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   5月 02日 
  4月、5mmくらいのミノウミウシを見つけて、3週間観察しました。
 2週間で倍くらいの大きさになり、ヒドロ虫(下画像)を食べている事が解りました。

  ピリカミノウミウシはキタエダウミヒドラ Eudendrium boreale Yamada,1954
 しか食べない。(うみうし通信 No.30)

  キタエダウミウシヒドラを観察出来る所は、波がまともに打ち付ける磯にあり、
 荒波でウミウシは簡単に食べる事は出来ないような所で、
 キタエダウミヒドラには小さな種のミノウミウシの仲間が多く観察出来ます。
  下画像のヒドロ虫はキタエダウミヒドラと花の大きさは同じくらいですが、
 石の裏側で、男鹿では比較的に簡単に観察出来る種、花径、花の形はにていますが、
 樹状に大きくなるキタエダウミヒドラと違い、茎は短い。
 4月後半になって、子嚢も確認出来、このヒドロ虫がどうなるのか観察を続けます。
 
  このヒドロ虫が別種だとすると、2種のヒドロ虫を食べる事は新しい発見です。
 平野先生のお話では、北海道〜千葉県あたりまで観察されているそうです。

                                           記録係



ピリカミノウミウシ



ヒドロ虫 石の裏側で、大きさは1〜1.5cmくらい



花径 約2mm (1mmのものさし)



キタエダウミヒドラ だと思う種 樹状に大きくなり5cmくらい




   3月 02日 
  2月28日、今年最高の干潮に合わせて、男鹿半島北側へ行って来ました。
 1月、2月と三回目ですが、エムラミノウミウシ、オトメウミウシが観察出来ていますが
 28日の個体は?・・・。
  初め、アカエラミノウミウシかと思って採集しようか迷いましたが、
 結局、採集して、それから家へ帰って海水を汲みに行き、水槽を立ち上げました。
 昨年購入の新しいビデオカメラで撮影し、カメラに静止画機能は無く、
 PCでビデオ映像から静止画を取り出しに何とか成功、初めてのビデオカメラからの
 ウミウシ画像です。
                                           記録係



セトミノウミウシ

2cmくらいの個体ですが、アカエラミノではないと思い採集しました。
カメラで撮影するまで???で、もしかして・・・。
107種目かと思いましたが、残念でした。



   1月  5日 
  あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。

  今年、雪は平年並みの「なまはげの里」ですが、
 横手、湯沢は、ものすごい雪のようです。
  秋田は雪国だと思っている人が多いですが、
 男鹿は1mも雪が降る事はめったにありません。
 同じ秋田県でも、場所によって違いがあります。
 男鹿は雪も降りますが、北国と言った方がいいと思います。
 男鹿の北側、入道崎は風で雪が飛ばされて積雪が少ないです。
 南側の門前は暖かく積雪が少ないです。
 同じ男鹿半島でも南と北で、冬景色が違います。
 そんな雪も吹き飛ぶ北側の海、演歌が似合う、鼻水も凍る男鹿の海、
 これからが男鹿のウミウシの本番(シーズン)です。

  ウミウシという生物にとりつかれて26年目です。
 昨年、25周年記念の発表会を予定していましたが、
 コロナ騒動で出来ませんでした。
 今年、発表会を計画しています。
                                           記録係



カガミモチウミウシ
Happy newyear Namahage. 2021

一升餅の開運 「うみうしさま」 です。



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