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2014年 へ    

   12月  4日       
  一日、17日採集のうみうしを海へ帰して来ました。
 茶色ミノウミウシの仲間は2週間の観察では、我が家の不明種??
 ハッキリ違いはわかりませんでした。
 頭部の形状、触角、頭触手(口触手)の色彩等、これからも保存画像で比べていきます。
 この茶色種は男鹿で初めて見た感じで、海へ帰しましたが、食性による事もあり、
 2月頃多いピンク種との違いを観察して行きたいです。
  ところで、最近、うみうし観察画像の保存は、水槽内はハイビジョン撮影で、動画はミニDVテープ、
 静止画はビデオカメラのメモリーステックです。
 ハイビジョンカメラは横幅が長い分、両端がボケる事が多く、72mmのレンズなので高価、
 色んな問題があり、でもテレビで見るうみうし映像はとにかく綺麗です。
 ハイビジョン編集が出来る動画ソフト、PCの購入等考え、海へ持って行ける小さなビデオカメラ、
 海まで行く車も古くなり16年目、やっと走っている感じです。
 ほしい物はたくさんあり、今年最後の無駄づかい、願いを込めて「年末ジャンボ」購入しました。
                                            記録係

茶色ミノウミウシの仲間は帰して・・・


海は荒れています


茶色種
カット無しだと両端がボケています


この画像から判断出来ますか?



   11月 24日        海水温 16度
  海の中はいつもの年と何となく違います。
 11月にヒドロ花が満開になる、いつもこんなだったけ?岩ノリが大きくなっているんです。
 これって真冬の2月頃じゃないかな、そんな感じです。
 海の中へ手を入れても生温く海水温は16度、季節は11月の海、温度に変化はありません。
 異常な天候に影響?そんな男鹿の海です。
  男鹿半島北側へ行ったのですが風が強く、南側へ回って変更、
 クロシタナシウミウシ、シロウミウシ1cmくらいのすれすれの水深、石の裏にはヒメメリベ2個体、
 3種5個体に出会うことが出来ました。
                                            記録係

1cmの水深2個体、そばにクロシタナシウミウシもいました。


石の裏にはヒメメリベ!!



もう少しで90年になる我が家の蔵、屋根瓦ですが、
老朽化して蔵の壁に亀裂が目立って来ました。
自分で直せるか見ていたところ、恐ろしい者を発見、
声も出ませんでした。



脱殻だった?ので何とか撮影する事が出来ました。
清掃係はうみうし観察で海へ行って帰りにそのままの形の
1mくらいの脱殻を見つけました。
私が怖がる姿を見たくて呼びに来ました。
私は山へ行く時は先頭では歩きません。
どこでも、目線は常に探しながら歩いています。



   11月 17日        海水温 16度
  入道崎方面へ、行って来ました。
 昨年と違い今年はタコが少ないので、人の数も少ないです。
 波が少し、風は横風で何とか海へ入れる天気です。
  個体数は少なかったですが、シラヒメウミウシ、ミヤコウミウシ、シロウミウシ、
 ミノウミウシの仲間を、採集して来ました。
 ミノウミウシの仲間は、2月頃いる種に似ていますが、色彩が明らかな茶系で、
 今まで観察のピンク系とは違いますが、我が家の不明種NO.?同種と思います。
 水槽で、ゆっくり観察したいです。
  ミヤコウミウシは黄色のカイメンにいたので、食べるものか?カイメンも採取しました。
 シラヒメウミウシは夏しか観察した事がなく、11月は初めてです。
 例年と違いヒドロ虫が今から多いような気がします。
                                             記録係

不明種???
見た瞬間、茶色のミノウミウシでした。


シラヒメウミウシ


ミヤコウミウシ (石を裏がした為、水上)
黄色カイメンを食?


魅惑のヒドロ虫、タマウミウシヒドラの仲間?
(左、ヒメクダウミヒドラの花径が1cmくらい)


   11月  8日         (11月 3日 海水温 18度)
  3日、海へ行って来ましたが、波が高く横風で風も強く、観察出来たうみうしは?
 クロシタナシウミウシ1個体だけでした。
  これから寒くなるにつれ、波風の強い日が多くなりますが、男鹿半島のうみうしを観察
 するには、ヒドロ花が増え、それを食べるミノウミウシの仲間が多くなり、海はいい季節、
 危険でないかぎり、観察に行きたいと思います。
 この日の海水温が18度だと、海に手を入れると暖かく感じます。
  下画像はヒメクダウミヒドラだと思いますが、花が大きくなって来ました。
 5cmくらいのキタウミヒドラの付いている石を採集して来ました。
 まだ花はついていませんが、水槽で大きく出来るか?観察したいです。
 (採集の石も観察終了時、元の採集場所へ帰しています)
  清掃係が1時間くらい小さなゴミを拾っていました。
 以前は、漁師のサザエのおじさんも海岸清掃していたので、綺麗だったのですが、
 我が家でも採集物が無い時、出来る限りゴミ拾い(一袋だけですが)をしています。
 いつまでも「うみうしが住める男鹿の海」でいてもらいたいです。
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これからドンドン花が増えて、2月頃から食べられて少なくなります。


清掃係は海岸の小さなペットボトルのキャプを拾っていました。
軽いゴミが海岸に打ち上げられ、風でドンドン上へ上がって行きます。
まだまだ、沢山あるので一袋より持ち帰りませんが、これからも続けたいです。
男鹿市にしか販売していない、「男鹿市もえないごみ用(大)」はいつも持ち歩いていますが
利用価値があり、大変便利です。



   10月  13日 
  シラユキモドキを海へ帰したいと思っていますが、昨日は波浪警報が出るような天気で、
 今日、明日中に海へ行きたいです。
 シラユキモドキの採集場所は、アオウミウシやシロウミウシが沢山いる所だったので、
 同じカイメンをたべるのか?と考えたのですが、2週間の水槽観察では、
 見事、残念ながら、同じカイメンは食べませんでした。
 現在、102種目のページを作り始めています。
  以前、この観察日記にも書き込みした事があるような気がしますが、
 アメフラシが波打ち際で、半分腐っているような光景に出会いました。
 良く見ると沢山のムシロガイが付いて、腐っているアメフラシを食べています。
 私は、大変、感動しました。
  この生物、ムシロガイが海を綺麗にしてくれる、自然浄化、そんな感動的な
 光景、情景、場面?というのかも知れませんが、生物はすばらしいと思いました。
 そんなムシロガイを見て感動するのは、私だけかも知れませんが。
                                               記録係

シラユキモドキ
Noumea subnivalis Baba, 1987


シラユキモドキの卵塊
11目で孵化




   9月 30日 
  29日は朝5時起きで海水採取、久しぶりに「うみうし水槽」を立ち上げました。
 うみうしがいる水槽はいいですね!
 でも102種目は、撮影、観察が終わったら1週間くらいで海へ帰します。
  ところで、28日はタコ獲りの人が何にかいましたが、海でお話をした方に
 久しぶりの「我が家のうみうし自慢話」聞いていただきました。
 大学の先生とのことで、ジオパークやなまはげ話等、楽しかったです。
  最後に清掃係が「チョット、チョット!!」帰り道で声をかけてきました。
 戻って見ると清掃係の足元には、××の脱殻、口にするのも恐ろしいです。
 もちろん、脱殻でも怖くて撮影なんか出来ません。
 口から尾まで1mくらいで、こんなに完全に1本になっているものを見るのは初めてです。
  今朝は暗いうちから、男鹿での102種目、うみうしビデオ撮影をしました。
 「我が家のうみうし自慢画像」見て下さい。
                                               記録係
シラユキモドキ


我が家ではこのタイプの触角を「鳥羽状の触角」と呼んでいます。


鰓は白の体色に白い鰓で何葉かよくわかりませんでした。
これからも102種目、ゆっくり観察して行きます。



   9月  28日 
  なまはげの里も朝晩はめっきり寒くなってきました。
 朝から天気が良く、暑さが戻って来たようで、さわやかな秋、いい季節です。
 午後からチョット海へ行ってみるか、海は1時間くらいの予定で3時頃まで帰る予定でした。
  風は真横の風で、波は少し、ウエットスーツを着ると、汗がどーと出ます。
 海に入るとチョウドいい、お湯加減、いい季節です。
 ところで、うみうしは少なく、20分ぐらいして、やっとシロウミウシを2個体見つけ、
 そして、30分くらいで、白い卵塊がありました。
 周りをよく探して見ると、アオウミウシが6個体、シロウミウシもかなりいます。
  同じくらいの、うす黄色卵塊を発見!
 さて、誰の卵か?探していると、白いうみうし、シラヒメウミウシかと思いましたが、
 周りの縁取りが赤い感じです。
 3個体いました。あれ・・・・、見た事あるウミウシ、もちろん、本で、ですが! 
 男鹿での102種目、下画像のうみうしです。
 シラユキモドキでした。
                                               記録係

アオウミウシの卵塊だと思います。


うすオレンジ?


シラヒメウミウシに似ていますが、鰓が無いのかな?
鰓が無ければ、ヒラムシか?


鰓は白いので肉眼ではわかりませんでした。
シラユキモドキ、初観察です。


   9月  17日 
  昨日の雨は朝から長時間続きましたが、なまはげの里でも、あちこちに被害があるようです。
 久々の書き込みですが、「うみうし電気(仮称)」店舗、隣の自宅の改装もあと少しで終わりそうで、
 やっと先が見えてきた感じです。
 老朽化が激しい店舗は戸が開かなく成り、柱が腐って四本も交換しました。
 本業の関係もありますが、工事は大工さんにも手伝い、店舗のペンキ塗り等、出来る事は、
 自分でしました。
  ところで、店舗の改装はいいのですが、今の田舎の電気屋さんは出来るだけ在庫を置かない店が多く、
 メーカーさんにネットで注文、翌日の配達、冷蔵庫、洗濯機、色や機種、店に置いて売れればいいですが、
 在庫も古くなれば腐るわけでもないですが、安くなります。
 最小限の物とカタログだけ置いている、そんな感じです。
 つまり、商品を置かな電気店を直したわけです。
  お金をかけないで店の中に何を置くか?
 そこで、電気店には全然関係ない「ウミウシコーナー」、店舗の壁、一面を青く塗り
 A4の写真用紙で42枚のうみうし画像を展示、今まで撮り貯めた画像です。
 いただき物のウミウシグッズも展示したいと思います。
 ウミウシコーナーの見学は無料予定ですが、学芸員はいませんが事前連絡が必要で、
 完成したらお知らせいたします。
  大正年代の自宅もやっと今週末で改装が終わりそうです。
                                               記録係

青いペンキを塗ったウミウシコーナーです。
「男鹿半島のウミウシ」 の文字は100えんSHOPのカラーボード1枚で作りました。
A4の写真用紙、プリンターのインク代、フォトフレーム、全部で一万五千円くらい。


   7月  4日 
  あっという間に、日記に書き込みがしないまま一ケ月以上たってしまいました。
 そろそろ水槽の水交換もしなければならない時期です。
 現在水槽の中はクロシタナシウミウシ1個体(約1cm)元気そうで、撮影したら海へ帰したいです。
  私の本業、「うみうし電気」を現在改装中で、6月の暑さの為、エアコンの取り付けも忙しく、
 副業(収益はありません)の生物観察、手抜きしないで、がんばりたいです。
 海へ行く事、海岸を歩く事は、健康のためと考えている私、うみうしさま(うみうしの神様)に感謝の気持ち忘れず、
 海岸清掃、生物観察、ず〜と続けたいです。
  ところで、我が家は年間を通して、色々な行事、正月、蔵祝い、・・・ 昔から行っています。
 今までやってきた事だから今年も、そんな感じです。
 6月30日 = 「掃除の日」 家の中や、普段、開かずの玄関を掃除します。
 大祓 (おおはらい)、神主さんからお祓いをしてもらい、形代(かたしろ、人の形をした紙)に
 名前、年齢を書き、夕方、海へ流しに行きます。
  一年の半分の儀式で、12月31日の大晦日は皆さん知っていますが、6月30日の大祓もカレンダーに
 書いていますが知らない人が多く、昔は、これから暑くなる前に掃除する、冷蔵庫の出現で、
 世の中が変わったのかも知れません。
 大祓をしている家は「なまはげの里」でも珍しいと思います。
  遅くなりましたが101種目、シロホクヨウウミウシのページ、数日中に公開します。
                                        記録係



5月 26日 採集のシロホクヨウウミウシ


   5月  26日  海水温 17度
  30年前の5月26日、日本海中部地震があった日です。
 あの日もこんな天気がいい日で、地震は立っている事が出来ない、そんな感じでした。
 我が家、隣のお寺では半分くらいのお墓が壊れました。
   仕事がらテレビや冷蔵庫が転び忙しく、テレビは転んだ物を起こすだけ(無料でした)、
 アンテナ線が外れたくらいで、昔の木製のテレビの箱は地震に対して丈夫でした。
 今のようにプラスチックの箱に液晶だったら、ほとんど壊れていたと思います。
 冷蔵庫は倒れて、全然冷えなく、台所はどこの家でも割れた食器だらけで
 後で聞いた話ですが、銀行の金庫の戸まで閉まらなかったそうです。
  男鹿半島に遠足で来た小学生が津波で亡くなりました。
 地震、津波は怖いです。

  26日は夜の干潮でしたが、天気がいいので午後から入道崎方面へ、
 エムラミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、クロシタナシウミウシを観察、
 みのうみうしの仲間と思われる卵塊も多く、2cmくらいの白い卵塊を見つけ、
 誰かな?と探していた所、本で見た事のある白いうみうしを発見!!
 シロホクヨウウミウシ、名前はすぐ出てきました。男鹿での初観察です。
 18年、101種目、大変うれしいです。
                                        記録係

この卵塊があったので、付近を探しました
その、下の石に白いウミウシを見つけました
(シロホクヨウウミウシの卵塊か?わかりません)


見た瞬間、うみうし!! 背面の模様は・・・



シロホクヨウウミウシ 2cm


101種目です


   5月   1日  
  昨日、今日と雨が降ったり、晴れたり、中途半端な天気で、仕事がはかどらないです。
 今年に入って、山県大弐(やまがた だいに 1725−1767)という人に興味を持ち、
 『柳子新論』山県大弐の著書まで買って読みました。
  山県大弐とはどんな人か? お医者さんだったようですが、思想家で、
 柳子から聞いた話、天も地の一つ、王様も二人はいらない、『柳子新論』を書き上げ、
 明和事件で幕府に処刑された人です。
 ところが、この『柳子新論』は密かに写本され、吉田松陰や坂本竜馬まで影響か、
 大弐が死んでから100年間も尊王思想が伝わったと言われています。
  NHKの大河ドラマにでも、いつかならないかと思っていましたが、
 山県大弐の考え方、当時は口にする事も出来ず、幕府に処刑され、忘れ去られたのでしょう、
 華やかな大河ドラマには、似合わないのかも知れません。
  明治時代に成って彼の功績が認められ、大正時代に山県神社まで作られたそうです。
 私が知っている人で、自分の孫に、大弐という名前を付けた人がいます。
 本日は、日本史のお話でした。
                                                     記録係

不明種 25 赤タイプ


不明種 25 茶タイプ

まん中左、赤タイプ、右、茶タイプの卵塊か?
4月 6日 撮影



   4月  17日  
 今日のなまはげの里は雨ですが、雨の日は何となく仕事もユックリ一息です。
 4月になって採集の個体を海へ帰そうかと思っていましたが、14日の日曜も風が強く無理で、
 寒風山の山焼きも強風で中止になりました。
 久しぶりの水槽観察ですが、エムラミノウミウシやアカエラミノウミウシの食いっぷりはすごく、
 他の種の食べ物が無くなってしまいます。
  色んな種を食べるウミウシと特定のヒドロ虫しか食べない種、また自然な海とは違う場合もあり、
 水槽内では、おなかが空くと何でも食べる種?もいるようです。
 今回はフカウラヒドラを多数採集して来たのですが、ほとんど食べられて無くなってしまいました。
 早く帰すか、エサを採取して与えるかしたいです。
  ところで今年はまだですが、4月になると出会える種が、オオミノウミウシです。
 ○○○○イソギンチャクを食べますが、男鹿の磯ではこのイソギンチャクが集まって、
 気がつく人は少ないと思いますが、緑の絨毯ように見えて、とても綺麗です。
 (綺麗と思う私の感覚がズレテいるのかも知れませんが?)
                                                     記録係

べた凪の海は水面の上(岩)に白い模様


白い模様の岩


フカウラヒドラ


ヒドロ虫(タマウミヒドラの仲間?) 5mmくらいです
拡大しなければヒドロ虫とはわかりません


   4月  1日  
  昨日の海は最高の天気、そして、最高の干潮、波も50cmくらいと小さく、
 うみうし日和でした。
 沢山のコザクラミノウミウシ、エムラミノウミウシ、なまはげの里にも春が来ました。
 風も無く海へ来ても寒さを感じない天気、3時間くらい観察しました。
  フカウラヒドラが大きくなってきましたが、色とりどり、綺麗です。
 コザクラミノウミウシも私と同じで大好きなようですが、美味しいんでしょう!
 どんな味なのか?私もとても興味があります。
  私が海で探している間、飼育係は早く帰りたいのか?一人でもくもくとゴミ拾い、
 ウミウシとゴミ一袋、両方採集して帰って来ました。
 
                                                        記録係

フカウラヒドラ


色彩も豊富です


   3月  19日  
  17日、前日の北西の強風から少し風はおさまったのですが、西南西の風、7m、
 波は2mくらい、岸辺付近だけでしたが、観察は可能でした。
 流れがありましたが、エムラミノウミウシ、今年初観察のコザクラミノウミウシ1個体を観察。
  結局、流れが強く海からは30分くらいで上がり、海岸のゴミの観察に変更しました。
、冬の間に海岸に打ち上げられたゴミはすごい量です。
 飼育係と二人でゴミ採集、いつも春は採集生物が無い時は、ゴミを一袋持ち帰る事にしています。
 ハングル、漢字、???、・・・、どうやってここまで来たのか?考えるのも楽しいです。
 数年前までは漁師の「サザエのおじさん」と一緒に清掃していました。
 我が家は一袋だけですが、他にも清掃活動をしている人もいるようで、
 5月の連休頃までに海岸のゴミは少なくなっていきます。
 (クレーンでもなければ動かせない物もありますが、大荒れで自然と無くなる事もあります)
                                                        記録係

頭部V字の白線、コザクラミノウミウシです。

 
車は震災関係か? EPSON青色Cyanと書いてあるので、中国?
(日本で販売のEPSONインクは、日本市場限定と書かれて、色の表記はカタカナ)

 
ハングルは????? 読めません、右は「世紀泉 山泉水」と書かれていました
(液体が入っている物は採集しません)


水めがね、ゴム長手袋、持ち帰りの採集ゴミです
全国でも珍しい?なまはげの里しか販売していない「男鹿市指定ごみ収集袋」
大変便利、利用価値が色々で常に持ち歩いています



   3月  13日  
  飼育係の休み、9日、10日、暴風雪波浪警報と海へ行ける天気でも無く、
 冬の日本海は波風が中途半端ではありません。
 海は荒れる事によって保たれていて、穏やかな日が続くと酸欠状態になり、
 冬に赤潮は無いですが、これからだんだん海水温が上がり、凪の日が続くと、
 海水も緑色になり、7月頃には赤潮となります。
 今が男鹿半島のうみうしを観察するには一番いい季節なのですが、
 天気には勝てません。
 でも、荒れる海は水生生物にとって良い事なのかもしれません。
  ところで、私は50歳を過ぎてから、貝類学会の会員となりました。
 論文等も英文が多く、OX△、・・・、会費だけを払っているような会員ですが、
 こんな年になってからでも、もっと勉強しておけば、もっと勉強したい、
 後悔と希望があります。
 3月5日の書き込みで、私のピントのズレについて書きましたが、
 清掃係によると、「少しでは無く、大きくズレテいる」そうで、
 いつも、ピンボケのズレの多い話ですみません。
                                                        記録係

時々岩の上まで波が上がります。
波は3mくらい、日本海、北緯40度の荒波です。



   3月  5日  
  3月3日朝、NHK「さわやか自然百景」に残念ながらウミウシの登場はありませんでした。
 砂浜に打ち上げられた大量の、ブリコ、それをつつくカモメ、男鹿半島が綺麗に撮影されていました。
 映像にあったブリコ(ハタハタの卵塊)の色は見れば見るほど不思議ですが、
 ウミゾウメン(アメフラシの卵塊)と同じで、卵塊の色は不思議、難しいです。
  ところで下画像ですが、干潮時のヒメクダウミヒドラです。
 ウミウシもそうかも知れませんが、肉眼で見たものと、レンズを通して見たものは全然違います。
 我が家の玄関口の水槽を見て、何がいるか探す人はたまにはいますが、
 アオウミウシやシロウミウシのような、大きな種はいいですが、
 1cmくらいの種は、肉眼ではよくわかりません。
 水槽をのぞく人でも、「何かいるんですか?」質問する人はほとんどいません。
 拡大して見て綺麗とか、感じる人はいるかも知れませんが・・・。
  さて、下画像を見て、いいなと思う人はいないと思います。
 ヒメクダウミヒドラの水から上がった姿を見て、「いいな〜、ヒドロ虫〜」
 何がなんだかよくわからない、不思議いっぱいの生物、私は大好きです。
 ウミウシに食べさせるのはもったいないです。
 私の眼(感覚)はピントが少しズレテいるのかも知れません。
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干潮時のヒメクダウミヒドラ


   2月  26日  
  なまはげの里は2月に入って降雪量は少なくなっていますが、
 寒い日が続いて雪が解けないので、積雪量は多くなっています。
 昨日も男鹿線が二日続きの終日運休、飼育係を秋田市の学校まで車で送って行きました。
 秋田市は雪が多く、ハッキリ違いがわかるような雪道、滑りながら走っている感覚で、
 雪道で慣れている秋田でも朝の渋滞がすごく、冬の運転はこわーいです。
  ところで、2月11日に書き込みした昨年末の撮影で、下の絵葉書が届きました。
 絵葉書にはアオウミウシが付いていますが、実際の放送では映るのか?わかりません。
 映っても秒単位、一瞬だと思います。
  海へ行かない時、日曜朝でよく見ていますが、綺麗、自然な景色、さわやかなナレーションで始まり、
 もし、うみうしが登場するならどんなふうに、うみうしを紹介するのか?大変楽しみです。
 ハタハタでは無く、ハタハタのブリコ(卵塊)をカモメがつつく所を撮りたいと話していたので、
 そんな場面があるのか?うみうしの登場があるのか?面白そうです。
 うみうしは胃カメラのような特殊レンズを付けての撮影でした。
 NHK「さわやか自然百景」 3月3日 AM7:45 からです。
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冬にアオウミウシは珍しいのですが飼育係が見つけました。
右上の花はオガフウロ?



   2月  11日  
  昨日は干潮に合わせて入道崎方面へ行きました。
 いつも、気象庁の潮位表で干潮の時間を調べ、海上保安庁の気象情報で入道崎灯台の風速を確認、
 (入道崎は西北西 7m)10m以下ならGOで、男鹿半島の南側は北風で無ければ行きません。
 次に、男鹿市のライブカメラで海の干潮や波の高さを見て場所を決めます。
  海は干潮ではありましたが、波、1mくらい、岸近くだけで観察場所は限定されます。
 飼育係はドンドンうみうしを見つけ、全体的にヒドロ花は半分くらいが食べらている感じです。
 岩が黒くなっている所はイワノリが乾いた所で、我が家の子どもたちは小さな時から磯を歩いて、
 滑る所、滑らない所の判断が出来ますが、他の人を気軽に磯観察に誘えないのは、
 冬の磯は海藻など滑って大変危険だからです。
 風があったので寒くて、1時間半くらいの観察で帰って来ました。
 アカエラミノウミウシ、エムラミノウミウシ、アオウミウシ、ミノウミウシの仲間、20個体を観察。
 フカウラヒドラが付いた石(5cmくらい)を採集してきました。(後でこの石も採集場所へ戻します)
  帰る頃になって清掃係がカメラと三脚を持って海へ来ましたが撮影はしないで帰りました。
 ハイビジョンカメラで撮影するようになって2年目ですが、中々、慣れないせいか
 持って歩くだけという感じです。
  昨年末、男鹿半島のうみうしを映像制作会社の方が撮影して行きました。
 今まで見た事のないレンズ、しかも防水とのことで、我が家の画像とはピントが違いすぎ、
 腕も機材もプロですから違いがあって当然ですが、チョット、ショックなような映りでした。
 うみうしは秒単位かも知れません、全国版で3月の放送予定です。
 (うみうしの放送があるかわかりませんが、日時が決まりましたらお知らせします) 
                                                        記録係


上画像2枚がアオウミウシ、シロウミウシ、ジボガウミウシが食べるカイメン。
(クロイソカイメンではありません)
採集しないで、どこにあったか場所を記録しておきます。
1時間半で2個体見つけました。




不明種 ミノウミウシの仲間
頭触手、触角の色彩に違いがあります。



   2月  7日  
  寒い冬、初めて海でうみうしを見る人に、「ここにうみうしがいます」と言っても、「どこですか?」
 わからない人が多いです。
 冬にうみうしを探すには、ヒドロ虫のいる石を探します。
 広い海ですが、どこを探してもいるわけではありません。(とにかく、ゆっくり探します)
 ヒドロ虫に付いているうみうしは、爪楊枝(つまようじ)で慎重に傷つけないようにして、
 5〜15cmのプラスチック容器(食品用)に入れて採集して来ます。(何個も持っていきます)
 容器の中のうみうしを見て、「こんなに小さいですか!」そんな感想の人が多いです。
 mm単位のうみうしは、海では特徴など簡単にわからない時が多いので採集して来て
 水槽で観察しますが、1週間しても全然動かず、小さな点のままで、結局、海へ帰す時もあります。
  いよいよ、「男鹿のうみうし」の季節が来ました。
 鼻水も凍る北緯40度、冬の日本海、演歌の似合う男鹿半島、
 そんな男鹿でも高気圧が来ると、波も収まり、晴天、最高の干潮となります。
 うみうしも日向ぼっこか(根拠はありません)どーんと増えます。
  今朝は防災無線で暴風雪警報とのこで、今日は荒れるんでしょう。
 低気圧の次は高気圧か、今度の土日、あたりが楽しみです。
 海は行ってみなければ、何があるか?わかりません。
                                                        記録係

30cmくらいの オクトパス 2013年 1月
原則、海での海産物の採集はしません。

4月頃には3mくらいのミズダコもいます



干潮時のヒメクダウミヒドラ、 右がムラサキウニ


海水の中のヒメクダウミヒドラ



   2月  3日  
  3〜4日前くらいから、1月14日採集のセトミノウミウシがひんぱんにガラスに付いている事が多いです。
 水槽の中のヒドロ虫のヒドロ花が全部無くなっています。
 2週間で3cm以上となり、かなり大きくなって、結構大食いのタイプのようです。
  長期飼育する時、姿を見せない時はエサがあって、水槽の中を動き回るとエサを与えるようにしていました。
 エサは与えすぎないように観察しながら、つまりエサ用水槽と二つあれば便利です。
 今回は水槽にいた他の種も海へ帰して来ました。
  ところで海は、風速17m、風に向かって歩くのが大変なくらいで、
 飼育係「風が強すぎるので、やめようか」そんな天候でしたが、下に降りたら岩陰になっているのか、
 風も大した事は無く、100種目のセトミノウミウシも2週間観察で元の採集場所の海へ帰す事が出来ました。
  今日は波が高く海での観察も無理で、海水採集もしないで帰って来ました。
 車を止めた場所で、温度を測定したら−3℃、ゴム手(軍手も下に履いています)を履いていても指が痛いです。
  家の水槽の海水温はヒーターで10度設定にしています。
 園芸用のサーモスタットで感知部はビニールチューブに入れ防水にして、
 うみうしが火傷をしないようにカバーをして、ヒーターはガラスに付けないで上から吊るしています。
 うみうしは水面に浮いている事も多く、火傷しないように色々な工夫をしています。
 うみうしがいなくても、いつでもうみうしが観察出来るようにセットしています。
                                                        記録係

セトミノウミウシ体長測定
14日の計測では2.5cm、2週間で確実に大きくなっています。
体長の測定は真直ぐになってくれるわけではないので、
なかなか大変です。


クロシタナシウミウシ、ネズミウミウシ、ホウズキフシエラガイ×2
左下がセトミノウミウシ採集バケツの中


沖の方は4〜5mくらいの波ですが、岸近くに波は来ません。
こんな場所に、うみうしが多いんです。


   1月  17日  
  14日、干潮に合わせてAM 9:30 家をスタート。
 風は北東 7m、寒い事を除けば海は最高、すごい干潮です。
 最高の干潮、海は来てみなければ、潮見表だけではわかりません。
 気温 −1℃  海水温 9℃ 寒いです。
  クロシタナシウミウシ、アカエラウミウシ、ネズミウミウシ、
 そして、清掃係が触角が蛍光色のウミウシ?だそうで、
 1cmくらいのエムラミノウミウシでした。
 エムラミノウミウシの個体差はありますが、頭触手(口触手)や背面の青色が
 蛍光色のようなとても綺麗な色の個体もいます。
 我が家の不明種と思われる種、3種を確認、
  チョット違うかな?何となく色彩が違うような1個体を採集して来ました。
 帰ってからカメラで撮影して、どこかで見たような?
 飼育係「お父さんわかる?」
 記録係「セトミノウミウシぽいね」
 ビデオカメラで撮影した物をテレビで見て、
 飼育係「やっぱりセトミノウミウシだ!」
 1月の寒い男鹿半島にセトミノウミウシがいるはずが無い、
 でもセトミノウミウシのようです。
 我が家の100種目はセトミノウミウシだと思います。
 本日、100種目のページをUPしました。
 100種まで17年かかりました。
                                         記録係

セトミノウミウシだと思いますが・・・



2013.01.14 入道崎ですが雪はほとんどありません。
秋田の今年は大雪で大変です。
ここは雪が降りますが風が強くて飛ばされます。
それだけ寒いです。
海水温は10度前後で、下の海岸は何となく暖かく感じます。
海岸にはめったに雪が積もる事はありません。



   1月  5日    海水温 10℃  気温 2℃
  今年初めての磯観察です。
 風は強かったですが、干潮で浅い所だけ、なんとか探したら以外に多く、
 30個体くらいを観察出来ました。
 アカエラミノウミウシ、エムラミノウミウシ、クロシタナシウミウシ、ミノウミウシの仲間、
 ヒドロ虫が沢山で、これからが男鹿のうみうしの季節です。
                                               記録係


アカエラミノウミウシ


エムラミノウミウシ


ミノウミウシの仲間 不明種??


   1月  1日 
  あけましておめでとうございます。
 今年もHP「男鹿のうみうし」よろしくお願いします。
                                               





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