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   11月 11日  水槽海水温15℃
  先週の日曜日水槽の水換えをしました。
 海の水温は17度、水槽の海水温が12度、ヒーターを入れて15度に設定しました。
 今朝の水槽の海水温は13度、昨年購入の160Wのヒーターは調子が悪いのか?
 以前使用の物と交換しました。
  サガミミノは海水温が下がるとハナゴケも食べず、動きも遅く、ヒーターを入れた途端元気に
 動き回っているようです。
  今日、5個体を確認、どの個体も1pくらい、以前より少しですがピンク色が濃くなった気がします。
 明日の天気次第ですが、エサ採りに行きたいです。
 水槽の温度も海の水温に合わせて、同じ温度にしています。

  11月に入って新しいビデオを作っています。
 今回はプレミアの他、アフターイフェクトも入れイラストの動画で「卵割」を作っていますが、
 難しい、難しい、何が何だか全然わからない・・・。
 でも、来年の1月の完成を目指していますが、ちゃんと作れるか心配です。
 今朝も5時から作業を始め、これからどんどんパソコンに22年分の動画を貯めて行きます。
                                               記録係


サガミミノウミウシ 2017・11・11
体長 約10mm



   9月 11日  水槽海水温23℃
  9月に入ってだんだん水槽の温度が下がってきました。
 3日、ハナゴケが付いた石を入れたのですが、3日間くらい石に移らず、
 1個体がこの石に移動したところ、半日くらいで4個体が移動(エサのハナゴケ)、
 2〜3週間でエサを与える今の季節、エサのハナゴケが海で少なく大変です。
 6個体の体長は10〜13mmくらい、大きくなるとエサの食べっぷりも違い、、
 このまま大きくなるのか?

  十数年前、放流についての話を聞きました。
 海が※ヒトという生物の都合の良い生物だけの海になったら、
 そして、そのエサになる生物はどうするのか、そして、そのまたエサの生物は?
 秋田でもハタハタ他、魚の放流事業が行われています。
 自然を取り戻すため、「ホタルの放流」、
 秋田では聞けない「放流はすべてやめた方がいい」そんな考え方です。

  我が家の水槽のサガミミノウミウシ、元々、親の親は海にいましたが、
 海から採集したものではありません。
 うみうしと出会い20数年、沢山の人からお話を聞き、親子で勉強してきました。
 水槽のサガミミノウミウシ、我が家では放流できない訳です。
                                               記録係

       ※ 脊索動物門 Homo sapiens 標準和名 ヒト



サガミミノウミウシ 2017・9・7
体長 約10mm



   8月 22日  水槽海水温26℃
  あっという間にお盆も終わり、今日は久しぶりの雨、気分的にユックリです。
 早朝の海水採取で、水槽の水交換(半分)、水槽の掃除(正面ガラス拭き)をしました。
 水槽のガラスに1個体がいて、サガミミノウミウシは全部で6個体を観察出来ました。
 一番大きな個体で10mmくらい、小さな方は3〜4mmくらい、
 このまま大きく成って行くとエサ採りが大変です。

  さて、今年の夏は男鹿半島南側の磯を観察していますが、多い時は一回の観察で、
 アオウミウシ30個体、シロウミウシ10個体、場所が今まで観察の磯より沖へ移動していました。
 以前、観察場所は、少なかったカズノイバラやウミゾウメンなどが見られ、磯の環境が変わったのか?
 カズノイバラは男鹿ではエゲシと言われ食用海藻で、以前はもっと岸に近い方にありました。
 また、今まで綺麗な磯に薄くヘドロのような物が増え、前も大雨の後にはよくありましたが、
 海が荒れるとなくなるのが普通で、量が増えたのかへドロのような物が洗い流されていない感じです。
 アオ、シロは確認出来ましたが他の種はいませんでした。
  でも、8月6日にウスイロウミウシを見つけたので、同じ磯の他の場所を探したら、
 他の種との出会いがあるのかもしれません。
 最近、数は少ないですが、アンドンクラゲが待っているようで、海は怖いです。
                                               記録係



サガミミノウミウシ 3個体 (右側の隣に小さな個体)


サガミミノウミウシ 2017・08.18
大きさは?mm  私の人差し指で大きさを判断して下さい
6個体とも大きく成って肉眼ですぐわかります



   8月  6日 
  久しぶりに飼育係と二人、男鹿半島南側へ、今まで我が家のホームグラウンドの場所。
 いくら探しても全然いなく、ガックリ、それではもっと沖をと思い、20〜30m沖を探してみました。
 5個体くらいがグループとなり、アオウミウシ30個体以上を観察、
 そして、シロウミウシも10個体くらい、今までの場所からもうチョット沖へ、移動したようです。
  ところで、1.5cmくらいのシロウミウシを見つけました。
 なんとも思わず、手に取って見たところ、黄色線内側が青い感じでした。
 採集して、家に帰って、カメラで見たところ、青い点がハッキリ見えました。
 海ではハッキリ見えないのに、カメラではなぜハッキリ見えるのか?不思議です。
 男鹿での106種目、ウスイロウミウシを見つけることが出来ました。
  後で詳しく書きますが、以前も見たのですが、私はシロウミウシとの違いがわからず
 正確には私にとって2個体目ということになります。
  青い点がきれいで、とてもかカワイイ、うみうしです。
  近日中に106種目のページを作ります。
                                            記録係


ウスイロウミウシ 2017・08.06


   8月  2日 
  5月から観察のサガミミノウミウシ卵塊、幼生は沢山映像を撮る事が出来ましたが、肝心な所の映像が無く、
 100ミクロンの映像はそれだけ難しいのかと思いました。
 現在、4mmくらい1個体、0.5mmくらい、3個体を確認しています。
  下画像は200μくらいの個体ですが、可愛くないですか、見ていてあきません。
 ガラス容器3個で飼育したのですが、あまり大きくなれず、失敗に終わってしまいました。
 水槽では今まで6個体を確認していますが、今日の確認では4個体です。
 今年の6月は気温が低く、水温が高くならなかったのが原因かと思っています。
  親の2個体がエサが無いからと思って新しいハナゴケを入れたところ、食べずに小さく成ってしまいました。
 後で水槽の中をカメラで拡大して見て、水槽の中にはまだハナゴケが沢山あることがわかりました。
  結局、一度も海を知らないサガミミノウミウシを1年間、飼育して、気持は複雑ですが、
 4個の卵塊を提供してくれた事に感謝したいと思い、我が家で何かウミウシの為に出来る事があるのか?
 そんな事を考えました。
                                            記録係


これがサガミミノウミウシの赤ちゃんです!!
超可愛くないですか?
( クローズUPレンズNO.3 2枚 + 顕微鏡接眼レンズ 10X )
泳ぐ事をやめて歩き始めて1週間くらいの個体だと思います。
卵から孵化して貝殻を脱ぎます。
繊毛が無くなり歩き始めます。
背面に大小2つの突起が出てきます。
それから、前の突起が二つに分かれ大きくなります。
そして、後ろの突起が二つに大きくなります。


前の突起だけ大きくなります。
後ろの突起は小さく見えないと思います


四本の突起が見えます。


体長0.5mmくらい、6本突起でおおきくなりました。肉眼では全然見えません。
でも3枚を比べると大きくなっています。
(下3枚はクローズUPレンズ3枚、同じ大きさの画像です)


   6月 17日 
  クロモウミウシとヒメクロモウミウシ、どう違うのか?
 両方付いている本が、『富山湾産後鰓類図譜』
 クロモウミウシには鰓突起内面に樹枝状脈肋があり、無いのがヒメクロウミウシと書いてありました。
 樹枝状脈肋とは白い部分なのか?
 眼域が黄白色がクロモ、白色がヒメクロモ、比べてみてますます???。
  もしかして、2016年4月の個体(下画像)はどちら、ますます判らなくなって混乱 ・・・。
 以前の画像(最初は2001年)を探してもっと比べて見ねば、むずかしいです、ウミウシ。
 今年観察の個体はクロモウミウシに間違いないと思いますが。
  クロモウミウシのページの一部を変更しました。
 (『相模湾産後鰓類図譜』には新稱でクロモウミウシの記載があります)
                                            記録係


2016年4月観察したヒメクロモウミウシだと思っている個体です。


今年5月観察の個体、上下画像を比べて見て下さい。
下画像の鰓突起先端部が丸い感じ、違いがわかると思います。
樹枝状脈肋」他のサイトを見ましたがそんな事書いていません、
私は古いんでしょうか、みんながどう思うのではなく、
論文の発表者の馬場先生がどう決めたのか、
そこが問題だと思います。


   5月 31日 
  5月25日サガミミノウミウシのエサ採取&5/4採集の2種(クロシタナシ、オオミノ)を帰すため、
 夕方の干潮に合わせて男鹿半島北側へ、
 波は穏やかで、小さなハナゴケが付いた石を3個すぐに見つける事が出来ました。
  帰ろうかと思っていたところ、「ヒロの海」で見た事があるような、うみうし・・・。
 家に帰って我が家のホームページを見ましたが、今まで採集記録は無いようです。
 男鹿での、105種目、とにかく嬉しいです。
  ヒメクロモウミウシは何回か出会いがありますが、クロモウミウシは初めてでした。
 違いは、突起部が白い点状のヒメクロモウミウシ、線状のクロモウミウシのようです。
 撮影後の27日、クロモウミウシは元の採集場所へ返して来ました。
 数日中にクロモウミウシのページを作ります。
                                            記録係






クロモウミウシ  2017・5・25   35mm
採集場所海水温 18度




   5月 11日 
  連休も終わり海水温の入れ替わり多い季節となって来ました。
 磯の海水温は場所によって違い、18〜14度くらい、でも気温が暖かいと
 海に手を入れても寒く感じません。
  ところで、昨年購入のデスクトップPCですが、IEEE1394のキャプチャーは調子よく、
 ストレスなく使用できますが、HDMIのキャプチャーは画像が落ちて、
 色まで違い、失敗でしたが、まずはIリンクだけでキャプチャー出来るため、
 このまま使おうと思っています。
  (以前のノートPCは忘れたころに動き出すほど時間が掛かりました)
  フルハイビジョンHDV16:9映像、以前のDV4:3映像は大きくすると少しボケますが
 一緒にまとめて何とかブルーレイで焼くことが出来るようになりました。
 今までの20数年分の映像をまとめて、新しい作品を制作したいと考えています。

  今年になってある本を読んで、「北国の冬、生活するには縄文の昔から食糧が豊富で、
 雪の中に保存も出来る、そんな利点もある」そんな内容でした。
  温暖な海でのうみうし画像は沢山ありますが、北国のうみうし画像は少ないです。
 男鹿半島で北国のうみうしを観察出来る事は、我が家の利点なのか?
 本を読んで、そんな事を感じました。
                                            記録係



5月  4日 快晴 べた凪
岩が白く見える所は塩?




   4月 27日 
  日曜日、23日、波はチョットでしたが、干潮で何とか観察できました。
 いつも海へ入って見る場所は同じような所が多いのですが、
 小さな5cmくらいから20cmくらの石が集まっている所、
 どこを探しても、うみうしはいる訳でもなく、そんな場所を我が家では
 「うみうしわな」と呼んで、自然のままで手を加えない様に、
 観察したら石を元の状態に戻します。
  普通の場所だと、転石は移動する為、海藻も付かず生物は少ないのですが、
 大きな岩の陰、また、岩に囲まれている所などでは、石は動かず集まっている所があります。
 結局、波が高い時でも、影響を受けないような所にうみうしは多くいます。
 そんな「うみうしわな」の一つに「ヒロの海」名前の通り、ヒロウミウシが多くいる所ですが、
 大きな石を一つずつ裏がえし、また元のように戻して来ます。
 次に行った時に、また、別の種が観察できます。
 石ごと(エサ)採集して来た時は、その石を元の場所へ返します。
 そんな「ヒロの海」で下画像の、ヨツスジミノウミウシを2個体見つけました。
 採集して帰ってすぐ水槽で撮影。

  次の日、24日早朝、その2個体を元の「ヒロの海」へ帰しに行ったら、もう1個体、
 計3個体いた事になります。
  24日、風はフォローで、海は穏やか、今年最高の干潮、
 そのまま「ヒドロ島」へ、今まで見た事のないようなたくさんのキタエダウミヒドラ。
 全然波がないと3月とはまるで違う海の景色、
 海は1時間くらい、春爛漫、まだまだ男鹿の海は「うみうしの季節」、
 秘密の花園、「ヒドロ島」を見て嬉しくなって帰って来ました。
                                            記録係


ヨツスジミノウミウシ



岩の白い所は普段は海の中です


さて、このうみうしは、
角の先端が丸い・・・???



   3月 26日 
  昨日は、干潮、風も少し、波も少しありましたが、最高の条件です。
 昨年観察出来なかった、ヒドロ島で何とかキタエダウミヒドラを見つけ、
 海の中は、いろんな種のヒドラがたくさん、春、満開です。
 一年で一番海水温が下がる3月、あと一カ月くらいはヒドロ花が観察できます。
  やりました!昨年は見ることが出来なかったキタエダウミヒドラを採集、
 ヒドロ島はいつも波が高く、観察出来る日は少なく、
 大きな(2.5cm)コザクラミノウミウシが水深0cmのところで、
  そして、7mmくらいの・・・、透明なうみうし、小さくてよくわかりません。
 105種目か、観察終了、採集してすぐ帰って来ました。
 家に帰ってすぐ、カメラで確認、エダウミウシ?透明な種???。
 今まで見た事がない、エダウミウシの透明バージョン、
 結局、Sea Slug Forum 久しぶりです。
 英語の得意?な私でも和訳でだいたいの意味はわかります。
 同じような透明な台湾の個体を確認、やっぱりエダウミウシのようです。
  ところで、採集のキタエダウミヒドラを撮影していたら、ミノウミウシの仲間?発見!
 ピリカミノウミウシのオレンジバージョンでは、と思う個体が付いていました。
 5mmくらいと小さく、観察を続けて後で正確な画像をUPします。
                                        記録係


エダウミウシ(透明タイプ)?


ピリカミノウミウシ?


メバル(シロメバル)だと思いますが、
潮だまりの中で簡単に捕まえました。
25cmくらい、美味しそうでも海産物の採集はしないので、
「恩返し!」 メバルにそう言って海へ帰しました。
網(たも)は、海の中で杖代わりに持ち歩いています。
深さを測ったり、うみうしの採集で、いろいろ大変便利です。





   3月 13日 
  昨日、「2017春の文化祭 お楽しみカフェ」 うみうしファミリー全員で行ってきました。
 朝から飼育係は、アンケートを作り、展示品を持って会場へ、
 18枚 × 3段 54種のうみうしを一面に展示出来、見ごたえがありました。
  一日会場にいた広報係の話では、うみうしを初めて見る人が多いようで、
 男鹿半島にこんなにいることにビックリとの声もありました。
 時間をかけてユックリ見ていただい方が多かったようで、ありがとうございました。
  私は途中でサガミミノウミウシのエサ採り、天気は最高でも波が高く、
 うみうしの出会いはありませんでしたが、ハナゴケは簡単に探す事が出来ました。
  ところで、今年購入の胴長に穴があるようで、両足が濡れてしまい、
 早く修理して次に備えたいです。

  アンケートで人気NO.1はアオウミウシでした。
 広報係の得意な「うみうし自慢話」トークもあったら、もっと面白かったと思います。
                                        記録係




また、「うみうし博物館」行いたいです
お声をかけて下さい






   3月  9日 
  昨日、仕事が休みの広報係、春休み中の飼育係、
 やっと確定申告の終わった私、3人で「うみうし画像」の展示をしてきました。
  54種をA4でプリントしたもので、家の中ではすごい数と思っていましたが、
 さすが元学校のホールでは、18枚 × 3 で収まりました。
 テレビを持ち込み、DVDの放映も予定しています。
  お時間がありましたら、見学に来て下さい。

 昨年末から諸事情によりファミリー日記をお休みしていました。

                                           記録係

   2017春の文化祭 お楽しみカフェ
  3月12日 (日) 10:30 〜 14:00
  船川北公民館 (旧船川第2小学校)
  
男鹿市船川港比詰字大沢田44−4
             駐車場は体育館前グランド、
             又は男鹿市総合運動公園駐車場
             内ズックをご持参下さい


横18枚、3段のA4のうみうし画像がが小さく見えます。
100えんShopのフォトフレームの為、1個が壊れてしまい
正確には53種、当日まで直します。

  
研究者はどんな生物でも食べてみる、うみうしを食べる男
上画像は広報係制作の「うみうしパン」
背面の縦縞はチョコレート色?味は???

3月12日の
お楽しみカフェでは「うみうしパン」の
展示も試食もありませんので、ご安心下さい

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