ホームへ
2015年 へ                

   11月   3日  
 今日の入道崎、西の風、23m、チョット海へ行くような天候ではないようです。

  今日は文化の日、たまに海の話(理科)ではなく、菅江真澄の話(社会)を書きます。
 二十数年くらい前の事ですが、県外の方から、
 「菅江真澄が碁盤石(恩荷奴金風)の事を書いていますが、今でも見る事が出来ますか?」
 私の質問の返事は、
 「現在は何処にあるのかわかりません」

  碁盤石の事は本では知っていましたが、碁盤石?・・・。
 その話を近所の囲碁の好きな人に言うと、石を探しに行こう、
 雪解けを待って草が無い山に入りやすい春、何回か寒風山山麓に探しに行きましたが、
 見つける事が出来ませんでした。

  後でわかったのですが、真澄が書いている「仙人が囲碁をした」その意味、
 囲碁の事を爛柯(らんか)とも言うそうで、
 中国の昔話、仙人が囲碁をしているところを見ていた木こり、
 自分の斧の柄を見たら腐って、そんなに時間が経っていた、
 浦島太郎のような話です。
 その仙人が囲碁をしていたような碁盤の石だと思います。

  ところで、我が家の調査員が昨年その碁盤石を見つけました?
 場所は秋田県立図書館、五里合の方が50年くらい前に書いていたそうで、
 滝の頭の池の中にあるよう、渡辺斧松が水を引く前に池が無く、
 今は池の中に眠っているようです。
 山ではなく、池の中を探さねば!!
 滝の頭の碁盤石、どんな石なのか? 男鹿の新しいロマンが生まれました。
                                             記録係

後で滝の頭の画像を入れます


   10月  14日  (12日 海水温 20度)
  12日、男鹿半島南側の磯へ、凪もよく最高の干潮、うみうし観察には最高の条件、
 お昼の干潮に合わせて、2時間探しました。
 ところがガックリ、1個体も出会えず、まだ海水温も温かく20度、なぜこんなに少ないのか?
 そんな時代がいつか来ると思っていましたが、
 「昔はうみうしが男鹿半島にもたくさんいました」
 まさに現実、一時的に少なく成っている事と願いたいです。
  我が家で最近、男鹿半島北側の行くのは、南側の個体数が少なく成ったこともありますが、
 この天気、この条件で1個体の出会いもない、ショックです。
 この磯に通いはじめて19年、私の目、観察眼が衰えたと思いたいです。

  ※この磯とは、男鹿半島の南側で、岸から200mくらいの沖の浅瀬で、
   東西に200mくらいの場所、数か所で観察しています。
   11月頃に海水温が下がり15度以下になると南側の個体数が少なく成ります。
                  、                              記録係


アオウミウシ 2014、 9、12、水槽内で撮影


アオウミウシ (鰓)



   10月  3日 
  7月から書き込をしなくなってあと少しで3ヶ月になってしまいます。
 7月、8月と休みの日は天候に恵まれず、日曜でも仕事があったり、
 飼育係は受験生で誘うわけにもいかず、でも、清掃係と二人、月2回くらいのペースで、
 うみうしハイビジョン映像を撮り貯めています。
  7月10日に書いていますが、男鹿半島南側、我が家のホームグラウンドにしている磯は、
 条件がいい時でも個体数が少なく、アオウミウシ、シロウミウシは1回で1〜2個体しか出会えず、
 以前ならアオ、シロは数十個体いるのが普通だったのですが、残念です。
 どうしてなのか? 磯は以前より海藻が多くなった気はしますが、何が変わったのか ・・・。
  今年の夏の観察ではアオウミウシ、シロウミウシ、コモンウミウシ、ハナイロウミウシ、
 オトメウミウシ、シラライロウミウシ、シラヒメウミウシ、7種だけでした。
  ところで下画像は傘径1cmの小さなギンカクラゲです。
 3個体を採集して来たのですが、水槽の中をポンプの水流でぐるぐる回っています。
 中に指を入れてどのくらい痛いのか? 実験してみたいです。
                  、                              記録係


ギンカクラゲ (傘径 1cm)


   7月 10日   ( 6日 海水温 20度 )
  最近毎日朝夕の仕事が毛虫捕り、一ケ月前と色が違いアメシロで、
 サクランボ、桑、柿、梅、胡桃、昨年からの異常発生ですが、今年は美味しい干柿が食べれるか?
 去年は9月になって柿の実が落ちて、その実にスズメバチが集まり、落ちた柿を集めて埋める、
 スズメバチが来ない日暮れ時の怖い作業でした。
 結局、柿はいつもの年の3分の1くらいしか収獲出来ませんでした。
 アメシロもこれから7月末頃からもう一度発生します。

  6日の夕方、男鹿半島の南側、今年初めて我が家、ホームグラウンドの磯に行ったのですが、
 2時間の観察、出会いはオトメウミウシ1個体だけ、天気は最高、凪もよく、以前なら ・・・。
 この磯で今の時期。シロウミウシもアオウミウシもいない、十数年前と磯はどこか違う、
 そんな感じを受けました。
  男鹿半島からいつか「うみうし」が消える日が来るのか、そんな事を考えて帰って来ました。
 一時的に少なくなっているのなら、私の考えすぎならいいですが、
 とにかく海へ行く事、今しかいない、観察出来ない生物がたくさんいるのかも知れません。
 そんな生物を記録したいです。
                                                記録係


オトメウミウシ 25mm


   6月 25日   ( 22日 海水温 19度 )
  海水温が20度くらいになったらと思っていたので、22日夕方、シロウミウシを
 元の採集場所へ帰しました。
 昨年11月の採集時より5mmほど大きくなり、体長はやく2.5cmでした。
 冬季はエサのカイメンを食べないかと思っていましたが、1週間もカイメンに付いていたので、
 低温時もエサは必要と思いました。
  以前、広報係が飼育していた十数年前は、水槽は22度くらいの一定温で管理していた為、
 ジボガウミウシは400日以上の記録もありますが、10年前くらいから、 
 水槽の温度は海の海水温と同じくらいにしています。
  11月の採集時、撮影してシロウミウシの前部左側の一か所に
 切れているようなところがあったのですが、海へ帰す前の撮影では完全に回復しており、
 切れているところは確認できませんでした。
  11月から7ヶ月間も居たので、チョット、水槽が寂しい感じです。
 これで、水槽には海水とエサのカイメン、ハナゴケが入っているだけです。
 早めに水槽の水交換をして、次の出会いを待ちたいです。
                                                記録係


食品用のトレーで持ち運びます。
違う大きさのトレー、採集バケツを海へは何個も持って行きます。
海では小さなトレーには紐を付けて首からぶら下げています。


触角、後に切れたところがありましたが、
7ヶ月の間に回復して黄色い縁もつながっています。
(背面の茶色部は自然海水のゴミです)



   6月 11日 
  今朝は雨、草刈りは休み、何となく気持ちがユックリです。
 うみうしには関係ありませんが、私の仕事は本業以外、6〜8月は畑と草刈りで忙しく
 畑、田んぼ、山、宅地、いろんな所で草刈りします。
  今年の草刈りの特徴、どこでも毛虫が多く、草刈り後に正体
不明のカユミに襲われ、
 毛虫に関係あるものか? よくわかりませんが、出来るだけ肌を出さない用に、
 完全防護での作業です。
  ところで、下画像は6月1日の海でのものですが、うみうしはアカエラミノ、クロシタナシ、
 まだシロウミウシ、アオウミウシの出会いは無かったですが、最近、気温が上がっている為、
 今シーズンの海の出会いは近いと思います。(アオ、シロ、2月頃いることもあります)
  ところで、男鹿半島に満遍無くいる毛虫はどうやって移動するのか?
 男鹿半島、北側の入道崎、南側の海岸に同じ毛虫がいる事が不思議です。
 毛虫は、陸を走るのか、海を泳ぐのか、空を飛べるのか?そんな考え方になって来ます。
  昨年から水槽観察のシロウミウシを元の採集場所へ帰したいと思っています。
 採集場所の磯の海水温が20度くらいになったらと考えていますが、
 11月から、約半年で1cmくらい大きくなりました。
                                                記録係



毛虫と書きましたが名前が解らず、どんなガになるのか?
毒性があるのか?わかりませんでした。
自分の手(体)で実験したいが、痒そうなのでやめました。
名前がわかる方は教えて下さい


オオタマウミヒドラ
↓部分拡大画像

付け根付近に1mmくらいのクラゲが沢山付いています
6月頃には毎年観察出来ます。
毛虫と水母、形は違っても何となく似ているかな、刺す種(痒い、痛い)は少ないようですが?


ウミソウメンだと思いますが、以前お湯をかけて食べてみたのですが、
ドロドロ、ヌルヌルになって味は ・・・?
海で生でかじってみたのですが、美味しいとは感じませんでした。
今年も食べ方を勉強したいと思っています。

※ 我が家では原則、海での海産物の採取はしませんが、
生物、植物の食感を知りたく、最小限の採集をする事もあります。




   4月 28日 
  昨日は水槽内での撮影をしたのですが、動きが無く、
 今朝になっても動いている様子が無く、早朝、元の採集場所に帰して来ました。
 同じ場所にもう一個体いないか探したのですが、見つけることは出来ませんでした。
                                            記録係

動きがないハゴロモウミウシ
採集場所で撮影、 2014、04、28 AM 6:35



   4月 27日   海水温 13℃  気温 12℃
  朝の干潮に合わせて6時出発、清掃係が一緒だとスタートから遅くなってしまいます。
 風は少し、波も無く、最高の条件!
 春の海はゴミが多く、清掃係は海へ着いてすぐ、ゴミ拾いを始めました。
 以前、ここの海岸は「サザエのおじさん」が清掃していましたが、今は我が家だけ、
 海のゴミを拾っていると何となく楽しくなってきます。
 これもゴミ拾いにハマッテいる一つかも知れません。
  コヅチミノウミウシを撮影、クロシタナシウミウシ、そして小さなミノが取れたミノウミウシかな?
 撮影して、何だろう5〜6mmよくわかりません、採集して来ました。
 水槽の水換えをして撮影、ほとんど動きません。(採集時から動きがなかった)
 ハゴロモウミウシの小さいタイプでは?と思います。
 103種目です。
                                            記録係

ハゴロモウミウシかな?
男鹿での103種目です
触角前の黄色い突起が特徴、カワイイです




   4月 13日    海水温 8℃   気温7℃
  人もいなく、磯は静か、春の海はいいです。
 意味は違うかも知れませんが、サイレントスプリング。
 今日は波がチョットで流れがあり、今年、冬〜春の干潮時の天候には恵まれませんでした。
  下画像のヒオドシイソギンチャクが絨毯のようで、綺麗です。
 オオミノウミウシが大好物で、以前は数百個体(100ぐらいまでは数えたが多すぎてやめた)
 も一回で観察した事がありますが、ここ数年、出会いはありません。
 以前の水槽飼育でも、真っ暗な部屋に明かりを付けると、大きな体、急いで石の下に入る
 夜行性の種です。
 浅い所に来るのは、ヒオドシイソギンチャクを食べるためか?、卵を産むためか?
 5cm前後くらいが普通で、1〜2週間でいなくなります。
  エムラミノウミウシ6個体、コヅチミノウミウシ3個体、不明種2種7個体、オトメウミウシ、
 オカダウミウシを観察出来ました。
  オオミノウミウシに今年は会えるのかな・・・、春の海はゴミだらけ。
 海岸清掃、ゴミ拾いの季節が来ました。
                                            記録係


ヒオドシイソギンチャク
緋縅(ひおどし)どんな意味かわかりますか?


   4月  7日     
  3月末頃から急に春となり、暖かな4月と思っていたら一昨日から急に雪が降ったり、
 先週のタイヤ交換、早まったのか?そんな天候です。
  朝食後、男鹿半島南側の海へ行ったのはいいですが、波風が強く観察は無理かな。
 鵜ノ崎海岸の沖の方を見たら、大きな真っ白なフェリーが、もっとそばで撮りたいと走って、
 門前を過ぎたあたりからドンドン離されて行きました。
 ここは?と見たら、ホテル「きららか」ここまで来て、進もうか、もどろうか考えて、
 「金ヶ崎温泉」が頭にひらめきました。
  以前、飼育係と二人で途中まで行ったのですが、断崖を降りていかなければならなく、
 怖くて断念して帰りました。
 今なら、あの怖い長い生き物もいないはず、道はあるので迷うことなく10分、崖の上へ、
 二本のロープをつかみ、下を見なければ怖くありません。
 何とか下まで怪我もなく、大昔(40年くらい前)に一度来た事があるような気がしますが、
 見渡すかげり温泉なんてありません。
 それから5分くらい歩いて、人工の石組みの跡、ついに「金ヶ崎温泉」につきました。
 手を入れて何度かな?冷たくもなく、暖かくもない感じ、入ったら風邪をひきそうです。
 黄色い湯花がすごい量、お掃除セットを持って来なくては、入浴は無理です。
 夏なら入浴出来ると思いますが、・・・。
 帰りの上りは案外簡単で、怖くもなく登り、59歳の大冒険でした。
  もう一度時間をかけて、ゆっくり3kmくらいの海岸を生物観察したいです。
                                              記録係

ロープは二本あったので、一本切れても大丈夫と思っていましたが、
途中で一本になり、ここまで来たら引き返すわけにも・・・。


海岸を歩いて5分くらい、やっとありました。
人工の石組の跡です。


手を入れて、冷たくは無かったです。
30度は以下と思いますが、残念、温度計は車の中です。
黄色い塊は湯花か?


貝は緑色、藻が付いているのか?
時間をかけて探さないわかりませんが、うみうしは少なそう、
加茂青砂海岸と似ています。


帰道りは、雑木林の一本道、夏はジャングルで歩けないような所、
カタクリ、いろんな花がありました。





   3月  16日     
  NHK「ダーウィンが来た!」今日はウミウシ!!
 新しいウミウシの映像が見れるのか?期待に胸をふくらませて・・・。
 ここ数年テレビでの放送に画像を貸して下さいとの話には、
 どんな番組なのか?良く聞かないと、とんでもないようなヤラセ番組が多く、
 ヴェリジャー幼生、塊卵、幼体等の画像貸出は最近無くなっています。
  さて、放送は、さすが「ダーウィンが来た!」ウミウシの綺麗な映像の数々、
 盗刺胞、光合成の話等、なんか見た事があるような映像でしたが、
 良く説明がされていたと思います。
  感想として、
 アカエラミノウミウシの交接映像は古いのか今一つ、
 あれは? ムカデメリベ or  ヒメメリベ?
 卵塊は何ウミウシですか?産んでいる映像がなければ、ウミウシとは限らない。
 「小さなメリベウミウシ」(昔の名前で今は使いません)
 クネクネ泳ぐ映像では大きさはわかりませんが、見た感じ成体だと思います。
 貝殻が無いという話なのに、貝殻がある、ウミウシの仲間、
 アメフラシの出過ぎで、肉食、藻食の違い等、説明不足と感じました。
  「ウミウシの仲間」のことでは無く、「ウミウシ」のこと、もっと見たかったです。
                                              記録係




   3月  10日     
  昨日、海へは行ったのですが、風が強く海水だけ汲んで来て、水槽の水交換をしました。
 交換と言っても半分だけで、急な環境の変化をなくす為で、水温も同じくらいにして、
 入れ替えます。
  数日前、テレビでタコの事を話していたのですが、今年は大きなダイオウイカや
 大きなタコがいる、いつもの年と違うと、3mくらいのミズダコが映っていました。
 ミズダコは男鹿の磯にも4月頃いる事が多いですが、2〜3mは結構います。
 ミズダコは3mくらいが普通種で、煮れば小さくなります。
 大きなタコは足が一本だけ、それが小さく切られて販売されている為、
 大きく感じないのかも知れません。
  我が家では海産物の採集は原則しませんが、目の前にタコがいると捕まえる事もあります。
 1mのイカを拾ったり、3mのタコを捕まえたり、冗談だと思っている人も多いですが、
 時々あります。
 サザエやワカメなど漁師さんから頂く事はありますが、自分では取りません。
                                                   記録係

シロウミウシは右上のカイメンから離れません。
冬季間はエサが必要ないか?と思っていましたが、
5ヶ月で採集時より大きくなっているようです。
春になったら元採集の海へ帰します。


アラメは1本だけ生えるのではなく大きな塊になっています。
数十本から多くなると1mもあります。
美味しそうに見えますが、採集はしません。
我が家では海藻はスーパーから買って来るものと決まっています。



   3月  4日     海水温 8度  
  2日、男鹿半島北側へ、真横の風で波は少しでしたが、階段の雪も融け今年最高の干潮、
 海の景色がまるで違いました。
  海へ入って直ぐ清掃係はエムラミノウミウシを見つけたらしく、この天気で素手で水に手を入れ、
 普通の人なら10分もしないうち手が痛くなるのですが、顔(面)だけでなく、手の皮も厚いのか
 平気そうな顔をしています。
  コザクラミノウミウシ、エムラミノウミウシ、コヅチミノウミウシ、他ミノウミウシの仲間3種、
 計30個体を観察、最後まで清掃係も観察参加、たくさん見れて満足そうでした。
 この次はゴミ拾いもすると張り切っていました。
  ところで我が家行事ですが、3月3日のひな祭り、
 あれは平民がする事ではない、お雛様は飾っては×、という事に昔からなっています。
 私に女の子がいなくて良かったですが、でもこれから先、 ・・・。
 
                                                   記録係

上の画像のうみう、口触手(二対の角の下の方)は、
白線だけで、赤い所がありません。
コヅチミノウミウシだと思います。



このうみうしの口触手には付根付近、赤色です。
(角度が違うのでわかりにくいですが)
我が家の不明種??だと思いますが、
ま上から、ま横からなどの画像がなければ判断出来ないです。
この、2個体は口触手の色彩から別の種だと判断出来ます。



   3月  1日     
  昨日で、10万のアクセスカウンターを超える事が出来ました。
 ありがとうございます。
  2001年からスタートして、当時「Yahoo!」男鹿検索で出てくるHPは五つくらい、
 男鹿に旅行に来る方等、たくさんのメールを頂きました。
 中学生は返事を書くのが大変でしたが、楽しいメール、激励のメール等、
 ウイルスまで頂き、御迷惑までかけて、HPを通してたくさんの事がありました。
  これからも変わり映えのない下手な文章で、
 男鹿半島の海の生き物を紹介いたします、お楽しみ下さい。
 
                                         うみうしファミリー

今朝の水槽のシロウミウシです。
20日くらい、ずぅーとカイメンから離れません。
食べているか、わかりません?
(水槽海水温 10度)


   2月  23日       海水温 8℃   気温 2℃  西 8m
  日の出に合わせて行く予定が、着いたら7時半、すごい風です。
 いつも北側へ行く時は海上保安庁、入道埼灯台の風向、風速をPCで見てから、
 10m以下だったらGO、それ以上ならあきらめる、でも今日は8m、かなりの強風、
 車のドアは手で押さえてゆっくり開けました。
  入道埼灯台は高台にあるため、下の海の風速は高さや沖の岩等の関係で、
 半分〜3分の1くらいに弱くなります。
 普通の人ならこんな風に海!そして、階段は雪でほとんど見えなく、
 海へ降りている人もいないようです。
  今日、一人で来て良かった事は、清掃係が一緒なら、ここを降りるの、
 危ないからやめたら、バカか変人扱いされたと思います。
 でも、男鹿の金ケ崎温泉の断崖絶壁をロープで下るのから見たら問題にもならないです。
  海は2〜3mくらいの風、潮が引いて、完全防寒、そして初の試みですが、
 ゴム長手袋の下の軍手には貼るミニカイロ、水に入れている手はいいのですが、
 上がっている手は、時間がたつと指が痛くなって来てます。
 カイロで効果があるのか?楽しみです。
  22日採集のエムラミノウミウシ、コザクラミノウミウシを海へ帰し、
 ヒドロ虫、ハナゴケが付いた石を採集して来ました。
 水槽に入れてヒドロ虫を撮影していたら、小さな数ミリのミノウミウシの仲間1個体、
 7〜8mのエムラミノウミウシ1個体を発見、
 またヒドロ花が食べられる、残念! 石はよーく見てきたはずなのですが?
 ヒドロ虫の観察に大食いエムラミノウミウシは大敵なのです。
 
                                               記録係

2014,02,12 水槽で撮影
2014,02,09 採集


2014,02,23 撮影
9日採集の個体と鰓突起先端部の白色、頭触手の白線等、
違いはありますが、やっぱり同種ですね!
今日、観察の個体、触角の間のオレンジ色部周辺に紫色部があります。
3月になったら、もっとハッキリわかる画像をお見せします。


   2月  12日       海水温 7℃   気温 −1℃
  9日、男鹿半島北側はものすごい風、でも海岸はフォローで岸辺の波は穏やか、
 海へ降りて行く途中、雪のない所とある所のギャップは激しく、
 腰まで積雪の吹き溜まり、階段はわからなく慎重に行きました。
  吹雪模様の上と違い、断崖下の海は風が全然ありません。
 でも、とにかく寒いです。海水温は7度でしたが、潮だまりはシャーベット状で
 水の中は全然見えません。
 胴長、ゴム長手袋、その下には軍手、それでも手は冷たいです。
 完全防寒、たくさんの種、大好きなヒドロ虫を見られて幸せな季節です。
  ところで、うみうしは見慣れない種を発見、エムラミノウミウシと違い
 背面の青紫の蛍光色のないタイプ、男鹿の新種かな?、・・・採集。
 2時間の観察で、コザクラミノウミウシ、エムラミノウミウシ、???、3種5個体を観察。
  帰って水槽で撮影して、エムラ???、ヤフー検索でウミウシサイトを見たところ、
 背面の青紫の蛍光色があるタイプは珍しいのが初めてわかりました。
 男鹿のエムラミノウミウシは綺麗です、食性の違いか?
  シロウミウシが食べるカイメンを採取して与えたら、4日間、カイメンから動きません。
 水槽海水温は10度、寒い時季は食べないかと思っていました。
 
                                               記録係

岩の上まで雪が積もる事は珍しいです。
雪の下、イワノリ等、滑るので危険です。


ヤフー検索でエムラミノウミウシを見たら、
上画像の種が標準的なエムラミノウミウシだとわかりました。
男鹿のエムラミノウミウシは背面が白線でなく、青紫の蛍光色タイプ、
鰓突起の先端が白色です
(光っているのかわかりませんが、独特の色彩です)



   1月  28日       海水温 9℃   気温 3℃
  26日、日曜日は朝真っ暗な6時に出発、今年初めての男鹿半島北側へ、
 ネットで確認したところ入道埼燈台で風速12m、行ってみなくてはわからない、
 家を出る時は風も無く温度が高く小雨模様で、昨晩から雨で今日は雪かきもありません。
  干潮が6時頃の為、早く出たのですが、天候が悪いのか、7時になっても、うす暗く、
 8時頃になってやっと明るくなって、雨も上がり、2時間くらい探しましたが、
 うみうしとは出会えず、ヒメクダウミヒドラが付いた石を採集して来ました。
  風が強く、波も高い、でも海では何があるか?何がいるか?わかりません。
 真冬の誰もいない海、雨、強風、ヒドロ、高いガソリン、私はなぜ海へ行くのか?
 それでも海へ行かなければ話にもなりません。
 一緒に行った清掃係は外へも出ず、車で新聞を見ていました。
 
                                            記録係

採集して来たヒメクダウミヒドラです。(水槽海水温10度設定)
観察する為には、うみうしを水槽に入れるわけにはいきません。
うみうしの大きさ等で個体差はありますが、
エムラミノウミウシやアカエラミノウミウシのような大食いの種だと、
1〜2日で全部、食べつくします

(このヒドロ虫が付いた石も元の採集場所へ観察終了後戻します)



   1月  16日       
  今日は「やぶ入り」むかし我が家では、男の人がご飯仕度をしたそうです。
 女は年末、年始と忙しく、小正月にはゆっくりするようにという事だそうで、
 女正月とも言うそうです。
  男の私が今日、ご飯の仕度をしないのは、最近の我が家の女は常にゆっくりしている?
 そこで、習慣が無くなったのかも知れません。
 数年前の1月16日、スーパーから夕食にお弁当を買って来て、今日はゆっくり出来る、
 我が家の女は話していました。
 地獄の釜も休む日、16日の今日、我が家のお風呂は休みです。
 ご先祖様&88歳の母に怒られないように、適当に昔の教えを守っています。
  1月1日にお金を使うと一年中お金が出ていく、1月1日だけはお金をを使いません。
 昔、ご先祖様は質素な生活をしていた、お正月は質素に、ごちそうなどは食べません。
  下画像は11日の蔵祝い(蔵開き)です。
 昨年末にこの日記に蛇の話をしましたが、鼠もいます。
 築90年で、私が小さな時はもっと古い大きな土蔵の米蔵も有りました。
 今でもですが、小さな時から蔵の中に一人で行くのは怖かったです。
                                            記録係

10日まで蔵は開けず、夕方にお膳を上げます。
 お神酒、お魚(頭付き)、ハタハタずし等、
昨年親戚より頂いたハタハタ12月20日ころだったので、
ハタハタずしはまだ少し早い(20日くらい置きます)ですが、
やっと間に合って食べれるようになりました。


今年は20cmくらいの積雪、男鹿は楽ですが、
同じ秋田でも横手の方は大雪だそうです。


家の床の間にもお膳を上げ、大黒様の掛け軸を飾ります。
蔵の鍵も一緒に上げます。
掛け軸下の大黒様を見ているのは鼠です。

※床の間壁の傷は、昭和14年の「男鹿地震」で出来たものです。
歴史の為に直さないで保存しているわけではありません。



   1月  10日       
  昨晩、テレビのチャンネルを換えたら、
 BS朝日、青木熊吉と聞こえて、なんか聞いた事のある名前?
 熊さん??? ハナデンシャの名前を付けた人!!!
 「ボクらの地球 東京湾海底谷・・・」
  以前、ハナデンシャの事を調べて「三崎の熊さん」の名を知りました。
 東京帝国大学三崎臨海実験所には採集人という人がいた、
 生物探しのプロの事のようで、青木熊吉、大変興味を持ちました。
  また、番組中で出てきた深海探査ロボット「ピカソ」の映像は素晴らしく、
 番組は最後まで見てしまいました。
  ところで、男鹿半島でハナデンシャを探せるのは我が家しかない、
 そう思っていましたが、一昨年、戸賀湾で観察出来たようです。
 もし、採集出来たらハナデンシャの食性を観察したいです。
 今まで、九州の宮崎大学、山形の加茂水族館、男鹿GAOで見た事がありますが、
 広報係はハナデンシャを見つけたら、ウミウシ観察をやめるかも知れない?
 それだけ、出会いたいウミウシNO.1です。
  秋田県立図書館で初めて見た『相模湾産後鰓類図譜』。
 ハナデンシャはあまりにも衝撃的で、どんな生物なのか?
 親子共々、想像もつかないような画像、生物でした。
                                            記録係

2004年 9月 宮崎大学で撮影、
初めてみたハナデンシャに感激でした。




   1月  1日       
  あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。
 日の出前に神社へ行って、それから例年どおり海へ、
 強風波浪警報も出ており、NETで確認の入道崎は風速19mと強く、あきらめ、
 南側の鵜ノ崎海岸まで行きましたが、波の高さから海での観察は中止しました。
  昨年末、SONYの防水ビデオカメラを買いました。
 今年は手軽に水中映像が動画撮影出来るので、
 3万円代のカメラでどんな映像か?楽しみです。
 下画像は新しいビデオカメラの静止画です。
                                            記録係

昨晩、本物のなまはげが「ケラ」を狛犬等に縛って行きました。
本物のなまはげは存在していました。
男鹿半島でも本物は珍しいです。



250m沖まで遠浅の鵜ノ埼海岸です。
2014、07、03 AM 風速10mくらい


我が家のお正月
床の間に天神様、ご先祖さまの掛け軸をかけます。



もう一つの部屋の床の間、うみうし様(カガミモチウミウシ)。
以前は鏡餅でしたが、十数年前から一升餅のうみうし様になりました。
農家の親戚より毎年、30Kの餅米をいただきます。
掛け軸は「宝」という字だそうです。
1月の7日まで掛けて、日の出、11日の蔵祝いに、大黒様と変わって行きます。
最近この地域でも蔵祝い(蔵開)などする家はめずらしいです。
16日は「地獄の釜」も休むそうで、我が家ではお風呂に入りません。
我が家の年中行事も今年ご紹介したいです。





2013年 へ    ホームへ