はありません。
 そんな変化の無い水槽を毎日見て、日記を書くことは大変だと思いますが、
 毎日の積み重ね・・・、飼育係がんばれ!
                                               記録係


サガミミノウミウシ大ききは、大きい個体で1cmくらい、
さて、ハナゴケの大きさは?
海でハナゴケを探すのは勘です。
大きい石にもついていますが、重くて持ち帰りは無理。


   9月  23日 
  いつもそうなのですが9月は仕事が忙しく海には中々いけません。
 (ストーブ分解掃除受付中!10月からはストーブ修理だけとなります)
 我が家のような自営業は日曜日もなく、連休なんて関係ない感じです。
  私だけでなく飼育係も中学校に入り部活で忙しく、そんなに海へ行けません。
 そんな二人ですが、連休最終日、弁当持参でなんとか海へ、風も有り波も少し、
 漁師のサザエのおじさんに声をかけたら、
 「おお〜来たな〜、今日はしおがいでいいどー」 (潮が引いていいよーの意味)
 船で取って来たばかりのエゲスをもらいました。 (海藻の名前?)
 結局、北側はうみうしを観察出来ず、お弁当を食べてから南側へ移動、海水採取、
 そして、エサ採取、ハナゴケは少なかったです。
  場所を変え今日の海は、ものすごい数のクロシタナシウミウシ、千個体ぐらい、
 海で黒いものは、全部クロシタナシウミウシ(2〜7cm)でした。
 サラサウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、シラヒメウミウシ、シラライロウミウシ、
 クロシタナシウミウシ以外の個体数は少なかったです。
  久しぶり、海はいいですね!
                                               記録係



沖にはチョット白波、2〜3m風あり


シラライロウミウシ


海藻に付いたクロシタナシウミウシ


   9月  15日 
  10、11日、うみうしファミリー4人で東京へ行って来ました。
 「教育映像祭中央大会」に出席する為です。
 前日、チョットですが時間に余裕があったので、行く所は決まっています。
 東京でも水族館!サンシャイン国際水族館を見学してきました。
 (うみうしはいませんでした)
 そして、もう一つのお目当て、隣接のプラネタリウムはお休みで残念!
  池袋は以前、私が通っていた学校があり当時はサンシャインビルもなく
 大きな空地があった感じです。
 毎日、アパートから学校まで歩いた道は同じですが、大きな建物が
 沢山建って、35年も経つんですから昔とはかなり違っていました。
 田舎から行った者、今の私には、池袋は活気があると言うより
 「うるさい」 そんな感じで、昔と感じ方が違ったのかも知れません。
 我が家の中学1年生の目にはどんな風に映ったのかと思いました。
  翌日の発表会では審査員の先生のお話、考え方等をお聞きして、
 素晴らしい受賞作品ばかり、最後の山形の紙芝居は迫力があり、
 さすが最優秀賞はスゴーイ、大変勉強になりました。
  昼食後に予定に無かった作品の紹介等もあり、私の下手な話により、
 我が家の中学生の一言の挨拶の方が拍手が多かったです。
 後で飼育係、「お父さん、作品がどうのではなく、賞をもらってありがとうございます。
 そう言わなくちゃ」子供に説教されてしまいました。
 「さすがに、秋田の中学生は優秀ですね!」そんな話もされました?
  6年前の審査の先生とお会いし、小学1年生の飼育係が今は中学一年生、
 楽しい出会いもありました。
 そんな感じの東京、二日間でした。
                                             記録係



ホテルから


ビデオカメラ + ペットボトル顕微鏡
(光が入らないようにアルミテープを貼っています)


水槽をカメラで観察中の飼育係
一番の問題が石と水槽のガラスの間隔です。
(ビデオカメラに直接、顕微鏡を付けている感覚)
カメラを手で触ると画像が揺れて撮影時はリモコン操作です。



   9月   7日 
  一昨年から続いているサガミミノウミウシの観察は、飼育方法がある程度わかり、
 個体数が増えている為、新たな問題も出ています。
 このペースで大きく成って行くと、どのくらいのエサが必要か?
 エサを大量に採取すること、そして、大きくなった個体をどうするか?
 我が家にとって、とても難しい問題です。
  今年制作したDVD「男鹿のうみうしU」で最後の3分は、松くい虫、海のゴミ、
 砂浜に打ち上げられた海藻、八郎潟残存湖の植栽が登場しています。
 私が小学生の時、我が家近くの砂浜に
普通にあった海藻が今はありません。
 (海が荒れるごとに砂浜に打ち上げられ、この辺では、モク、ベジと言います)
 我が家近くの砂浜、
今の子供たちは海藻が無いのが普通です。
 いつも観察している我が家から車で数十分の磯浜もいつか、海藻が無くなり、
 
うみうしがいなくなるのでは、そんな危機感をもっています。
 男鹿半島からいつか海藻が無くなり、
うみうしがいなくなり、すべての生物が
 いなくなったら、そんな海になったら「生物の一種、ヒト」はどうなるのか?
                                            
記録係

サガミミノウミウシ 体長1mm


上画像拡大


   8月  28日 
  今日も雨空、暑くなったり寒くなったりの、なまはげの里です。
 18日書き込みの画像、トウモロコシはほとんど収穫出来ず、刈り取ってしまいました。
 天候には勝てず、努力したことが必ず実るとは限らないようで、また一つ勉強になりました。
 (結局、努力が足りなかった事がわかりました)
  今年の夏休みはチョットさみしいような、今まで十数年続いた自由研究がありません。
 昨年までは一年間の水槽や海で観察してきたことを、ホームページや図書館で調べたり、
 わからないことは先生方に質問したりしてきました。
 それを、夏休みにまとめ、秋に飼育係が発表して、新たな疑問など、一年中そんな繰り返しでした。
 飼育係が中心になり、家族皆で海の生き物を勉強してきた感じです。
  ビデオ撮影、画像協力は私、生物的な考え方、どんな発表にするのか?、発表指導は広報係、
 写真、文字をのりで貼り付けを手伝う照明係、(模造紙にはタイトル等も貼り付けしています)
 そして、もっとも大切な作業?最後のチェック!模造紙の鉛筆の下書きを消す清掃係。
 (消しゴムで下書きを消すだけ、自由研究専用、大きなマイ消しゴムを持っています) 
 家族みんなで飼育係に協力して、11月の県の発表まで自由研究の熱い夏〜秋でした。
  模造紙に出ている生き物の名前が、誰もわからないような謎の生物のオンパレードでしたが、
 いかにわかりやすく先生方や子供達に説明するか、どう自分の研究を理解してもらうか、
 そして発表で普段話さない「うみうしの話」を聞いてもらえるだけでも楽しかったのかも知れません。
  以前、広報係が飼育係に、「観察は毎日の積み重ね・・・。」毎日、ほとんど変化の無い水槽の
 観察記録を書くことが、いかに大変なことか知っている広報係は飼育係に話していました。
 飼育係、観察記録がんばって下さい。
 我が家では何の為にうみうしを飼育するのか、観察するのか、・・・。
                                              
  記録係

1cmくらいの大きさの個体が多いです(28日)


みんな大きくなって来ました。(26日)
二つの水槽で100個体ぐらいはいるようです。


   8月  20日 
  昨日、秋田魁新報社からのご連絡で、6月出品の全国自作視聴覚教材コンクールで、
 「
優秀賞」とお知らせいただきました。
  2年間掛かって制作した「
なまはげの里から男鹿のうみうしU 〜日本海、北緯40度の海の生き物〜」
 このホームページをそのまま、DVDにしたような感じのものですが、二人の子供たちと一緒に
 作ることが出来た事が私にとって、とても楽しい時間でした。
 男鹿の海が、日本の海が綺麗になって、うみうしがたくさん住める海になってもらいたい、
 そんな願いを込めた作品です。
  制作には、たくさん方から御協力いただき、本当にありがとうございました。
 そして、いつも協力の家族に感謝、うみうしに感謝です。
                                        
  記録係

「♪ ぼくの住んでいる男鹿半島は12月31日、大晦日の晩、
夜行性のなまはげと言う怖い生き物がいることで有名です」

飼育係(録音時小学生)の軽快な口調で始まります。

このホームページで動画で見ていただけるように現在検討中!



   8月  18日 
  8月もあっというまにお盆が終わり、なまはげの里も夏が終わろうとしています。
 今年の夏は雨が多く、我が家の畑もいつもと違った風景です。
  下画像は8月2日、早朝のジャガイモ掘りです。(飼育係と二人)
 ジャガイモは豊作でいつもより大きめでしたが、雨続きのため、7月中にイモ掘りが出来なく、
 土が湿った状態で、イモにたくさん土が付いてしまいました。
 今年は1週間ぐらい乾かしたイモの土を1個ずつ取る作業が増えました。
 以前、ジャガイモを小雨の中で掘ったことがありましたが、次々とイモが腐って、
 大失敗、昔からイモ掘りは「晴れた日でなければ」人の言うことは聞くものです。
 でも、失敗して初めて意味がわかります。

  8日、東京からお客様、昨年9月、NHK「熱中時間」で我が家を訪れた、
 リンク集、 koucha & paw のウミウシ探索隊 さん親子です。
 昨年、撮影時海が荒れて観察出来なかった男鹿半島南側を一緒に観察したい、
 そして、ハナイロウミウシをぜひ見たい、海に入ってすぐ、ハナイロウミウシとの出会いがありました。
  ところで、PAWさんから「これはウスイロウミウシでは?」採集ビンのうみうしを見せてもらいました。 
 どう見てもシロウミウシにしか見えず、何のためらいも無く、「男鹿にはウスイロはいませんよ!」 
 今まで男鹿ではウスイロを確認出来ていない為、男鹿には絶対いない種だと思っていました。
  後で koucha & paw のウミウシ探索隊 のプログの画像を見て、大失敗に気付き、
 PAWさんがせっかく教えてくれたのに、男鹿にもウスイロウミウシがいたんです。
  飼育係から「お父さんはいつも人の話をちゃんと聞かないからでしょ!」言われました。(反省)
 いないと思って見たら見えるものまで見えなくなってしまう、97種目、「幻のウスイロウミウシ」の
 お話でした。
  普段ほとんど「うみうし話」を身内以外しない我が家では、誰も見てくれないサガミミノウミウシの
 水槽等見ていただき、大変楽しいウミウシタイムを過ごすことが出来ました。  またどうぞ!!
                                       
  記録係


手前が掘ったばかりのジャガイモ、奥はトウモロコシ、
トウモロコシは背丈が1mくらいで、茎もいつもの半分くらいの細さです。(8/ 2))



ガラスに付いた、やく2mmの個体。(8 /18)
大きい個体、小さい個体がいるので、個体数を数えるのは大変です。


ガラスに付いた1cmの個体。(8 /18)
同じ卵塊でもこれだけの差があります。
16日、サガミミノウミウシを二つの水槽に分けました。


   7月   29日 
  28日、飼育係と二人サガミミノウミウシ水槽を観察したところ、
 30個体までは数えましたが、どのいくらいいるのか?
 1週間でだいぶ大きくなったようで、肉眼でも10個体くらいは
 確認することが出来るようになってきました。
  大きさを計測したところ、大きい個体で1mm、0.5mmくらいの個体が多いようで、
 なかなか数を数えることは大変です。
 まだ小さいので、エサも少ししか食べず、大きくなったらエサ捕りが大変だと
 思います。
 このまま大きくなって行くのはいいですが、エサを採取することは自然破壊に
 つながるわけで、じぶんでエサも増やすことが出来なければ・・・。
 2〜3cmの個体ならこのくらい量で1個体で1か月はもたないと思います。
 それが、もし50個体いたとしたらものすごい量のエサが必要になるわけで、
 飼育はいろんな意味で大変です。
  飼育係も夏休みですが、学校の部活が有り毎日楽しそうに学校に行っていますが、
 そろそろ、水交換の時期が来ているようで、飼育係も大変です。

  飼育係が書いている観察記録は画像が多すぎてきたので、新しいページを
 現在作成中の為、7月分はもう少し工事中です。
                                       
   記録係



サガミミノウミウシ (1mm)
これを見たらサガミミノウミウシとわかりますね


さて、上画像の中には何個体のサガミミノウミウシが?

3個体 うみうし眼 上級         
5個体 うみうし眼 超上級       
7個体 うみうし眼 飼育係と同レベル
(7個体以上の方は私と同じに何を見てもうみうしに見える人)



   7月   21日 
  昨日、飼育係と二人、サガミミノウミウシ水槽を観察したところ、
 幼体を発見、2年続きで孵化、変態に成功したことになりますが、
 目的の変態の瞬間は観察出来ず、2年続きの大失敗なのかも知れません。
  サガミミノウミウシの幼体は鰓突起(背側突起)が4つ(2対)のものが多く、
 だんだん数が増えていくようで、
 
下画像→中では4本で、→下では4本に小さな2本の突起が見られます。
 成体が数センチくらいの大きさでは、1cmくらいに成ったら判断できますが
 0.5mmくらいではなかなか判断できない種が多く、イロウミウシ科などの種も
 斑紋や色彩的な違いも無く、白いヒザラガイのような感じの種が多く、
 数週間から数か月の観察が必要な種もいます。
  下画像を見てこれが「うみうし」と思う人はほとんどいないと思います。
 体の割には鰓突起が長いので、ウミグモのようにも見えます。
                                       
   記録係


中→体長やく0.3mm 下→体長やく0.5mm
常にハナゴケ周辺で、エサから離れないようにしているようです。



   7月   1日 
  6月末から急に暑くなった「なまはげの里」、このまま暑いままでは無いでしょうが、
 ここ数日、曇り空が続いています。
  ところで、水槽のサガミミノウミウシは1年間観察出来たわけですが、
 21日、採集の個体と一緒に海へ放して来ました。
 今頃、どうしてるかな?いつかまた海で会えるかもしれません。
 そして、サガミミノウミウシがプレゼントしてくれた2個の卵塊を観察することにしました。
 また、1か月くらい前から観察しているオトメウミウシの卵塊は孵化する瞬間が短く、
 なかなか卵から出て行く幼生を見ることができません。(卵塊が小さいの一瞬で孵化するのか?)
 幼生の感じもかなり違うようで、できるだけ卵塊に触れないよう観察していますが、
 これから飼育係と二人、細かく観察したいです。
  26日、書き込みのハナゴケの赤いところはサガミミノウミウシに全部食べられてしまい、
 観察したかったですが、そして、またまた最下画像のいつもと違う同じハナゴケ?
 これって何なんでしょうか、見ていてあきません。
                                       
   記録係


男鹿で観察する個体より一回り大きく、
体長30mm、もう一度見ればわかると思います。



温度計に2個の卵塊があります。
ベリジャー幼生が元気に動いています


多分、同じハナゴケだと思います?


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